こんにちは。デザイナーの小田です。
＊この記事は2021年10月29日社内で行ったライトニングトークのスライドを元に作成しています。

今回は、リバースモデリング法についてお話しします。

リバースモデリングとはなにか？
リバースモデリング法はどのようなときに使うのか？
など、少しでもリバースモデリング法について知っていただけたら幸いです。

1.リバースモデリングUIに入る前に

まず本題に入る前に、モデルベースUIデザインについてお話しします。

モデルベースUIデザインとは、
最初にコンセプト定義やユースケースを定義し情報を整理して、その後に機能やビジュアルなどの具体的な設計を詰めていく
手法です。

モデルベースUIデザインを行うことで、
コンセプトやユースケースなどの要件定義、情報分類やビュー設計などを細かく手厚く行えます。

2.リバースモデリング法とは？

リバースモデリング法とは
すでに存在するUIから概念モデルを再構築する
手法です。

実際にどのような手順でリバースモデリング法を行なっているか見ていきましょう。

初めに、概念モデルを作成します。
コンセプトを「求人を閲覧・エントリーできる」としたとき、オブジェクトとして求人、タスクとして一覧表示・エントリー・検索が挙げられます。

ここでのコンセプトは「製品で重要な事柄」、オブジェクトは「製品で扱うモノ」、タスクは「製品で行うコト」を指します。

概念モデルが完成したら、ペルソナモデルを参考にしながらユーザー体験を決めていきます。
ユーザー体験が決まったら状態遷移モデルを作ります。
状態遷移モデルを作ることで必要な遷移導線を確認することができます。

今回の場合、ユーザーが求人を探す→求人を見る→求人にエントリーするという一連の体験を見ることができます。

リバースモデリング法は、概念からUIに落とし込む力を付けるトレーニングとして、とても有効な手法です。
みなさんもぜひ、リバースモデリング法を使ってみてください！

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