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diniiでなら、自分が好きな技術でビジネスにも貢献できる。大企業からスタートアップへ転職したエンジニアリングリード

「diniiではどんなメンバーが働いているの?」メンバー一人ひとりにフォーカスし、担当業務や仕事に対する価値観、diniiではたらくことの面白さに迫るインタビューシリーズ。第二弾はエンジニアリングリードとしてエンジニアチームを率いる唐澤弘明(@karszawa)さんです。新卒入社したメガベンチャーを経て、diniiを選んだ理由とは?

💡プロフィール1995年東京都生まれ(小中は長野・高校は兵庫・大学は再び東京)。2019年東京大学工学部電子情報工学科卒業後、株式会社メルカリに新卒入社。フロントエンドエンジニアを経験し、2019年12月よりdiniiに副業として参画。2020年4月に入社。ソフトウェアエンジニアとして開発に携わる傍ら、エンジニアリングリードとしてエンジニアチームを率いる。メガベンチャーのフロントエンジニアから副業を経てdiniiへ

自分に当時刺さったのは、自分のエンジニアリングが役立っている「自己貢献感」

──diniiと出会ったきっかけはなんだったんでしょうか?

diniiのメンバーと大学の同級生だったんです。前職のメルカリでフロントエンジニアをしていた時に「ちょっと手伝ってくれない?」と相談を受け、2019年12月から副業で参画しました。稼働時間は月15時間くらいですね。モバイルオーダーPOS「ダイニーセルフ」(当時)がローンチする以前で、モバイルオーダー画面のカートの機能や、LINEからのレビューの手直しもしていました。

──副業から入社を決めた理由は?

前職はすでに組織が大きく成長していて、エンジニアの役割も細分化していました。ある意味「自分がいなくても開発は回るんだろうな」という思いが頭の片隅にあったんです。diniiは当時エンジニア含め5人の小さなチームで、技術的にも手伝わないと回らない状況。関わるうちに「自分が必要とされている」と実感するようになりました。

3ヶ月ほど経った頃に、CEO山田とCTO大友から「これから開発していくプロダクトはWebがベースになる。唐澤さんは技術的にもカルチャー的にもdiniiにマッチしているし、ジョインして手伝ってくれないか?」と打診があり、入社を決めました。

──入社して随分経つと思いますが、現在の業務内容について教えてください。

Engineering Leadとして、フルタイム6名、パートタイム5名のプロダクト開発チームを取りまとめています。主な業務は開発を進めるにあたっての方針策定やもろもろのジャッジ、メンバーのメンタリング、パートタイムメンバーの調整などです。

diniiのエンジニアリングブログでも触れていますが、diniiが開発しているのはモバイルオーダーのシステムだけではありません。レジやハンディなど店舗運営を支える複数のプロダクトをパッケージとして提供しています。

開発にあたっては、明確な役割分担は決めておらず、個人の強みを活かしつつだれもが複数のプロダクトにコミットできる体制を取っています。
同時に、

1. 使用言語を JavaScript (TypeScript) に統一する
2. バックエンドをモノリスの状態に保つ
3. クライアントは Hasura を介して GraphQL でデータを取得する

といったように、できるだけモダンな仕組みで開発する工夫もしています。Node.js 系の技術が好きなエンジニアにとっては、その技術のすべてを活かすことができる夢のような環境です。
ただ、なんでもできる反面、一つのプロジェクトに集中したいという人には大変だと感じるかもしれません。

合計2万viewを突破。
今もなお読まれるエンジニアリングブログ

──上記の3か条が詳しくまとめられたnoteの投稿「ダイニーのエンジニアリング3カ条」は多くの方に読まれていますね。書くにあたっての背景や、投稿後の反応はいかがですか?

採用広報の一環として発信は強化しなければいけないと思っていました。ただ、他にも発信が強い企業がある中で、どんな内容の記事を書いても数日で埋もれてしまうという想定もありました。なので、埋もれることは前提として、採用候補者の方がダイニーについて調べてくれたときに掘り起こしてくれるような内容を意識していました。

結果として、採用候補者もあの記事を読んでダイニーへの応募を決めてくれたりしています。実は記事を書いてから1年以上経っているのですが、未だにPVや「いいね」が増え続けているので、目論見通り劣化しない記事が書けたのかなと思っています。


──diniiのプロダクトの特徴として「自分が体験できる」「プロダクト数が多い」「インフラ」などがあると思いますが、前職や過去スタートアップで働いていた時との違いはありますか?エンジニア目線で教えてください。

プロダクト数が多いという背景が TypeScript による統一や GraphQL(Hasura) という技術の採用に繋がっています。私はそういった技術が大好きなので、自分が好きな技術がビジネス的な要求からも求められている環境というのはやりがいがあります。

前職の場合はやはりアプリがメインでフロントエンド・バックエンドの区切りがしっかりしていたので、自分が好きな技術で好きなことができないという歯がゆさを感じていました。

インフラという面では、不具合が発生したときの問い合わせの多さや温度感から責任を感じることが多々あります。前職はほんの一部を担当していただけなので、そういった責任感からは無縁でした。

──diniiの仕事で面白いところは?反対に大変なところはありますか?

面白いと思うのは、従来のPOSに変わる新しい仕組みづくりに携われる使命感と、裁量を持って業務に取り組める点です。

他部署との連携も密です。オフィスではCSチームがすぐ隣にいるので、プロダクトに対するユーザーのフィードバックやご意見をすぐにキャッチアップでき、diniiというチームの一体感を感じます。

大変なところは業務の範囲が広いこと。一般的にエンジニア職は役割が細分化しがちですが、diniiはフルタイムのエンジニアが6名しかいません。プロダクト数も多いため、状況をこまめにキャッチアップしつつ、不具合が起きた際はチーム全員で対応します。

私たちが作っているのは飲食店のインフラを支える重要なプロダクトです。もし不具合が起こると、運営に支障が出るだけでなく店舗に損害が生じる可能性もあるため、責任感は常に感じています。

──入社するにあたって不安に感じた部分はありましたか?

自分が入社した当時はまだサービスが始まったばかりだったので、今後この会社が成長していくのかどうかということが不安でした。
ですが、当時から今現在までに着実に導入店舗数が伸び、資金調達を行い、優秀なメンバーが次々にジョインしてくれているので、そういった不安は徐々に解消されています。

「組織の成長=自分の成長」と感じるようになった

──最近、特に頑張ったプロジェクトはありますか?

インフラの基盤をがっつり変更したことです。これによってデプロイの時間が 1/7 まで削減され、デプロイ負荷の軽減・障害発生時の修正の速度を向上を実現できました。またコスト面でもシステム全体の30%の利用料を削減でき、全社的にインパクトのある変更となりました。
もともとはフロントエンドエンジニアだったのですが、最近ではこういったインフラ面での貢献もできるようになってきています。

──diniiに入って成長を実感したときはどんな時ですか?

「自分の成長が最優先じゃなくなった」のがいちばん大きな実感かもしれません。前職は“個人の成長重視”の社風でしたが、diniiに入って1年半ほど経ち、会社や他のメンバー、組織の成長=自分の成長だと感じるようになりました。自分本位の考えから、人にやさしくなれたかもしれませんね(笑)

dinii では、社内のいろいろな仕組みも整えている最中です。最近だと、社内の情報共有ツールを見直し「Notion」の導入を提案しました。運用にあたってのルールや階層構造も提案し、少しずつですが理想的な形になってきています。

今年9月にオフィスを移転した際には、コーポレートチームと一緒に社内レイアウトも考えました。生産性高く働くにはやっぱり環境が重要です。細かなところだと電源ケーブルを目立たない場所に配置するとか…(笑)。快適で機能的なオフィスを目指して、将来「VP of Workplace」にもなりたいですね。

──唐澤さんが仕事において大切にしていることはなんですか?

うーん。やさしさですかね。

──diniiのメンバーはどんな人たちですか?

素直でやさしい人が多いですね。クセがあって気難しい人はいないと思います。

diniiは飲食業界向けのプロダクトを作っていますが、案外、エンジニアは飲食が大好きでジョインしたメンバーはいないんです。「新しいインフラを作りたい」「仕組みを変えてよりよくしたい」など、もっと大きなビジョンを持っているメンバーが多いです。新しい物事にスピード感もって挑戦したい人にはdiiniは向いてると思います。

──ちなみにご自身を動物に例えると?

タニシですかね…。開発環境を勝手に改善していくので

──なるほど、確かにタニシって目立たないけど有難い存在ですもんね…。唐澤さんが最近プライベートで嬉しかったことはありますか?

結婚してマンションを買いました!

──それはおめでとうございます!プライベートも充実していますね。
これからdiniiで挑戦してみたいこと、あるいは現在チャレンジ中なことは?

ひとつはエンジニアがもっと働きやすい環境を作ること。例えば、機材やPC環境の充実、技術書購入やイベント参加補助など、学習機会をサポートする仕組みを作りたいと考えているところです。

入社した頃、技術的に尖った組織にしたいとするという目標があり、それが達成できたので、今後はその技術的な尖り方の発信を強化することで TypeScript / Node.js の会社という認知を広めていきたいです。

そのほか、
・顧客からのフィードバックのループを整えたい
・顧客の声「こんなプロダクトを作って欲しい」をキャッチして開発に活かしたい
・報酬、労務周りの制度設計、給与レンジの策定
・イケてる人を採用する

など、盛りだくさんです。

──diniiでの仕事を通して、どんな世界を描きたいと考えていますか?

多くの飲食店に導入いただき、オーナーやスタッフが「導入してよかった」と感じていただけること。そして唯一無二の強いプロダクトになること。CEO山田が描く世界を一緒に実現すること。

──これからどんなメンバーと一緒に働きたいですか?

メンバーの良さも活かしつつ、チームをどんどん引っ張っていってくれる人。
開発能力が高く、素直で本質思考な人。目標から逆算して実行できる人です。

──最後に、エントリーを検討している方にメッセージをお願いします。

現在、エンジニアの採用フローは、
エンジニアとカジュアル面談→CTO面談→オファー面談
といった流れで進めています。

カルチャーマッチも重視しているので、副業/業務委託からのジョインも可能です。
「面白そうだな」「ちょっと話を聞いてみたいな」と思ったら、まずはぜひ気軽にご連絡ください。

diniiでは一緒に働く仲間を募集しています!
TypeScriptが大好きな方、「新しいインフラを作りたい」「仕組みを変えてよりよくしたい」と思っている方、ダイニーというプロダクトが気になる方など、
ぜひmeetyまでご連絡ください🙆‍♀️!


飲食SaaSで急成長中のdiniiの組織・技術なんでもお話しします!
「飲食SaaSで急成長中のdiniiの組織・技術なんでもお話しします!」- 唐澤弘明さん
https://meety.net/matches/JOOONFRZEQbO
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