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2022年11月21日:IVRyが策定した3つのValueの狙い
※noteより過去の注目記事を記載しています
こんにちは。IVRy代表の奥西です。
この記事では、IVRyが直近で策定した3つのValueについて、「なぜこのタイミングで策定したのか?」「なぜこの3つにしたのか?」「どういった想いを込めたのか?」などを記載していきたいと思います。
なぜこのタイミングで策定したのか?
IVRyは2021年10月まで社員数が0名で、現在(2022年11月)は社員数19名、業務委託や副業を合わせると50-60名程度と、2021年12月の資金調達を皮切りに事業と組織がどんどん成長してきています。
また、よりスケーラビリティの高い組織を実現するためにプロジェクト制を導入しており、各プロジェクトが自律的に意思決定や行動を進めつつも、会社としてのクオリティを保ち続けることが、今後もIVRyが高い成長を続けるためには必須だと考えています。
※プロジェクト制については、そのうちちゃんと書きます
そんな中で、IVRyの保つべきクオリティとして大事にしていきたいことと、組織がスケールしていく中で無意識に起こってしまう現象(大企業病など)を矯正する意味合いで、今回のValueを策定しました。
ちなみに、個人的にはMVV(ミッション・ビジョン・バリュー)は現時点の会社や組織・事業の出力が最大化するものに設定すべきだと考えており、今後は事業フェーズなどの変化に対応して、変えても良いものだと考えていますし、変わっていくと思います。
2. なぜこの3つにしたのか?
まず、3つにした理由はシンプルで、Valueが10個あっても絶対に覚えないと考えたためです。
※余談ですが、海外の会社のMVVを検索するのに便利なサイトを貼っておきます。
次に、会社公式Noteからの発信でも記載しましたが、Valueの選定は言葉同士の距離が遠すぎず、近すぎないことが大事だと考えました。
また、Valueを考えるときに、パワーワードを多くしたくなってしまうのですが、Valueは包括を重視し、パワーワードは社内で良く使われるもの(例えば、Slackでスタンプ化するなど)にしてしまうこととして、役割を切り分けることとしました。
※例えば、リクルートで良く知られる「圧倒的当事者意識」や「自ら機会を作り出し、機会によって自らを変えよ」などは、Valueには入っていませんが、同様の構造を作り出せれば良いなと考えました。
3. Value3つに込めた想い
Valueを作るプロセスは、続編としてNote化してくれるみたいなので、割愛しますが、簡単には「全員でブレスト」→「ワークショップで筋感を固める」→「Culture Projectを立ち上げ収束」→「草案を作成し、全員からレビュー」→「確定」といった流れです。
ちなみに、先に日本語を定め、最後に英語を設定しました。
これは、日本語だと文言が長くなり、使いづらくなってしまうと想定したためです。(その結果、英語がダサいという理由で1ヶ月ぐらいは英語を考えるだけのスケジュールが存在しました笑)
3.1. To-Be Oriented
“べき論”に向けて、一歩ずつ進んでいく
このValueでは、常に社会や人類にとって、あるべき理想的な姿を追い求め、困難な道を愚直に一歩一歩進めていく組織にしたいという想いを込めて設定しました。
組織は大きくなればなるほど、今の現状からの変更が困難となり、言い訳のように「とはいえ、それをやるには〜」と言った言葉やできない理由や変えたくない理由を言いたくなってしまいます。(人間とはそういうものですが)
IVRyでは、この無意識な現象を矯正し、社会や顧客にとって「何がベストなのか?」「そのベストに対するギャップはなんなのか?」「どうやって登っていくのが現実的なのか?」を常に考えられる組織であり続けたいと考えています。
3.2. Feel Special
相手を想い、リスペクトを持ったコミュニケーションをする。
このValueでは、サービスを提供する顧客はもちろんのことながら、一緒に働く仲間やパートナー企業・株主など、自分たちに関わる全ての人たちは、それぞれの考えや立場を持っていることを理解し、そんな人達のことを、その人自身より考え、言動しようという想いを込めて設定しました。
人間とは不思議な生き物で、特に意識していなくても「上司・部下の関係だから横柄にしても良い」「発注先だから雑に扱っても良い」といったような考えを無意識で行ってしまったりします。
IVRyでは、このような無意識下の現象を矯正し、他と個性を尊重し、人と人の付き合いをまっすぐ行い続ける組織でありたいと考えています。
3.3. Simplify x
あらゆることをシンプルに。
このValueでは、xを数式の変数とみたて、様々なコト・モノを簡素化し、簡単でシンプルなものに分解して、まっすぐと進めていこうという想いを込めて設定しました。
世の中の多くの問題や現象は、多変量の要素が絡み合っています。
これらを一発で解決できることは稀で、ひとつひとつ因数分解を行い、愚直に一歩ずつ進めていくことが問題を最短距離で解決できる手法だと考えています。
組織や事業が大きくなるにつれて、解くべき問題設定が大きくなったり、ステークホルダーが増え、問題が複雑になったり、今後はより複雑な問題・課題・事象が増えていくと考えています。
そんなときに「Simplifyしよう」という掛け声とともに、初心に戻り、要素分解し、まっすぐ愚直に進め、最短距離を選び続ける組織であり続けたいなと考えています。
4. 最後に
長くなりましたが、今回IVRyのValueを策定した理由や背景を中心に、どういった想いを込めたのかを記載しました。
IVRyは上場で終わるのではなく、上場後も伸び続ける会社にしたいと本気で考えています。
そのために、様々な考えを組織設計やSO設計、カルチャー設計に仕込んでおり、これらを更に強靭なものにしていきたいと考えています。
IVRyはまだまだ未熟な会社で、目指したい世界の1%にも届いていません。
今後、IVRyが日本や令和を代表するようなソフトウェアカンパニーへと進化していくために、今これを読んでいるあなたの助けが必要です。
偉大な会社作りを、ぜひ手助けしてください!