1
/
5

カンボジア訪問レポート!リアルト・ハーツが支援している子どもたちから得たものとは

こんにちは!リアルト・ハーツ採用広報の安藤です。

リアルト・ハーツは、社会貢献として利益の一部をカンボジアで日本人の岩田亮子さんが運営する孤児院「ホープ・オブ・チルドレン」に寄付しています。岩田さんの活動を、社長が偶然テレビを通じて知ったことがきっかけで始まったこの支援活動では、寄付するだけでなく、年に1度社員が現地を視察して子どもたちと交流しています。

コロナによる渡航制限でここ数年は中止していましたが、今年は数年ぶりにそのカンボジア視察が再開し、私もカンボジアに行ってきました!そこで今回は、一緒に同行した浅井大臣さん(九州エリアマネージャー)と共に、対談形式で視察の様子をお届けします。

子どもたちの笑顔にたくさんのパワーをもらった
3泊5日のカンボジア視察

【カンボジア視察日程概要(3月3日~7日、3泊5日)】

1日目:日本から渡航、カンボジアのシェムリアップに夜到着

2日目:シェムリアップから車で3時間かけて、支援する孤児院のあるカンボジア西部のバッタンバンへ。孤児院で生活する高校生の子どもたちも運営を手伝う日本食のあるレストランHOCを訪問、その後施設へ移動し、子どもたちと交流

3日目:子どもたちを連れて、総勢約50名で川遊びに

4日目:カンボジア観光

5日目:帰国

安藤:今年は久しぶりのカンボジア視察が実現できました。浅井さんは、カンボジアの孤児院への寄付やカンボジア視察について、渡航前はどのように思っていましたか。

浅井:カンボジア視察はこれまでも何度か行われていて、その都度、社内の全体会議の場でその様子が動画で共有されていたので、興味はありました。

いろいろなところに社会貢献したいという気持ちはありますが、個人ではなかなか難しいので、会社を通じてそれができるのはいいですよね。

特に途上国の学校など施設の設立に寄付をしても、その後の運営が大変だったり、うまく活用されていなかったりという話はよく聞くので、運営する岩田さんに直接寄付をすることで、子どもたちの食べ物や学校に行く支援ができていると使途がわかるのはとてもいいなと思っていました。

安藤:そうですね。これまでもリアルト・ハーツは利益を社会に還元しようという考えがあって、他団体やウクライナ支援のための寄付などを行ってきました。寄付をしてもそれがどんな活動に使われているのか見えにくいこともありますが、この視察では孤児院への寄付が何に使われているのかきちんと見てくることができました。

私も支援窓口として先方とやりとりしてきて、一度は現地を訪れたいと思っていたので、念願叶って本当に嬉しかったです。

浅井:実際に行ってみると、両親が亡くなってしまったり、虐待にあっていたり、本当にいろいろな境遇の子どもたちが生活していました。今も決して物質的に豊かなわけではないのに、笑顔がとても素敵でしたし、この子どもたちを支援できているというのは自分自身とても嬉しかったです。子どもたちと過ごし、たくさんのパワーをもらいました。

▽岩田亮子さんが運営する孤児院「ホープ・オブ・チルドレン」

子どもたちが料理を作るレストランを訪問
施設では歌や踊りの交流も

浅井:今回の視察では、2日目に子どもたちも運営を手伝っている日本食レストランで施設を運営する岩田さんと待ち合わせをしました。ここは子どもたちの自立のための場所と、孤児院の運営費を賄うために、岩田さんが私財を投じて作ったレストランですが、高校生の子どもたちが料理を作り、運営しています。

そこで子どもたちが作るご飯を食べて、いろんな話をして。その後に支援している孤児院も見せてもらい、今までの支援でどこがきれいになったとか、整備されてきたとか、まだ整備が届かないのはどの辺だとか、見せてもらいました。施設内で作物を育てている畑や台所も案内してくれましたね。

17時頃に低学年の子たちが学校から帰ってくると、お土産のお菓子をプレゼントしたり、子どもたちが歌を歌ってくれたり、今練習しているソーラン節を踊ってくれたりと、とても楽しかったです。

安藤:それに今回の視察では、レストランでの売上管理が苦手という話があったので、リアルト・ハーツの経営管理部長が、子どもたちでも収支管理ができる簡単なエクセルを作って送ることにもなって。売上管理に困っているのも話を聞かないとわからないので、現地で直接話をして金銭面だけでなく、ノウハウでの運営支援ができるのも嬉しいですよね。


▽子どもたちが運営するレストランHOC

バナナの葉に包んだお弁当をもって
みんなで川遊びへ!

浅井:3日目は朝から中型バス3台をチャーターして、孤児院の子どもたちを全員、川遊びができる場所に連れていって、社長も私も安藤さんもみんなで一緒に泳いで遊びました。

そこは天然の川ではなく、安全に川遊びができるような施設になっている場所なのですが、スイカ割りをしたり、日本から持って行った紙風船で遊んだり、浮き輪を使って泳いだりすることができて、本当に「自然と戯れた」という感じでしたよね。

そして夕食は施設の先生と子どもたちと50人くらいで、鍋料理を食べに行きました。

安藤:私も久しぶりに自然に触れた、という感じがしました!川も腰ぐらいまでの深さで、足元は岩がゴツゴツしていて。子どもたちもすごくはしゃいで、着いたら真っ先に川に飛び込んでました。

お昼のお弁当も、子どもたちが朝早起きしてみんなの分を手作りしてくれたんですよね。バナナの葉に包まれていて、ごはんと、チキンと、施設で作っている野菜と、マンゴーのお漬物もあって。どれもすごく美味しかったです!自然の恵みを余すところなく活かしているのだなと感じました。

浅井:2日目に施設を訪問した時に、子どもたちが庭にたくさんあるバナナの木の葉っぱを切っていたので、何に使うのかと思っていたら、次の日のお弁当の容器になっていて。バナナの葉で包まれたお弁当を食べるのは初めてでした。

自然の中という環境や、みんなで食べたということもあるかもしれませんが、この日に子どもたちが作ってくれたお弁当は、カンボジアで食べた食事で一番美味しかった!

安藤:子どもたちにはこうした遠足のような機会はほとんどないようで、これも社長から子どもたちに、「より多くの経験を積んでもらいたい、楽しい時間を過ごしてもらいたい」というプレゼントでした。

だから子どもたちも本当に喜んでいて、「冷たいから川からもう上がりなさい」と先生に言われても「やだやだ!」とずっと遊んでいました。こうして子どもたちに思い出をプレゼントできるのも素敵ですよね。

▽こちらがバナナの葉に包まれた、子どもたちが作ってくれたお弁当!


子どもたちから学んだ
助け合いの精神とへこたれない前向きさ

安藤:ここの子どもたちは、親が経済的に困窮していて出稼ぎに出ていたり、親が亡くなってしまったり、虐待にあっていたりと厳しい状況にある子たちばかりです。

心の中で葛藤はあると思うのですが、お互いにごく当たり前に助け合っていて、上の子が下の子の面倒を見てみていて、明るくてポジティブで何にでも一生懸命。

学校に行って、自分たちの食べる野菜などの畑仕事をして、食事もつくって洗濯もして…とやることはたくさんあるのに、さらに私たちのことも気遣ってくれて、そのやさしさや思いやりに忘れかけていたものを思い出させてもらいました。この子たちみたいに当たり前に人を助けられるよう、社内で困っている人がいたら、自然に動けるような自分になりたいなと。

今までやっているつもりでしたが、ここの子どもたちをみているとまだまだ足りないなというか。

浅井:それにうまくいかないことがあっても、へこたれない前向きさがありますよね。普段から停電も頻繁にあるようですし、僕たちが行った時にはトゥクトゥクが壊れていたりして、大変な状況がいろいろあって。でも「なんとかなるさ」の精神で、誰かのせいにはせずに、自分たちでどうすればよくなるのか?を考えている。

安藤:失敗してもめげないですよね。施設の畑で水耕栽培したり、太陽光を利用して収穫したマンゴーをドライフルーツにする機械を自分たちでつくったり、いろいろチャレンジしているのですが、なかなかうまくはいかない。水耕栽培は水が温かくなりすぎたり、マンゴーには虫が入っちゃったり。でもそれを全く悲観せずに、「ダメなら次はこれをやってみよう」みたいに明るくて。

そんな姿をみて、何にでもチャレンジすることや失敗してもへこたれない姿勢も、学ばせてもらいました。

浅井:人としての生き方という意味でも、子どもたちから学ぶものは多かったですよね。

安藤:本当にそう思います。日本はとても恵まれていて、食べるものにもあまり困らないし、モノがいっぱいあるからこそ「今ないもの」に目を向けてしまいがちです。でもここの子どもたちは、「今あるもの」に目を向けてそこに幸せを感じていました。

そのような物事の見方、自分にあるものや物事の良い面に目を向けて幸せを感じる姿勢をみると、ハートをわしづかみにされるような思いでした。日本では感じられないことをたくさん感じられましたよね。

▽川遊びの後のとびきりの笑顔!


▽川でスイカ割を楽しんだ後、皆で撮影!


▽社長、小さな子どもたちにも人気です


この仕事が子どもたちの笑顔と夢を支えている
そう思うと、もっと頑張りたくなる

浅井:カンボジアは貧富の差が激しい国なので、食べるものがなかったり、学校にも行けなかったりと、夢を持てない子も多くいます。でもこの孤児院の子たちは、日本の大学に進学したり、日本の企業に就職できたりしています。

カンボジア全体からみたら本当にわずかですが、少なくともここの子たちには孤児院を通じて夢を持てる環境がつくれていると確認できたのは、本当に嬉しかったです。

安藤:高校卒業後は、施設が運営する日本食レストランや農園を手伝ったり、卒業生が施設の設備の整備を援助してくれたりと、卒業してからも助け合いが続いているみたいですしね。

浅井:「いろんな境遇にありながらも、子どもたちの笑顔が本当に素敵だ」という話は今まで聞いてきましたが、実際に行ってみて、本当の兄弟姉妹のように助け合う子どもたちの笑顔は本当に素敵でした。

その笑顔には本当にパワーをもらったし、僕たちが一生懸命働いた利益の一部が、カンボジア全体から考えればわずかではあっても、子どもたちの食べ物や寝る場所、笑顔をつくれていると思うと、また仕事を頑張って利益を出して、もっと支援したいし、また会いに行きたいなと思います。

安藤:私たちが支援していることで、少しでも子どもたちの力になっている。会社として頑張れば頑張るほど、子どもたちの夢を叶える力にもなれると思うと、仕事に対する気持ちも変わってきますね。

私は帰国後に、子どもたちから学んで自分も変わりたいと思ったことを4つ決めて、毎日確認するようにしているんですよ。

1つは「すべてのことを当たり前だと思わない」。2つめは「今あるものに目をむける」。3つめは「お互いを助け合う」。最後は「物事の良い面をみるようにする」

この4つを大事にして、自分の人間性も成長させていきたいなと思っています。今すぐに変わるのは難しいですが(笑)、変われるように努力します!

浅井:リアルト・ハーツの経営理念には、「会社の成長が、社員と社員の家族の物心両面の幸せを追及する」ということが含まれていますが、自分やその家族という目に見えるところだけでなく、仕事を頑張ればカンボジアの子どもたちの夢にもつながっているのは本当にいいなと、今回の視察ではそれが実感できました。

僕は今回カンボジアに行ってきて、子どもたちからのパワーをもらい、学ばせてもらって、今まで以上にもっともっと仕事を前向きに捉えられるようになりました。カンボジア視察を希望する社員がたくさんいる中で今回機会をいただいたので、この体験を多くの人に伝えていきたいと思っています。

株式会社リアルト・ハーツ's job postings
79 Likes
79 Likes

Weekly ranking

Show other rankings
Invitation from 株式会社リアルト・ハーツ
If this story triggered your interest, have a chat with the team?