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リスティング広告運用とSEOサービスだけじゃない!Webマーケターに求められる知識が年々増加している件

100の生業を持つ現代版百姓を目指す、破天荒フリーランスの山崎レモンサワーです。

今日も複業メディア「ウィズパラ」で掲載した記事「リスティング広告運用とSEOサービスだけじゃない!Webマーケターに求められる知識が年々増加している件」を紹介していきます。(元記事:https://wizpara.com/1825/

Webマーケターと聞いて思う浮かべる業務としては、まっさきに検索エンジンに表示されるリスティング広告の運用代行や検索エンジンの検索順位を上げることによってサイトの露出を上げるSEOサービスなどが挙げられますが、昨今では、情報を入手するための手段として、検索エンジン以外にもたくさんの選択肢が出現してきています。それに応じてインターネット上の情報量は激増している割に、Googleなどの検索エンジンの検索トラフィックは減少傾向にあるようです。

それにともない、当然、集客方法が多岐にわたることになり、Webマーケターは検索エンジンのリスティング広告やSEO対策以外の集客方法にも注力する機会が今後ますます増えてきます。
今日は年々、求められる知識・スキルの量が増加傾向にあるWebマーケターにフォーカスを当てて話していきたいと思います。

SNS、Webサービス、メディアプラットフォームの乱立とそれに伴うネット上の情報量激増

変化が激しい時代と言われて久しいですが、

特に変化のスピードが著しい、Web業界に身を置く中で10年前から最近までの変化で特に感じている事を挙げていきます。

まず単純にネット上の情報量が10年前とは比較にならないくらい増加しています。そして今後も増加し続けます。

シスコシステムズ合同会社がとりまとめた「Cisco Visual Networking Index」2によると、これまで増加してきた月間のIPトラヒックは、2022年までに396エクサバイトに達し、2017年からの5年間で3倍に増加するものと予測されています。


また利用者がネット上の情報を探したり、アクセスしたりする手段は検索エンジンやポータルサイト経由からがほとんどでしたが、ここ最近はSNSの台頭で、情報にアクセスする選択肢も選択エンジン一択から、得たい情報のジャンルや目的によって検索手法やプラットフォームも多岐にわたってきています。

たしかに言われてみれば、最近は調べ物をするときは、リアルタイムな情報はTwitter、観光情報やスポーツ情報、勉強などはYoutube、検索エンジンなどは調べ物の時に限られてきたなぁというのが印象です。

情報にアクセスするデバイスも、大きな変化がありました。PCから今はスマホの方が多くなっています。

そして一番変化を実感しているのは、情報元が今までのテキスト・写真主体の静的な情報から、動画情報にシフトしつつあることです。

テキストや写真のみよりも、動画の方が数十倍以上も得られる情報量が多い訳ですから、当然の流れと言えば当然の流れと言えます。

要はWebマーケターの難易度は爆上がり中

ちなみに、ネット上の情報量が爆発的に増えて、WebサービスやSNSプラットフォームが急増しているといっても、情報を閲覧する人自体は同じペースで増えているわけではありませんし、ひとりひとりが得られる情報量には上限があります。

つまりは、企業がWebを駆使してプロモーションする難易度が昔よりも上がっていると言えるでしょう。
Webマーケターに求められるスキルや知識のハードルも当然上がっています。

2021年現在、どのようなWebマーケティング手法、プラットフォームがあるか見ていきましょう。

増加するWebマーケティング手法・対象プラットフォーム

広告出稿代行Webマーケティング

リスティング広告

GoogleやYahooなどの検索エンジンで検索する際に、表示される検索結果の上部やサイドカラム、その他の箇所に広告をのせる事ができます。

これをリスティング広告といいます。キーワードによって単価が異なり、入札によって単価が決定されます。
競合の多いメジャーなキーワードは、1クリックあたり数千円を達するような超高額な単価のキーワードも存在します。

最近では、単価が高止まりしていて、サイト運営者の利益を強烈に圧迫しています。

Webマーケティングの手法としては、もっともメジャーで、第一の選択肢となる手法です。

Webマーケターの仕事として、もっとも多くの人が活躍しているのが、リスティング広告の出稿代行の仕事です。

ディスプレイ広告

ディスプレイ広告はと、Webサイトやアプリのなかに用意した広告枠に表示される広告です。

Adsenseの仕組みがこれに該当します。

広告を掲載するWebサイトの内容をAIが把握して自動的にサイトに関連した広告を表示してくれるため、効果の高い広告出稿が可能になります。
非常に画期的ですよね。

アフィリエイトマーケティング

いわゆるアフィリエイターやブロガーと呼ばれる職業の人たちが作るメディアやブログに、自社の商品やサービスのプロモーションをしてもらうマーケティング手法です。

アフィリエイターやブロガーといった人たちは、アフィリエイト事業者が運営しているマッチングサイトにある広告の中から、プロモーションしたい条件・内容の商品広告を選び、自身で運営するサイトやブログにその広告を掲載し、広告から購買を成約をさせることで得られる成果報酬を目指してひたすらメディアやブログを作りこんでいきます。

Youtube広告

ご存知、動画プラットフォームのYoutubeに投稿されている動画内に差し込む広告です。

検索エンジンのGoogleとおなじく、番組・チャンネルの動画の内容にマッチした親和性の高い広告を自動で差し込んでくれます。

広告単価も人気Youtuberほど、高くなる傾向があります。

昨今、Youtubeの利用者・利用量の急増で動画マーケティングの需要は増すばかりです。

SNS(Facebook、Instagram、Twitter)広告

FacebookやInstagram、TwitterなどのSNSプラットフォーム上で出稿する広告になります。

最近では、WebサイトよりSNSのクチコミからの購買につながるケースが増えており、SNS広告の需要も急速に高まっています。

SNSによって、ターゲットの属性が異なっており、プロモーション対象のサービス・商品に対し、どんなプラットフォームを選定し、どのようなアプローチで訴求するかなど広告出稿の仕方はWebマーケターの腕の見せ所です。

LINE広告

LINE広告は、月間8,800万人※が利用するコミュニケーションアプリ「LINE」に広告を出稿するための広告配信プラットフォームです。

トークリストやLINE NEWS、タイムラインほか、LINEが展開する各サービス上で広告を掲載する仕組みです。

日本では、圧倒的な利用者数を誇りますので、使い方によっては、相当な効果を期待できる広告媒体です。

また、LINEにはLINE公式アカウント(旧LINE@)という、ビジネスを展開する事業者の集客に強力なツールを展開しています。
こちらの活用も店舗事業者には必須でしょう。

純広告

純広告とは、クライアントが直接特定のメディア・サイトに一定の期間に対し、または広告表示回数に対し、料金を支払い掲載を行う広告となります。

プラットフォームにマージンを支払う必要がない分、広告効果が見込めれば、広告出稿主も、メディア運営側もダブルでおいしい選択肢です。

とくにメディア運営側で一番欲しいのは、この純広告でしょう。

効果測定を、いかに正確に算出して、クライアントに継続して利用してもらうかが肝になってきます。

各種プラットフォーム上での露出向上Webマーケティング

SEO対策

SEO対策とは、おもに検索エンジンGoogleで、キーワード検索に対して表示される検索結果に対し、いかに対象のサイトが表示される順位を上げるかという施策になります。

昔は、SEO業者のブラックハット対策で、閲覧者が必要としていない情報の乏しいサイトでも上位に上げる事ができてしまいましたが、Googleの検索エンジンアルゴリズムのアップデートが繰り返されたおかげ、今はコンテンツの質が低いサイトを検索順位上位に上げることはほぼ、不可能になっています。

SEO対策と言えば、おもにGoogleの検索結果への対策ですが、Youtubeや他の求人情報検索サイト、マッチングサイトなどでいかに自らの情報の露出を上げるかと言うのも広義のSEO対策に含まれます。

参考記事:「最新のGoogle検索エンジンアルゴリズムの傾向から読み解く、これからフリーランスはどう行動していくべきか?

MEO対策

MEO対策とは、Map Engine Optimizationの略称で直訳するとマップエンジン最適化となり、検索ユーザーがGoogleマップ上で目的地を探しやすくなるようにするための対策を指します。

ようは、SEO対策のGoogleマップ版です。

検索エンジンで飲食店などを検索すると、検索結果にGoogleマップに登録されている店舗情報のリストが出る事からも、特に店舗ビジネスを展開している事業者の間などで重要性は増しています。

MEO対策まできちんと行えている事業者は少ない為、現状、非常にコスパの良い施策と言えます。

Googleマイビジネス最適化

Googleマイビジネスは、Google上で認知度をあげたいビジネスや事業者の情報を投稿・管理するための無料サービスです。
Googleマップ上に表示されるので実店舗をもつ事業者では必須のサービスです。

Googleマイビジネス最適化をする事で露出をさらに高めようという施策です。
Googleマイビジネス最適化がMEO対策につながるので、前述のMEO対策とほぼ同義とも言えます。

YoutubeプラットフォームSEO対策

前述のSEO対策のYoutube版です。

Youtubeでいかに視聴者数を稼ぐかには、いかにYoutubeプラットフォーム上での露出を上げるかが肝になります。
露出を上げるとは、キーワード検索時に上位表示されたり、おススメ動画に、オススメチャンネルに表示させたりです。

どのようにすれば露出が上がるかは、Youtubeのアルゴリズムによって決定されますが、Googleの検索エンジンアルゴリズム同様、ブラックボックスで実際にはどのようなアルゴリズムになっている知ることはできませんが、数々の動画の傾向を比較分析することで、おおかた予測がたちます。

動画のオモシロさ、役に立つ情報を提供するなどの有益性もさることながら、投稿頻度やタイトルのつけ方、チャンネル全体としてのチャンネル登録数、高評価の数、離脱率、滞在率などをもとに露出の多さが計算されると考えられています。

今、もっともニーズが高く、熱いマーケティング分野になります。

コンテンツマーケティング

コンテンツマーケティングとは、広告ではなく、役に立ったり楽しかったりと単純に人を喜ばせるコンテンツをもつ自社メディアを作成して運営し、そこから購買に結び付けて行こうというマーケティング手法です。

Web制作会社でいうところのLIGさんのLIGブログなどが典型例でしょうか。

ちなみに有名なYoutuberも動画配信時に得られる広告収入以外に、企業案件や自分が展開するサービスや商品などを紹介して売上につなげる副産物的な効力が大きい為、非常に強力なコンテンツマーケティングといえます。

SNS運用(信用獲得)マーケティング

TwitterやInstagramなどで、フォロワー数を増やし、信用力・影響力を増やして、自らのサービスや商品のプロモーションに役立てようというのがSNS運用マーケティングです。

誰しも行えるわけでなく、いかに人を魅了したり、役に立つ情報を発信し続けられるかがカギになります。

このマーケティングの究極がインフルエンサーと呼ばれる人たちです。
ここまでいかなくても、フォロワー数を増やすためにマーケターだけでなく、全てのユーザーが一喜一憂しています。まさに総SNS時代です。

これからWebマーケターを目指すなら

これまで挙げてきたマーケティング手法以外にも、様々な手法とプラットフォームがあり、ひとりの人間が全てに精通するのは難しくなってきています。

またGoogleやYoutubeなど頻繁にアルゴリズムのアップデートが行われたり、Adwords、GSCなど管理画面のUIや機能が短期間で変わったり、機能が増強したりと、マーケターは取り残されないように、日々、最新の情報を収取し続ける必要があります。

最後に、これまで10年以上Web業界に身を置いた経験とWeb業界の現状を踏まえて、これからWebマーケターを目指す人へのアドバイスを贈ります。

Webマーケターはしんどいけど需要がありつづけるし夢がある

ネット上の情報量の増加とプラットフォームの増加で、Webマーケターに要求される知識とスキルは今後もさらにハードルが上がっていくのは間違いないです。

道程はしんどいかもしれませんが、Webマーケティングの需要が無くなることはありませんし、デザイナーやプログラマーよりも高収入をたたき出すのはマーケターが一番だと断言します。

クライアントとの契約の仕方にもよりますが、広告費用に対するパーセンテージや、増加した売り上げや利益に対するインセンティブ契約や、新しいビジネスを完全レベニューシェア契約で参画するなど、一度ビジネスが当たれば、時間単価で仕事をする形態のデザイナーやプログラマー、ディレクターよりもはるかに多くの収入を得る事が出来ます。(勤め人ではなく、事業主として働く事が必須となりますが)

クライアントからの、結果を出すようにとのプレッシャーは大きいですが、結果さえ出せば収入に跳ね返りやすいのがWebマーケターです。

知識ゼロ・スキルゼロから目指すなら

マーケティングほど、実務でしか得られない知識・スキルは無いと思います。

スクールやセミナーなどを調べてみても、デザインスキルやプログラミングスキルを磨くスクールやセミナーに比べて、マーケティングセミナーは少なく、あったとしても、すでに使い古された汎用的な知識のシェアで、最先端の現場で活用できるノウハウは中々出回らないものです。

マーケターを目指すのであれば、学ぶのではなく、盗むことをおススメします。
具体的には、ハイレベルなWebマーケティング施策を提供しているWbマーケティング会社に入り、下積みとして何年か実務を通して修行することです。

できれば、その間も、自らビジネスを作り、自らのビジネスを飛躍させるために数々のマーケティング手法を実践し、試行錯誤する中で生きた知識とスキルを身につける事です。

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