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東大院卒 / 外資系金融企業を経て、20名にも満たないシコメルに入社した理由は「人生の不確実性を高めるため」

灘高校から東京大学へ、そして東京大学大学院へ。工学系のキャリアに踏み出す目前で外資系金融へ就職した彼は一転して飲食店と工場のマッチングサービスを行うテック業界の門を叩きます。

研究者から金融企業まで、幅広い選択肢の中から、なぜシコメルフードテックでのキャリアを選んだのでしょうか?

煌びやかな経歴を持つ三好さんですが、詳しく話をきいてみるとその芯には三好さんなりの一貫した哲学が隠れていました。

シコメルフードテックで働くとすればどのようなマインドを持つべきか? 具体的にはどのくらいの裁量をもって自由に働けるのか? といった部分にも触れながら、飲食・食品業界にパラダイムシフトを起こそうと、前のめりな姿勢で成長を見据える面白さを知ってもらえればと思います。

三好雄介 / 経営企画・管理部門

1992年生。東京大学大学院工学系研究科2018年度卒。新卒でシティグループ証券株式会社に入社。事業法人および公共法人向けの金融商品開発業務に従事した後、 2021年に当社に参画。経営企画、管理部門を担当。

工学研究者ではなく証券会社を志した理由

ーーまずは簡単に自己紹介をお願いします。

現在シコメルでは経営企画部で資金調達等の財務から経理や労務などバックオフィス全般を包括的に見ています。

それ以前の経歴は、東京大学で工学系の領域を専攻しておりまして、院まで進みましたが最初のキャリアとしてはシティグループ証券株式会社を選択しました。そこから転職をしシコメルフードテックへ参画。今に至ります。

ーーかなり異色のご経歴だとは思います。幅広い選択肢がある中で、なぜ今のポジションを選ばれたのでしょうか?

自分は灘高校から東大、東大から東大の院へ進学したのですが、中高では「東大に行くことは普通」という世界でした。ある意味で周りに流されるように東京大学、東京大学大学院という進路を歩みましたが、社会人として自分の人生の責任を自分で持つにあたり、どういう人生にしたいのか真剣に考えた結果が今のキャリアです。

ーーといいますと?

学部では航空宇宙工学を専攻していました。入学当時は大学で研究をするか、あるいはNASAや三菱重工のような企業で働くのだろうなと漠然と想像していたのを覚えています。

いまでも工学系は憧れの仕事ですが、大学で勉強や研究を進める中で、ある懸念を持ちました。それは「周囲が同じ特殊能力を持つメンバーででかたまっている」ということです。

優秀な人が集まる世界ですが、同じようなバックグラウンドと能力を持った人材の集まりだということです。ハイスペックな人は間違いなく多いですが、接する人の幅が狭いままで拡がらないのではないかと不安になりました。

大学院では小惑星探査機の推進機を研究する研究室から「渋滞学」の研究室に入るなど紆余曲折ありましたが、仕事内容だけではなく、経済的にも、関わる人の幅としても、スケールを大きくできる可能性のある仕事を選びたいと思うようになりました。。

身結果的に研究職ではない別の仕事に就く決意をしました。自分で起業するか、外資系証券会社のどちらかにしようかと思案しましたが、就職活動をしてシティグループ証券でお世話になることになります。

ーーご自身で起業されるという道もあったわけですね。

はい。ただ当時の私は「社会的課題への解決意欲が弱い」と自覚していました。正しいかはまだわからないですが、社会的課題に対する問題意識を持ち、それをモチベーションに起業する起業家が結果として成功を収めているイメージがありました。正直な話、学生当時の自分は、狭い世界で生きていたこともあり、強く解決したいと思う社会的課題はなく、起業という選択肢は取りませんでした。

これが東京大学を経て東京大学大学院からシティーグループへ就職した経緯です。

ーーなるほど。それでは前職のシティグループ証券での業務内容を詳しくお聞かせください。

外資系証券会社のフロント部門には、大きく分けて資金調達やM&Aなどを取り仕切る「投資銀行部門」と、株券や債券の売手と買手の間に立って取引を仲介にする「市場部門」の二つがあります。

シティグループ証券時代、私は市場部門での業務を担当していました。体育会系のようなハードな局面もありましたが、良い経験だったと思っていて、当時の先輩には今でも感謝しています。

「市場部門」における職種は3つあります。「トレーダー」「セールス」「ストラクチャラー」です。自分はストラクチャラーとして働いていました。

少し専門的な話ですが、たとえば八百屋さんで例えてみましょう。「トレーダー」は毎朝市場に足を運んで野菜を仕入れてくる人です。在庫の管理なども担当しますね。「セールス」は店頭に立って販売する人。これは新鮮だから買いですよ、とアドバイスする役割ですね。これは分かりやすいと思います。

そして一見複雑なのが「ストラクチャラー」。これは何かと申しますと、たとえば「今日の夜はカレーを作りたいんだけど、いい野菜ない?」と相談を持ってくるお客さんが八百屋に来店したとします。あまり無い例かもしれませんが(笑) そこで、ストラクチャラーは「ニンジンと玉ねぎと、あと市販のカレールーを買ってみれば?」とアドバイスをしてあげます。

このような形で複数の商品の組み合わせを提案して、ニーズに応えられるようなオーダーメイドを創出するのが私たち「ストラクチャラー」の役割です。

ーーなるほど、すごく分かりやすいです!

献立のコンサルの金融Ver.のようなイメージでしょうか。八百屋の例では「買いたい人」だけですが、証券の市場部門の場合は「売りたい人」にも同様のオーダーメイドでパッケージを用意して提案します。

人生の「不確実性」が減っていく懸念

ーー研究者の道を脇に置いて外資系金融へ進まれたわけですが、さらにシコメルフードテックへ転身するわけですよね。このような決断をされた経緯や動機を教えてください。

シティグループ証券という場所は良い環境でしたが、金融関係で働き続ける今後の自分に「予想外」の展開は無いなと思ってしまったからです。このくらいの段階で出世して、こうした仕事をして、転職するならまた別の金融機関へ……といった調子です。

金融機関での自分のキャリアの限界を感じたというのもありますが、このまま同じ金融の業界で働き続けるとしたら、「人生の不確実性」が日に日に減っていくのではないだろうか。これが大幅に舵を切ってキャリアチェンジした理由です。

ーーとはいえ、かなり勇気のいるご決断だったのではないでしょうか。

自分のポテンシャルに対する自信がリスクを取ることが出来る理由にはなっていると思います。おこがましいのですがどんなことでも最低限のラインまでは到達してきたという自信はあります。

経営企画、管理部門をリードしてシコメルを上場させるというのが今の最大で唯一のゴールです。

ーー入社前と後でギャップはありましたか?

そうですね、「お金に関することなら何でも」というポジションですが、こんなにも業務範囲が広いとは思いませんでした。管理体制の強化のみならず、色々なことに取り組んできました。オフィスの家賃の交渉から家具を選ぶところまで(笑)

一般的な企業であれば事務職の方が担当する業務かもしれませんが、こうした経験もなかなか無いので楽しかったです。

ーー「お金に関すること」という言葉がありましたが、経営管理部としての現在の業務内容を詳しく教えて下さい。

弊社も他のスタートアップと同様に、成長を期待いただいた投資家様からの資金を元手に事業への投資を行っていますが、成長への投資が先行した場合には調達した資金が尽きるタイミングが訪れます。どういったシナリオを社として選択すべきなのか経営判断をし、それを株主に説明し、そのシナリオに基づいた資金繰りや資金調達の交渉、クロージングまでを管理するのが現在の役回りです。

ーー特に最近重視している業務はありますか?

自分自身の能力の向上に加え、経営企画、管理部門のチームアップ、従業員の業務効率をどう仕組みとして向上させるかを重視しています。

経営企画、管理部門の業務は多岐に渡るため、いつどういったメンバーにジョインいただくかは、自分の専門性向上と同じかそれ以上に重要だと認識しています。

また、各従業員が自分の業務を進める際に、事前に全てのことを理解していることはほとんどないので、社としてのナレッジをどう仕組みとして管理するかが重要だと考えています。

シコメルフードテックの魅力はビジネスモデルだけじゃない

ーー三好さんにとってのシコメルでの業務の魅力は?

よく言われることではありますが、スタートアップならではの裁量権が一つ。

後は金融業界に居た自分にとって飲食・食品業界は未知の領域なのですが、それでも安心して働ける、成功する未来を信じれる強力なバックアップ体制があることです。シコメルには様々な毛色の飲食・食品業界で結果を出してきたメンバーや、リクルートからスピンアウトした企業で役員を勤めているメンバー、私以外の外資系金融企業出身者など、様々な業界のプロが集まっています。このような言い方は良くないのかもしれませんが、ただただ若者が集まって勢いだけで経営をしているスタートアップではないという点は非常に魅力でした。

そのため日々混沌としてはいますが、「自分の能力や市場価値の向上」を日々実感しながら業務に向き合っています。

ーーすごい面々ですね、、、これから入社を検討している若手に一言お願いします。

企業規模や画期的なビジネスモデルに惹かれて弊社に興味をもった方がこの記事を読んでくれていると思いますが、それ以外にもシコメルのアピールポイントはたくさんあります。

特に若手に刺さる魅力で言うと、3年という短期間で上場を目指していることでしょうか。シコメルは現在設立後2年で、3期後の上場を最大の短期目標としていますが、この規模のベンチャーを上場させるに至るプロセスは大きな経験になると思います。もちろん少なからずリスクはあるのでしょうが、少しもリスクテイクせず、メリットを享受できるほどビジネスの世界は甘くないと考えています。まずは、このチャンスに飛び付けるような方とお会いしたいと考えています。

ーー今後の展望は?

シコメルは2025年に上場をしたいと考えています。これが実現すれば私はそのとき33歳、それまでは全精力をシコメルに注ぎ込んで、若いうちにわかりやすい結果を残したいと考えています。その後のことはその後考えたいと思います。

最後に

東大から東大院、さらには外資系金融勤務という煌びやかなキャリアを持ちながらも、飲食店と工場のマッチングをするテックスタートアップに飛び込んだ三好さん。その背景には「人生の不確実性」を高めながらスキルアップしたいという自身のキャリア感と「市場をリードして上場を目指す」ことを夢物語に終始させないシコメルの事業の確実性がありました。

メンバーのプロフェッショナル性と事業成長とともにキャリアを積むことに魅力を感じて頂ければぜひエントリーしてみてください!

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