はじめまして！Another worksにて労務を担当しております、吉田です！

2022年2月にAnother worksへ入社し、早いものでもう半年が経過しました。

昔から一貫して安定志向だった私が、なぜ団体職員という安定を手放しスタートアップに飛び込んだのか、入社までの経緯を中心に振り返りたいと思います！

団体職員時代

東日本大震災で被災した経験や幼少期に家族を亡くした経験から、”人の笑顔を妨げる問題を解決したい”、　”災害救護を通じて社会的弱者や苦しむ人々を助ける仕事がしたい”と思い、3回目の挑戦でようやく内定を勝ち取り、第一志望だった人道支援団体へ新卒入社しました。

新規採用職員研修での1枚（前職の同期）

そして配属されたのは、社会福祉事業における人事労務で、災害救護の仕事とは程遠い一番やりたくなかった仕事でした（笑）

「3年くらい我慢すればそのうち異動できるし、まあいいっか～。世界最大の人道支援機関だから世間体も悪くないし、福利厚生もいい。国家公務員と同じ待遇で安定してるし一生安泰！このまま会社のいうことに従って、しっかり生きれば人生うまくやれる。」

当時は自分のキャリアを真剣に考えることもなく、災害救護というカッコよくてキラキラして見えた仕事に憧れを抱きつつ、ただ何となく流れに身を任せるように社会人生活をスタートさせました。

しかし、入社3ヶ月を過ぎたあたりから次第に「自分はこのままでいいんだっけ？将来何がしたくてこの会社に入ったんだっけ？」とモヤモヤするようになりました。

前職では、新卒で入社したら定年まで勤め上げることが当たり前の世界だったので、「転職」という選択肢があることを知らなかった私にとって「辞める」という決断は安定のレールを外れることであり、その怖さから違和感と向き合うことを避け続けていました。

そうこうしているうちに、違和感はどんどん大きくなり、さらには社内でも賃金・退職金カットや大幅な人事制度の改正が実施されるなど、本当の「安定」の意味を考えさせられる出来事が続き、気づけば社会人3年目が終わろうとしていました。

次第に「安定の道を外さないために細心の注意を払って頑張ってきたのに何が間違っていたんだろう？私が信じてきた安定って…？」と今まで自分が信じてきた世界がガラガラと崩れ去っていくような絶望感と不安を覚えるようになりました。

環境が自分に合っていないのか、自分が社会不適合者なのか、そもそも人事労務の仕事が合っていないのかすらも分からなくなるという事態にまで陥って、徐々に体調を崩すようになり仕事を頑張れなくなっていました。

転職を決意

そんな時に、私が前職に入社するきっかけを与えてくれた最も尊敬する職員が会社を辞めて独立したことを思い出し、初めて「転職」という選択肢があることを知り、改めて自分自身と仕事に向き合い始めました。

学生時代に母からの紹介で出会い、前職に入社するきっかけを与えてくれた尊敬する職員（福岡から本社へ出張に行く時は必ず会いに行って、2人で何時間も語り合っていました！笑　私の心強い味方で大好きな姉さんです！）

私が今まで安定して生きてこれたのは、間違いなく両親や周囲の人たちが作ってくれたレールのおかげです。私は、そのレールをただただ一生懸命走ってきたし、そのレールが社会に出ても続いていくと勘違いしていました。このまま、レールに沿って走れば人生うまくやれる、親元を離れても会社という守ってくれる存在がいて、自分はその中で生きればうまくやっていけると思っていました。でも、残酷だけど社会はそんな風にはできていませんでした。

どんな会社に入るかとか、その会社が与えてくれる環境や条件によって自分の人生の充実度が決まると思っていたけれど、どんなに恵まれた条件だったとしても心が満たされなければ、今の私は心から幸せだとは言えないと感じました。

「安定だから」とか「福利厚生がいい」というのは、会社から与えられたものであり、それらに頼って生きるのは会社依存のキャリアでしかないのだと、ここでようやく気づきました。

組織に依存することで得られる安定は、周囲の環境次第でいとも簡単に壊れてしまう弱くて脆いものなんだと身をもって痛感し、これからは「これは自分の努力で得たものだ！」と自負できるキャリアを作っていくことが大切だと感じました。

「安定は与えられるものではなく自分で築くもの。不安定な時代だからこそスキルや人間性を磨いて、しっかりと地に足をつけて生きていける人間になりたい。会社の看板で仕事をするのも他人軸で生きるのももう終わりにして、ちゃんと自分で納得感を持って意思決定できる人生にしたい。」そう思い転職を決意しました。

なぜ労務なのか？

上述のように一番やりたくなかった仕事に配属され、キャリア迷子になっていた私ですが、何だかんだ労務は自分には合っていて気づいたら好きになっていました(笑)。

災害救護の仕事を希望していたなかで、労務とは偶発的な出会いではありましたが、並行して総務や広報などバックオフィス業務を様々経験するなかで労務が最も人に寄り添える仕事だと感じていたからです。

冒頭にも書いたように、”人の笑顔を妨げる問題を解決したい”という目標は今でも強く持ち続けています。この目標の根底には、“人を支援したい”、“人に寄り添いたい”という思いがあり、それが前職入社当初は災害救護の仕事を通じて実現したいと考えていましたが、経験を積むうちに労務という立場からでも実現できるのではないかと確信に変わり労務の道を極める覚悟を決めました。

1人目労務としての挑戦

Another worksとの出会いは、人事の吉川さんからWantedlyでスカウトいただいたことがきっかけです。日々、様々な企業からスカウトが送られてくる中で、吉川さんからいただいたスカウトだけが直感的にビビッときたのを今でも覚えています！

自分のスキルへの自信のなさから「1人目労務」というポジションに怖さもありましたが、面談で吉川さんと上長の中村さんが丁寧に話を聞いてくださり不安を払拭してくださいました。

そして、代表の大林さんの謙虚で飾らないお人柄や今後実現させたい世界観など熱い想いにふれた時、「この人のもとで働きたい！スキルに自信はないけれど、挑戦したい！」と強く感じ、気づけばその場で「何が何でも食らいついていく覚悟はあります。」と大林さんに伝えていました。

安定志向で敷かれたレールの上をつつがなく走ってきた私にとってAnother worksへの入社は人生で最も大きな決断であり、ここから人生最大の挑戦が始まったと思っています。

Another worksでの挑戦を後押ししてくださった吉川さん、中村さん、本当にありがとうございます！！

素敵な仲間と毎日楽しく働いています！お互いに切磋琢磨できる環境が本当に幸せです！

皆さんいつも支えていただきありがとうございます！まだまだ未熟者ですが頑張ります！！

さいごに

入社初日からベンチャーのスピード感に圧倒されながらも、入社半年経った今でも毎日楽しくご機嫌に、そして必死に働いています(笑)

労務のあるべき姿や、労務担当がこれからの時代に求められることは何なのかを日々模索していますが、労務という職種に出会ってから一貫して大切にしていることは、

「ともに働く仲間が遺憾なくその才能を発揮できるよう、安心してやるべきことにフォーカスできる環境を作ること。そしてそれを維持し続けること。」これが労務の本質ではないかと考えています。

労務管理を取り巻く環境は激しく変化を続けていますが、そういった外部環境の変化があっても社内の環境は変わらず維持し続け、社員に安心をもたらし続ける必要があります。

そのためにも、組織の縁の下の力持ちとして「働く仲間に0.1%でも安心を与えるため」という意識を込めて、一つ一つの業務に向き合っていきたいと思います。

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