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海外スタートアップのリサーチをしていたらStation Fに行き着いた。


皆さんは、フランスのパリにある『Station F』をご存知でしょうか?

MORISAWA BRAND NEW Labの菊池諒です。
今回は、海外スタートアップのリサーチにてパリのStation Fを訪問した際の話をさせていただきます。
Station Fは、フランスにある世界最大のインキュベーション施設で1,000社以上のスタートアップがオフィスを構えつつ、LVMH(ルイ・ヴィトン)、FacebookやAmazonなどのパートナー企業や、私が一時期ですが、留学していたEDHEC Business Schoolなどといった教育機関や、フランス政府による民間企業スタートアップ支援エコシステムのLa French Tech、20社以上のVCなども入居している施設です!

2018年の9月に初めてStation Fを訪れました。スタートアップ界隈ではかなり有名なこの施設ですが、何とか潜入すべくあらゆるコネクションを駆使して遂に入ることができました!


入居しているAI関連の企業様やZendesk CEOのMikkel Svaneの講演を聞いたりと、ヨーロッパのスタートアップ関連の情報等リサーチしてきました。 EU圏という限定的なエリアに多くの国が協調しあって成り立っているということもあるのか、極めてピンポイントにターゲットを絞っていたり、自国内でのビジネスにフォーカスする企業などが多く、米国とはまた異なる文化があることをあらためて実感しました。


モリサワがスタートアップをリサーチする意義

モリサワをフォントメーカーとしてご存知いただいている方もいらっしゃるかもしれません。
  ・そもそもなぜフォントメーカーのモリサワが欧州のリサーチを行うのか?
  ・90年以上の歴史を持つ老舗企業が、なぜスタートアップに興味を持っているのか?
と疑問を持たれた方も多いかと思いますが、MORISAWA BRAND NEW Labは従来の組織から独立した文化を形成する部隊で、 "フォント"ではなく『文字』にフォーカスしています。 どちらも一見同じように見えますが、 フォントという製品・プロダクトではなく 『文字』という概念に重きを置いて活動し、文字自体の概念の再定義を行うところからスタートしています。

例えば、人の想いと想いを伝えるものを『文字』と定義した場合には、TelepathyやSympathyといった領域も研究対象となってきます。 コミュニケーションを円滑にするもの、という再定義を行なった場合もセルフブランディングや文化形成といった領域にもモリサワとして貢献できるのではないか、といった概念から考えています!

現在、開発中の新サービスは、海外のスタートアップを初期ターゲットとしている為、Station Fのリサーチを行なって参りました。他にもParisのWeWorkも3拠点ほど巡り雰囲気を感じたり、ポンピドゥセンターでのParis Fashion Week(パリコレ)も見学したりと、様々な視点から欧州のトレンドや現地感覚を調べてきました。


具体的なサービス内容は現状お伝えはできませんが、日本向けではなく、米国をはじめとする世界各国での新たな価値の創造に向けてMORISAWA BRAND NEW Labは活動をしております。

英語が流暢に話せることは必須ではありませんが、是非とも学びたい、成長したい、あまり抵抗がない、ボディランゲージで世界獲れるぜ、というエンジニアさんやUI/UXデザイナーさん、マーケターの方と是非とも働きたいと思っております。
海外リサーチの詳しい情報でしたり、スタートアップ動向なども共有できたりしますので、お気軽にご連絡ください!

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