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CREATIVE #2 ▶︎ 〔CM Purpose : to B 認知〕|DIGITALIO様|「全体的に細部までクリエイティブにこだわった案件だったと思います。」

皆さん、こんにちは!テレシー採用広報の石井チャンです。

さて、今回も前回の「ディー・オーエス様」に続き、テレシーがこれまで制作したテレビCMの中から4作品を厳選し、各作品の制作・撮影現場の様子についてクリエイティブチームを中心にインタビューをした内容をお届けします。

第2弾は、『DIGITALIO』様のこちらのCM!

[Production Member ] 

CD : 村井陽介 Planner : 矢野潤一 Sales : 開米由梨

ターザンのようにぶら下がったデジ子さんが、豪快に「面倒」と書かれた壁をぶち破るこのCM。それも、何度も。少し想像するだけでも、撮影現場はどんな様子だったのだろうか?デジ子さんは一体どんな方なのだろうか?と気になりますよね。どういうお客様のご要望や課題感からこのCMが誕生したのか?もちろん今回も撮影現場の“ここだけの話”も聞いてきました!それでは。

Q1 お客様にどういう課題やご要望がありましたか?

矢野)今回ご依頼をいただいたDIGITALIOさんは、「デジコ」というデジタルギフトサービスを扱う企業様でした。

まず、“デジタルギフトサービス”について補足しておいた方がいいかなと思うのですが、例えば、ある企業が「SNSに投稿してくれたら、電子レンジ(もしくは、3000円分の金券)をプレゼント!」といったSNSを用いたキャンペーンを実施する場合、その商品や金券を自社で抱えて郵送したり、そのためにユーザーから個人情報を含む様々な情報をもらう必要があったり、、、と様々な作業が必要になります。

ですが、これらの作業を全てデジコに任せると、自社で商品在庫を抱える必要もなければ、金券のギフトの場合も当選者だけにデジタル上で都度発行から送付までできるという、まさにギフト系のサービスとして素晴らしい内容なんですよね!

ただ、「デジタルギフト」というワードが見る人に届きづらいかもという懸念もあったので、クリエイティブでその表現を押さえつつも、想起率や市場認知率を高めて「デジタルギフトと言えばデジコ」を視聴者の方々に印象付けたいということが一番の目的でした。


Q2 Q1を受けて、どう制作を進めていきましたか?

矢野)まず、「カテゴリ認知」を考えた時に「デジタルギフト(=カテゴリ)によって得られるベネフィットは何か?」ということを認知させるために、見る人に「なんかデジタルギフトって良いかも?」と思ってもらう必要があるよねと、その上で、「デジタルギフトといえばデジコ」という「ブランド認知」から実際の利用まで持っていきたいという想いがあったので、特に認知に向けた速いアクションが求められていました。

ですので、強みを伝えていくことも大事にしながら、ブランド認知として「デジタルギフトをシンプルに」、さらにタグラインとして「デジタルギフトはデジコ」というのを一緒に提案しました。

最終的に採用されたものは、大きなカテゴリ認知を取りつつ、新たにデジコのブランド認知をさせていくというもので、デジタルギフトに関する様々な面倒事から解放されることを表現してカテゴリ認知を抑えつつ、ブランド認知として「デジタルギフトといえばデジコ」というサービス名を繰り返した提案でした。

ただ、ここまでだけでは、実は、カテゴリ認知とブランド認知しか担保できていないので、さらに、テレビCMで用いたクリエイティブ表現を再活用しながら、サービスをより具体的に説明した3パターンのweb動画をターゲットに合わせて配信しました。

ターゲットを潜在層、準顕在層、顕在層のファネルで区切って、ニーズの高い人にはより具体的な内容のコミュニケーションをしていくような配置にしたことが今回のポイントですね!


Q3 ターゲットに合わせて、動画も複数制作したということですか?

矢野)そうですね。本来ですと、各ファネルに向けたメッセージというのは、各ターゲットに対して響くメッセージが違うので全然変わってきます。

ただ、今回に関してはクリエイティブは統一しました!

メッセージは変えましたが、「デジタルでシンプルに」という核の部分は全てのファネルに共通して伝えたいところだったので、表現は統一しました。その理由としては、CMで認知を取れるので、そこで認知した人の中で興味を持って下さった方々を準顕在層、顕在層に引き上げて、CMを見た人が購入に至るようにイメージを繋いでいくという意味で、テレビCMで作ったクリエイティブをそのまま生かし、もっと具体的にした短いweb用の動画を作りました。

また、webの場合は、なるべく短く訴求していくのが大事なので、頭5秒で壁をぶち破る表現を入れて「なんだこれ?」と興味を引き、スキップされないようにする構成を組みました。


Q4 進行する上で立ちはだかった壁はありますか?

矢野)壁をぶち破るシーンは失敗ができない状況だったので、撮影する上で一番大変でしたね!(笑)

流石に一発ではできないのでスタンバイ用の壁を用意してはいたものの、紙の壁だったので、その都度張り替えて、アイロンをかけて…という時間が必要、かつテイク数もどんどん増えていってしまうので、キャストの方にかなり事前練習をしていただきました、、、

さらに、壁を破るときのシュールさや、着地の角度なども色々と検証していたので、村井さんを中心に制作会社とセットに関してもかなり細かく撮影前に擦り合わせました。キャストの方を始め現場の皆さんの協力もあって、無事良い破り具合が撮れたので本当によかったです!


Q5 今回のCM制作で最も大切にしたことは?

矢野)デジタルギフトサービスにはデジコの他にもサービスがありますが、実はテレビCMを放映するのはデジコが初めてだと思います。

ただ、サービス自体の理解が難しいものなので、テレビCMでサービス内容を正確に伝えるのは難しい、ひとまず「“デジコ”というのがデジタルギフトに関わるサービスである」というのを知ってもらおうと思ったので、「デジタルギフトサービスとしてのデジコ」というのをとにかく見る人に残すことを大切にしました。

なので、名前とデジ子というキャラクターでデジコのロゴをきちんと認識させて、そこでとった認知を元に、同タイミングでwebで解説動画を流すことで理解はそちらで深めてもらうという導線を狙っていました。

あくまで、テレビは「認知」、webで「理解」というミックスメディアで展開した案件になります。


Q6 今だから話せる“ここだけの話”!

矢野)他の指名案件のクライアントさんに対しても、「テレシーとはどういう会社なのか」について資料を用いていつも初めに説明する時間をいただきますが、特に今回はグループ内のクライアントさんだったこともあり、よりテレシーって実際にどういう感じになっているのかと力量を見られる感じもあったので、いつも以上に緊張した案件ではありましたね!(笑)

村井)あと、このCMには壁を破るシーンがあったので、アクションができるモデルさんに出演をお願いしました。ただ、全部で4カット撮影する必要があったのですが、予算の関係から破れる壁の枚数に限りがあったので、予行演習をかなりやっていただきました、、、ターザンロープにぶら下がって、しかも、デジコお面を被って、、、、!ものすごく健気に頑張ってくれていましたが、実際にはかなりハードワークだったと思います。

矢野)それに、結構セットの高さがあったんですよね!もちろん分厚いマットを用意して安全に着地できるようにはしていましたが、とても足で着地できるようなスピードではなく、背中から落ちるような形だったので、もうキャストさんには頭が上がらないですね。

矢野)他にも、より印象に残すという意味で、監督に絵づくりにこだわっていただきました。例えば、背景の色づくりでNHKの体操番組のような世界観を作ったり、お面も「軽いけど丈夫、かつザラっとしていて高級感がある」といった凝った質感を出してもらったりと、美術さんに非常に細部までこだわっていただきました。とにかくクラフトを頑張った案件ですね!

村井)あと、面倒を抱えている人の表現を最初は人でやろうと思っていたんですが、最終的にはマネキンになりました。監督との話の中で、人がそこで変にリアクションを取るよりかは、マネキンの方がシュールな世界観の中で「面倒な作業」が際立つのではないかということで、マネキンを採用することになりました。我々の提案を受けて、「そうしましょう」と決めてくださったクライアントの担当者の方々も同時に凄いなと思いました。

ただ、マネキンはマネキンでかえってシーン毎に体勢を変える必要があったので、「可動式のマネキン」を探すのにかなり苦労しましたね。(笑)担当してくれた制作会社のPMの方は、「もう二度とマネキンを見たくない」と言っていました。(笑)

突き破る時の気持ちよさのところでも、なかなかテレビCM撮影でやることはないので、テレビのバラエティ番組の制作が得意な制作会社にお願いをしました。全体的に細部までクリエイティブにこだわった案件だったと思います。

今回も最後までお読みいただきありがとうございました!

〔テレシーTwitter情報〕

テレシー公式→@telecyTV

代表取締役CEO・土井健@KenDoi8

採用広報・石井チャン→@telecy_ishii

ストラテジックプランナー
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ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー テレシー https://telecy.tv/ 「100万円から始められる運用型テレビCMサービス」 テレビCMの効果を、ネット広告で馴染みのあるCPM/CPA/CPIといった指標で把握し、 日本最大級のテレビCMデータを活用したAIで自動最適化。 今までの常識を覆す運用型テレビマーケティングを実現します。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 【テレシーの"4Spirits"】  “いま”テレシーパーソンが持つべき、そして武器とする核となる人間の力   No.1 真摯    私たちは真摯さを大切にする。    効果を明確にし、本質的な成果に向き合う。    クライアントから預かった資源を最大化する。   No.2 早くて速い    私たちはクライアントの求める早さと速さを兼ね備える。    検討を早く、意思決定を早く、着手を早く。    思考を速く、行動を速く、応答を速く。   No.3 ブルドーザーシップ    私たちはまるでブルドーザーのように、道なき道を突き進む。    道が荒れていても切り拓き、整備して開拓していく。    自らが先頭に立ち、カオスを変えていく推進力を持つ。   No.4 必然をつくる    私たちは必然をつくり出すことを追求する。    偶然の産物でなく、再現性のある仕組みをつくる。    何度でも成功を提供し続けることに挑戦する。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 【成功事例】 ▶︎「人気Youtuberヒカル率いるNextStageメンバー出演の『ラグナドール』新テレビCMを放映!」~2021年9月17日より関東・関西エリアを中心に全国各地で放映〜(https://telecy.tv/%e3%81%8a%e7%9f%a5%e3%82%89%e3%81%9b/685/)  株式会社gumiの子会社で、モバイルオンラインゲームの開発をおこなう株式会社グラムス(東京都新  宿区、代表取締役社長:谷 直史)が提供する新作タイトル『ラグナドール 妖しき皇帝と終焉の夜叉姫』(https://ragnador.jp/ )の新テレビCM放映を担当し、本日2021年9月17日から関東・関西エリアを中心とした全国各地で放映開始。人気Youtuberヒカル率いるNextStageメンバー計7人が出演し、7人でオンラインマルチプレイをしている様子を放映した。 ▶︎「クリームシャンプー『KAMIKA』のテレビCMを企画から制作・放映・効果測定まで  トータルサポート」~2021年8月20日から北海道エリアにて5度目の放映~(https://telecy.tv/press/623/)  株式会社ECH(東京本社:東京都目黒区、代表者:井関 貴博)が販売するクリームシャンプー「KAMIKA」(https://kamikacosmetics.jp/ )のテレビCMを企画から制作、放映、効果測定にいたるまで、トータルで担当。2020年11月の静岡・新潟エリアでの初回放映から今回で5度目の放映となり、2021年8月20日から29日まで北海道エリアで放映した。 ▶︎「広瀬すずさん出演の『トゥーンブラスト』新テレビCMを8月13日より放映!」  ~前回放映されたテレビCMの成果を踏まえ、第2弾~(https://telecy.tv/press/599/)  トルコのモバイルゲーム会社Peak(トルコ・イスタンブール、CEO:Sidar Sahin)が提供する、世界的な人気を誇るスマートフォン向けパズルゲーム「Toon Blast(トゥーンブラスト)」の新テレビCMを担当し、2021年8月13日(金)より全国にて放映開始。「Toon Blast」の日本における市場拡大を図るため、2020年12月から2021年1月期において、日本におけるテレビCMの放映、効果測定を担当。第2弾である今回は、前回の配信実績を踏まえ、さらなる市場拡大を図るため、幅広い世代から支持を集める広瀬すずさんを起用したテレビCMを放映した。
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運用型テレビCM分析プロダクト企画〜分析まで統括!
【事業について】 テレシーは、CARTA HOLDINGSと電通の協業事業として、今まで多くの工数がかかることから、予算の大きな限られた広告主様にしか提供されていなかったテレビCMの効果計測やPDCAを、自社開発の効果測定ツール「テレシーアナリティクス」によって、予算の大小に関わらず、スタートアップ企業様を中心とした全ての広告主様に提供しています。 具体的には、電通が保有する日本最大級のテレビCMに関わるアセットをフル活用し、データサイエンスを用いた高精度なシミュレーション・最適化・レポーティングを実現します。 さらに、商材のターゲットやステージ、ご予算及び目的に応じて、シンプルなテレビCMのPDCAから、テレビCMを中心とした複雑な統合マーケティング支援まで、電通グループ内外問わず様々なソリューションを活用し、広告主様のマーケティング課題を解決します。 【開発プロダクトについて】 これまでテレシー開発チームでは、テレビCMの効果を分かりやすく可視化・分析できるSaaSプロダクトが「テレシーアナリティクス」を主に開発してきました。結果、分析モデルは特許取得、独自指標においては商標取得するまでに至りました。 テレシーアナリティクスの提供によって、大手広告主様が時間と労力をかけていたテレビCM効果分析が、短時間で簡易に分析できるようになりました。 結果、テレビCMを実施したことのないスタートアップ企業中心とした広告主様や、今まで効果改善に満足できておらず、費用対効果を高めることができないままテレビCM実施を止めてしまった広告主様の問題を幅広く解消し、テレビCM出稿の機会が増えていきました。 今後については、分析精度向上・取り扱いデータの増加・新たなCM効果分析手法の研究開発を通じて顧客に選ばれるプロダクト作りを進めていきます。
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