こんにちは、株式会社hitocolor広報の岡部です!
毎週更新中の求職者向けブログ、今回は「職種理解を深める~人事編~」です。
一般的に、人事といえば新卒や中途の採用を担当する人というイメージが強いのではないでしょうか?
しかし、人事の仕事は採用活動に留まらず、会社における人財管理を担うポジションといえます。
そこで今回は、会社の「ヒト」にまつわる業務を担当する人事について、どのような仕事をしているのか、必要なスキルやどんな人が向いているかなどを解説していきます。
▽人事の仕事とは
①人材の採用
人事は会社の経営計画にもとづき、会社に必要な人材を採用するために採用計画の立案や採用方針の策定を行います。採用業務については、会社によって新卒と中途それぞれで採用チームが分かれていることもあります。また、利用するサービスについても人材紹介サービスや求人サイトの他、最近ではSNSを通じた採用活動や、リファラル採用を行っている会社も少なくありません。
②人材の育成
人事の仕事は採用だけにとどまりません。採用した人材の育成も人事の仕事のひとつです。会社が定めた目標・目的を達成する、業績をさらに伸ばすためには、従業員一人ひとりのスキルアップは欠かせません。社員一人ひとりのレベルに合わせて教育カリキュラムを作成したり、時には外部講師などへ依頼して社内外の協力を仰ぎながら指導・教育を行います。
③人材の評価
評価制度や報酬制度の企画立案も、人事の重要な仕事のひとつです。事業計画に基づいて必要な人材、従業員の能力、組織構成、人件費の費用対効果や業界の給与水準や世の中の景気など、様々な観点から判断が必要になったり、従業員のモチベーションや離職率に繋がり、経営にも影響を与えるため、透明性や公平性を考慮する必要があります。組織マネジメント的な観点や経営的な観点からの専門知識も必要な業務であるため、多くの企業では管理職以上が対応することがほとんどです。
④労働環境の整備
従業員一人ひとりが安心して働けるような環境を作るのも、人事の重要な業務です。主に、就業規則の運営・改定をはじめ、勤怠管理や給与計算、休暇管理、安全衛生管理、健康診断の実施、労働保険・社会保険の加入手続きなどを行います。
▽人事に求められる能力・向いている人
①コミュニケーション能力が高い
人事は、業務を行うなかで人と接する機会が多く、誰とでも円滑なコミュニケーションが取れるスキルが必要だといえます。例えば、採用活動では転職・就職希望者に対して、自社が掲げるビジョンやこれまでの業績などをわかりやすく説明する必要があり、そのためには必要最低限のコミュニケーションスキルが不可欠といえるでしょう。
さらに、採用活動では「企業の顔」として転職・就職希望者と接するため、好感を持ってもらえるような言動を心がける必要があります。そのため、最低限のビジネスマナーはもちろん、安心感を与えるような表情づくりなど会話以外のコミュニケーションスキルを身に付けることも大切になってくるでしょう。
②スケジュールに沿って計画的に業務を管理できる
人事の業務には社会保険や労働保険の手続きなど、期限付きの手続きが発生する場面も多くあります。また、それらの業務は自分一人では完結せず、該当する社員から必要書類を提出してもらったり、記入してもらったりする必要も。スケジュールに沿って業務進捗をコントロールして進めるスキルは、人事として活躍するにあたって必要不可欠なスキルといえます。
③法令に関する知識がある
人事として仕事をする場合、社会保険労務士、産業医といった専門家とのやり取りが発生することがあります。また、将来的に管理職を目指したい、人事戦略に関わる仕事に携わりたいといった希望がある場合、法令に関する知識がないと知らず知らずのうちに法律違反をしてしまっていた、などということにもなりかねません。
人事業務に関わる代表的な法律として、労働基準法や労働安全衛生法、男女雇用機会均等法のほか、都道府県の条例などが関係する場合もあります。ひとつずつ学び、また、常に最新の情報に触れることを意識すると良いでしょう。
今回は人事の仕事や求められる能力、向いている人について紹介しました。
人と関わることが好き、誰かの役に立つ仕事がしたいという方にはぴったりの仕事です。経験者募集をしている企業が多い職種ではありますが、未経験や総務など近しい職種経験者を採用している企業もありますので、諦めずに挑戦してみてはいかがでしょうか。