皆さん、こんにちは!テレシー採用広報の石井チャンです。
さて、昨年末に3本更新していたテレシーが制作に携わったテレビCMの撮影秘話を聞くシリーズ(第1弾、第2弾、第3弾)、今回の第4弾で一旦今シーズンは最後になります!ということで、
ラストを飾るのは『エランコジャパン』様のこのCM!
[Production Member]
CD : 村井陽介 Planner : 勝浦千賀 Sales : 開米由梨
デヴィ夫人と愛犬モカちゃんとの触れ合いからワンちゃんへの愛が伝わってきて温かい気持ちになると同時に、ワンちゃんの外耳炎症状に関する知識も得られて、何かあったら獣医さんのところに連れて行こうとペットオーナーの皆さんは思われたのではないでしょうか?
また、白と淡い紫を基調とした上品な印象を受けるセットも、デヴィ夫人の印象と調和していて印象に残りますよね!今回もこのCMができるまでにどういう制作工程があったのか?ワンちゃんがいる撮影ではどういう工夫がなされるのか?など制作メンバーに詳しく聞いてきました!それでは。
Q1 お客様にどういう課題やご要望がありましたか?
勝浦)クライアントさんのご意向として、まず、ペットオーナーさんたちに犬の外耳炎症状の注意喚起をしたいという想いがありました。
犬の外耳炎は、放っておくと手術が必要になるケースもある病気なのですが、ペットオーナーさん達が犬が外耳炎になるとどういう症状が出るのかを知らなかったり、自宅での点耳薬がちゃんとできているのか不安を抱えていらっしゃったりすることがあるので、まずは外耳炎の症状について周知したいということ。
そして、もしそういった症状が見られた場合には動物病院へ行き、獣医さんから処方される薬を使いましょう、また、点耳薬は苦手という方に対しては病院で正しい方法を教えてもらいましょうという啓発の目的がありました。
Q2 Q1を受けて、どう制作を進めていきましたか?
勝浦)「啓発」が目的なので、外耳炎の症状を知らないペットオーナーさん達に対し、犬の外耳炎の症状をビジュアルで明確に伝わる内容にすることに加え、「外耳炎サイン」という耳に残るキーワードを用いて、「なんだろう?」と印象に残るように意識しました。
1人でも多くの方に犬の外耳炎について知ってもらうためには、CMの訴求内容によっては、出演者の方がノンタレの方だと目立ちにくかったり、色んな方に気付いていただきにくかったりするケースもあるので、多くの方に届く形にするために“犬好き”のタレントさんを探しました。
魅力的なタレントさんが複数いらっしゃった中でも、今回は犬好きとして広く認知されているデヴィ夫人に出演依頼をし、大変ありがたいことに快く引き受けてくださいました。
Q3 今回の制作メンバーはどのように決められましたか?
勝浦)案件が重なった時には、矢野さんと村井さんが「この人にはこの企画が良いだろう」とメンバーをアサインしていくことが多く、今回の場合は、私が実際に犬を飼っているということもあったので、メンバーとして参加させていただきました。
矢野)CMというのは、既にそのサービスを使っている方、もしくは、そのサービス群を将来的に使うだろうという方へ向けた発信なので、やはり、商材理解に一番深い人がプランニングを担当した方がいいと思いますね。
もちろん体験したことのない商材を扱うことも多々ありますが、そういう時は、まずは自分で体験して一顧客となった時の視点がやはり一番強いので、そういう意味でも実際にペットオーナーである勝浦さんは、プランナーとしてベストな選択だったかなと思います。
あと、今回の商材の「啓発」というジャンルは、具体的なサービスの訴求よりも、もっと概念的、抽象的な表現が求められる中で、勝浦さんはハートフルでストーリー性のある企画を考えるのが得意なので、目的の「啓発」という部分で言っても、ベストな選択だったと思います。
Q4 今回のCMで最も大切にしたことは?
勝浦)どんなお仕事でも、作品のクオリティにこだわるのはもちろんなのですが、今回は特に、大事な家族の一員でもあるワンちゃんの健康に関わる「啓発CM」だったので、外耳炎の症状や放置することのリスク、またペットオーナーさん達に実際にどんなアクションを起こして欲しいのか、今回の場合は「外耳炎かも?」と思ったら放っておかずに動物病院に行きましょうということですが、そういった行動喚起にきちんと繋がるCMにすることを大事にしました。
Q5 これまで担当したCMと異なる点は?
勝浦)今回は、CM映像だけではなく、ポスターや配布物など他のところでも連動して納品をする案件だったので、平行して、動物病院への配布用ポスターも作りました。CARTA HOLDINGS内の別事業部のアートディレクターにもチームに参画していただいて、ビジュアルをきちんと作っていく作業があったところが、これまで携わったCMとは違う部分だったかなと思います。
矢野)テレビCMは「認知」や「興味喚起」というところまではとれるのですが、商材によってはポスターを動物病院に貼って、ターゲットの生活導線にもしっかり配置することで、テレビCMを見た人に二重に認知してもらう“メディア横断”というのをよく活用するんですよね。
テレシーとしては、今後こうしたテレビCMを中心としたメディア横断を増やしていくために、統合的なクリエイティブプランニングを強化していきたいと思っています。
テレシーは、webマーケティング会社や事業会社が同グループ内にあるので、組織を横断して色々なコラボができるというのは強みでもありつつ、クライアントさんにとってのベストアンサーがグループ外にあるケースもあるので、クライアントさんの課題や僕らの目指したいところを勘案しつつ、提案毎に柔軟にチーム作りをしていきたいなと思います。
Q6 今だから話せる話“ここだけの話”!
勝浦)商材がワンちゃんの案件だったので、CMにも実際にワンちゃんに出演してもらったんですよね。動物の撮影は実際に現場でどういう反応をするか全く予想ができない上、今回はタレント犬ではなく、実際にデヴィ夫人が飼われているワンちゃんに出演してもらうということになっていたので、実は当日を迎えるまでだいぶドキドキでした。(笑)
でも、いざ撮影が始まると、とーってもお利口さんで「この時にこの表情をしてほしい!」という時にバッチリ決めてくれたので、ポスター撮影まですごくスムーズに進められたんです!本当に助かりました!それに、現場にワンチャンがいることで、スタッフさんも「可愛い〜♡」と喜んでいる様子も見られて、終始良い雰囲気で進められたんじゃないかなと思います。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました!
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