こんにちは。みうらっちです。
自分のことを「みうらっち」と呼ぶのはかなり恥ずかしいのですが笑笑
ROKUMEI COFFEE CO.のロースター兼バリスタです。
僕はこの仕事に就くまでは、福祉の仕事を3年、その後1年間カナダのワーキングホリデーを利用してバンクーバーのコーヒーロースターでバリスタをしていました。
なぜ仕事をやめてまでコーヒーの仕事をしようと思ったのか。
それは単純にコーヒーが好きすぎたからです笑
コーヒー素人が一杯の「パナマエスメラルダゲイシャ」で衝撃を受け、所謂「コーヒーオタク」になるまでのめり込みました。
海外に渡った理由
わざわざ海外でバリスタを経たのは、Specialty Coffeeが世界中でブームになり、日本だけでなく海外の情報も知っておくべきだということ。
英語ができれば世界中のかコーヒー仲間ができるのではということ。
0から始める自分に一つでも武器が欲しかったからです。
英検3級レベルで海外に飛び込み、最初はコーヒーの注文すら出来ず絶望しましたが笑
帰る頃にはTOEIC850点にまでなんとかなることができました。
バンクーバーでできたバリスタ仲間たちのことは一生忘れないでしょう。
カナダから帰ってきた僕は、日本のコーヒー事情を勉強しようと地元愛知県や関西のコーヒー巡りをしました。
色んなコーヒー屋さんを調べて巡りましたが、その中で行ったROKUMEI COFFEE CO. NARAで衝撃的なほど感動したのです。
目の前で淹れながらフレンドリーに話してくれる接客。
かっこつけすぎてない優しい空間。
そして、その時に飲んだコスタリカホワイトハニーはめちゃ甘くて美味しかった。
余りに感動してそのまま旅先ですぐに履歴書を作りました笑
同日にもう一つの店舗であるROKUMEI COFFEE CO. TOMIO ROASTERY にもその日のうちに行きました。
富雄店には15〜20種類の試飲が!!コーヒーオタクには天国のようでした笑
そこでのサービスもコーヒーもやはり素晴らしく、店員さん(井田代表の奥さんでした笑)に、まだ採用はしているか聞くと
「また履歴書送ってね」
手元には仮で作った履歴書が。
旅先にいて家からは中々奈良まで来ることができない。
直接店員さんと話しているこの機会を逃したら...
そう考えて、思い切って
「実は履歴書あるんです」
カナディアンスタイルでその場で履歴書を手渡しました🤣
(カナダでは直接履歴書を持っていくのは珍しいことではないです。日本ではかなり変なやつになると思います)
なんとカウンターの奥には井田代表もいて、その場で面接を受けることに。
(今だったら絶対こんな面接はないのでご注意ください笑笑)
運命の面接
面接が始まり、井田さんから聞かれました
「何がしたいの?」
コーヒーが好きで、色々回ってロクメイが美味しくて好きになったことを話しました。
「うちはコーヒーのことは学べんで。」
今でも覚えています。
この言葉が僕のコーヒー人生を変えました。
バリスタであることはTakeをするのでなくGiveするということ。
お店に立つということは、「自ら価値を生み出し、お客様に満足していただけるようなサービスを提供する」ということ。
学びたいという姿勢「コーヒーオタク」であるということは会社にとって益はなく、学びは自らするもの。
その価値を会社とお客様に提供することこそが社会が求めているもの。
自分本意でなく「スペシャルティコーヒーを通して幸せの輪を広げる」という他者貢献の軸があるからこそ、素敵なサービスと美味しいコーヒーを提供できるのだと気づきました。
僕は今でも「コーヒーオタク」
ROKUMEI COFFEE CO.の中で1番コーヒーオタクである自信はあります笑笑笑
コーヒーのことも仕事のことも学び続けます。
お客様に喜んでいただける。
コーヒーの価値や楽しみを広げる。
そんな焙煎士でありバリスタでありたいと思います。