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【社員紹介vol.3】キャリアを重ねてもチャレンジを続けられる環境


本当の意味で、お客様にご満足いただける不動産を開発したい。

そんな信念のもと、入社後すぐに新規事業の推進に抜擢され、新しいチャレンジに貪欲に取り組んでいるOMI事業部のFさん。なぜ大手銀行を退職してまで不動産業界に飛び込んだのか。今村不動産での今後のキャリアビジョン、他社との違いや今村不動産ならではのやりがいを教えてもらいました。



OMI事業部/F.Tさん

2021年9月入社。地元広島の大手銀行で13年間勤務の後、大手上場建築・不動産会社を経て今村不動産に入社。新規事業「オーダーメイド不動産サービス」を立ち上げ運営を行う。ウォーキングを兼ねた街の散策が週末の楽しみ。


■目次

・良くも悪くも旧態依然とした銀行業界から飛び出した。
・お客様により良い不動産を提案したい。
・オーダーメイドで開発する、顧客に寄り添った投資用不動産。
・​自由と自立を大切にした社風だからこそ、挑戦が出来る。


良くも悪くも旧態依然とした銀行業界から飛び出した。

ー 元々銀行マンだったんですよね。なぜ不動産業界に?

私は東京の大学卒業後に地元広島に戻り、銀行員として社会人キャリアをスタートしました。もともと銀行員を志望していたわけではなく「大手で安定しているから」という単純な理由です。許認可が必要で銀行融資が難しい産業廃棄物処分場の建築に対して、当時の政府系金融機関に働きかけ協調融資を実現できたことは、自分のなかでも大きな自信になりましたし、さまざまな事業主様の融資ご相談やサポートを行う仕事に社会的責任や誇りも感じていました。

けれど、長く働くにつれて自分のなかで少しづつ不満も積み重なっていきました。経済的安定はもちろんありましたが、経営体質が古く優秀な同期でもなかなか出世ができない、実際に汗をかいて利益に貢献している現場の人間が浮かばれない場面を、何度も目の当たりにしてきたんです。

それは私自身も同様でした。エリア担当として渉外活動にも愚直に励み、頭取から表彰を受けるなど成果を出すことができたのですが、上司が変わった途端、下された評価は在籍していた支店の男性社員のなかで最低の評価。お酒を飲まない…ゴルフに行かない…付き合いの良し悪しにキャリア評価が左右される環境に、悔しさと同時に諦めも感じていました。

そんな折、担当していた大手建築・不動産会社の方から「数字が全ての成果主義、稼げる会社だから来ないか?」とお誘いいただいたのが、不動産業界に転職したきっかけです。13年間の銀行員キャリアを捨て、まっさらな気持ちで新しい一歩を踏み出したのは、35歳の頃でした。

ー 初めての業界に戸惑いや不安はありませんでしたか?

転職後にまず携わったのは、アパートの建築営業の仕事。ご提案するものが融資と不動産で違いはありますが、銀行員時代に外回りしていた頃から飛び込み営業には慣れていたので、まったく苦ではありませんでした。むしろ、営業成果が正当に自分の評価につながる環境は、自分が求めていたものでもありました。

現代のようにインサイドセールスの専門部隊なんてなく、マーケティングオートメーションも進んでいない時代。土日も関係なく地図を片手に1軒ずつお伺いして、土地活用やアパート建築・経営のメリットを丁寧にご説明していきました。お客様ごとに違う土地や不動産のお悩みに寄り添い、信頼関係を築いてご契約をいただくには長い期間がかかりますが、納得いただける賃貸住宅を建てることで、地主様・大家様に喜んでいただけ、なにより地域社会の活性化にも貢献できる仕事にやりがいを感じていました。



お客様により良い不動産を提案したい。

ー 満足いく仕事と環境のように感じますが、なぜその後に今村不動産に転職することになったんでしょう

銀行時代にも言えることですが、上場大手の建築・不動産会社だったので社会的信用力もあり、飛び込み営業でもある程度話を聞いてもらえるという利点はありました。その反面、会社として規格化されたアパート建築しかできず、入居者の仲介や物件管理もすべて自社一括で行う前提のスキームとなっていたので、本当の意味でお客様ごとに最適化されたご提案が難しく「もっと自由で柔軟なご提案ができれば…」と感じるようになりました。

4年間の営業経験を経て昇進し、管理職になって部下のマネジメントを行いながらも、その気持ちは変わらず心の底にずっとありました。最終的に管理職時代も合わせるとその会社には11年間勤務していましたが、新しいチャレンジがしたい気持ちと、プライベートで広島から関西方面へ転居するタイミングが重なったこともあり、転職を決意しました。

ー 40代も半ばを過ぎての転職。不安はなかったのでしょうか?

もちろん不安はありましたが、年齢を言い訳にチャレンジを諦めたくはなかったし、大手銀行と建築・不動産会社で得た経験のなかで、新しい環境で活かせるものもあるはずだと思っていました。転職活動では他にも内定をいただいていましたが、最終的に今村不動産に入社を決めました。

決め手は人柄。数社の面接を受けてみて、どこも紋切り型の事務的な話に終始していましたが、今村不動産だけは違いました。はじめに専務と面談させていただいた時、会社のビジョンや目指していることなどを熱量高く1時間くらいお話いただいたことは、いまでもよく覚えています。私のようなおじさん相手に、よく熱心にお話しされる方だなと(笑)

でもそれだけ熱い思いで会社を良くしよう、発展させていこうという強い信念があるんだと感銘を受けました。その後に面談いただいた社長も素敵な方で、独断も偏見もなく私の話に耳を傾けてくださったので「この会社ならのびのびと、自分らしく働けそうだ」と入社を決意しました。

これまで働いてきた大企業とは違い、経営陣と直接話しをしながら仕事を進められる、自分のしたことが直接的に会社の成果や成長につながる環境だからこそ、ずっと思い描いていた「お客様にとって本当に役立てる不動産の開発ができそうだ」とも感じていました。



オーダーメイドで開発する、顧客に寄り添った投資用不動産。

ー 入社後に取り組まれている事業はまさにその通りですね

私が現在携わってるOMI(order made investment properties)事業は、収益不動産を探すお客様のご希望に合わせて、オーダーメイドで物件を開発するサービスです。

弊社は不動産開発業が中心なので、基本的には仲介会社様などがクライアントのBtoBビジネスですが、土地や物件決済の時に買主様にお会いする機会があるので「なぜ弊社物件をご購入いただけたのか」を今後の物件開発の参考として聞くようにしています。その結果、ほとんどのお客様にご満足いただけている一方で「本当は違うエリアが良かった」「入居テナントは違うブランドが良かった」など、隠れたニーズを抱えている投資家様が一定数いることがわかってきました。

そこで「そんな投資家様にも100%満足してご購入いただける物件を開発する新事業をできないか?」という話が社内で起こり、その事業推進に私が抜擢されました。まさに、これまでのキャリアでずっと考えていた「お客様に本当に良いご提案をする」機会が訪れたんです。

『従来のような物件ありきではなく、お客様のご要望に合わせてエリアや立地・規模・テナント銘柄を組み合わせることで、ニーズに沿った唯一無二の物件を開発する』

大手企業ではできない柔軟できめ細かな顧客対応を強みにサービスを企画し、名称の考案に始まりリーフレットの作成や、これまで未経験だったウェブマーケティング・広告運用にも挑戦しながら、より良いサービスを目指して試行錯誤を重ねています。


ー まさにずっと思い描いていたチャレンジができたんですね!

そうですね!固定概念に縛られずに、リスクを恐れずチャレンジできる環境があるのが今村不動産の魅力だと思います。とはいえ、やっぱり新しいサービスの立ち上げなので苦労も絶えません。大手企業とは違ってまだまだ会社の知名度も高くありませんし、会社として未開拓のエリアで物件開発を行う場合は、その地域のリサーチや協力会社の開拓から行う必要があります。

たとえば、現在進行形で4件の新築木造アパートの開発を進めているのですが、地域選定はもちろん、協力先となる建築会社の新規開拓、競合アパートと差別化するための間取り設計や設備、安定した利回りを実現する賃料設定など、多方面と連携を取りながら進めて行く必要があるので、大手企業のようにパッケージ化された商品をつくる以上の難しさがあります。けれど、これまで経験してこなかった業務は大変ですが刺激的ですし、お客様にとってよりよい物件を自分なりに開発できる楽しみがあります。

将来的にはこの事業を通して、少しでも会社の信頼感やブランド力を高めていきたい。そして、日本各地に私たちのサービスを広げて、賃貸アパートにとどまらずテナントと組み合わせたり、入居者向けサービスなど付随サービスもどんどん展開していければ、と考えています。



自由と自立を大切にした社風だからこそ、挑戦ができる。


ー 自由にチャレンジできる環境。だからこその苦労などはありませんか?

毎日苦労の連続です(苦笑)。新しい事業ですし、やることが固定化されていないので、自分なりに創意工夫しながら仕事を生み出していかないと結果を出せない。成果が出ない=私の責任なので、まずは事業を軌道に乗せて、なんとか会社に貢献したいというプレッシャーは毎日感じています。

土地探しにはじまり、現地調査、役所調査、家賃査定、建築費や家賃などを算段しながらの事業プランニングなど、やるべきことは盛りだくさん。もちろん、これらすべてを自分ひとりでこなすことはできません。外部の設計会社・建築会社・仲介会社との連携はもちろん、社内でもさまざまな意見交換が必要になってきます。

実は私が今村不動産で最年長なんですが、年齢に関係なくスタッフ同士なんでもフラットに言い合える関係を作っていきたいと思っています。もともと会社自体が風通しの良い雰囲気なので、他の営業職の方々も私に対して良い悪い含めてさまざまな意見をくれます。その意見をすべてありがたく受け止めながら、事業部や年齢の垣根を超えて相互理解を深められるようなコミュニケーションを大切に、日々活動してきたいと思います!


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