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【インタビュー#2】山あり谷あり、波瀾万丈!?人生経験豊富なCFOを紹介します!


インタビュー第2弾は、取締役CFOをご紹介!

気配り上手な『バックオフィスのマルチプレーヤー』は、どのようにしてキャリアを積んできたのか?

今回は、”ICIのCFOってどんな人?” を紐解いていきます。



プロフィール

横山 浩士(よこやま ひろし)

◆ICI株式会社 取締役CFO 経営管理部長

◆保有資格:公認会計士

◆保有スキル:会計(JGAAP)、税務(法人税・消費税)、会社法


ICIには2020年9月から参画され、2020年11月にCFOに就任されましたが、それ以前はどのような経歴をお持ちでしょうか?

新卒で山一證券に入社しました。若い方はご存知ないかも知れませんが、1997年に経営破綻して大きなニュースになった企業です。私はその1997年の新卒入社、つまり最後の新卒世代でした。ちょうど婚前旅行で京都に行っていて、売店の新聞で破綻を知ったときは「結婚式場の予約金払っちゃったけど、どうしよう?」と考えたことをよく覚えています(ちゃんと結婚式は挙げられました!笑)。今となっては、とても貴重な体験でしたね。
その後、何とか転職はできたものの、思っていた仕事には就けず、退職して公認会計士の勉強を始めました。恥ずかしながら、妻に支えてもらっての予備校生活です。そんなプレッシャーもあってか(笑)、何とか試験に合格することができ、大手監査法人に就職することができました。
監査法人では、規模も業種も様々な企業の会計監査に従事しました。監査の仕事は性に合っていて楽しかったのですが、年々ブラック化していく職場に「経営陣は何を考えているのだろう」と不満を抱えていました。元々「自らの手で良い組織を作りたい」という思いがあり、会計のスキルを活かしながら組織作りができる仕事として、CFOに興味を持っていたのです。そんな折、ちょうどスタートアップ企業に会計士をCFOとして派遣するプロジェクトが始まったので、すぐに手を挙げました。そのプロジェクトで神戸の創薬ベンチャーに約2年間出向し、CFOとしての経験を積ませていただきました。
監査法人に帰任したものの、CFOとしてキャリアを進めていくことは決めていて、出向時代の投資家の方に誘われ、新たに設立した創薬ベンチャーに転職しました。
残念ながら、その会社は治験に失敗して3年間で破綻してしまい、さらに別のスタートアップ企業を経て、ようやくICIにご縁をいただいたという経緯です。
お世話になった会社が破綻してばかりという残念な経歴ではありますが、ICIは絶対に成功させたいと思って、日々精進しております。


ICIに参画された経緯をお聞かせください

創薬ベンチャーが破綻して転職先を探していた際、お世話になっていた先述の投資家の方に工藤をご紹介いただいたのが最初のきっかけです。
元々「社会の役に立つ事業をやりたい」と思っていたのと、創薬ベンチャー時代に「医療業界は必死に頑張っているのに、まだまだ分からないことだらけで、思うように医療は進んでいないんだな。1つの原因として、疫学調査などで得られるデータが足りないのでは。」と思っていたので、ICIの事業構想を聞いたときにすごく興味を抱きました。
ところが当時は、ICIも会社を設立しようか模索しているタイミングでCFOを採用する段階ではなかったため、諦めて別のスタートアップ企業に入社しました。そこでは自分の目指す組織づくりができなかったこともあって1年ほどで転職を決意したところ、(話の中で何度も登場している)投資家の方が「ICIも1年前と状況が変わっているけれど、まだ興味はあるか?」と声をかけてくださったのです。この投資家の方には、本当に頭が上がらないですね。そのような経緯で、晴れてICIに入社することができました。


入社の決め手となったポイントや出来事はありますか?

元々、私が転職活動中に重視していたのは、1つは社会的に意義の高い事業であること、もう1つは経営者が尊敬できる方であることでした。ICIは、この2点を満たしていたというのが大きな決め手です。
1つ目の社会的意義は、ICIの一番のアピールポイントでもあるので、説明不要かと思います。創薬ベンチャーを転々としてきたように、特に医療業界に貢献したいという思いが強かったので、簡単な事業ではないとは思いましたが、迷いはありませんでした。
経営者については、入社前にそこまで工藤と語り合ったわけではありませんが、長年お世話になり信頼している投資家の方の太鼓判もあって、何度か話をしただけでも傑出した人物であることがわかりました。会計士というカタい業界の出身ということもあり、工藤に初めて会った際に、”ロン毛の人”が登場したことにはかなり驚きましたが(笑)。


CFOとして、特に心がけていることはありますか?

当たり前ですが、法令を遵守して、会社をキチンと運営することが基本中の基本です。そのうえで、社員の皆さんの負担や心配をできる限り軽減することが使命だと思っています。
よく言われることではありますが、「組織はヒトが大事」ということは私も強く感じていますので、社員の皆さんが自分の仕事に集中できて、気持ちよく働ける環境づくりを心がけています。我々のようなバックオフィス系の業務は、自分自身で収益を生み出すことはできませんが、我々のサポート次第で会社の成功も左右されるという責任感を忘れないようにしています。


会社の課題だと感じていることは何ですか?

幸いなことに、今のICIには優秀な社員が集まっていると感じています。これからの課題は、そうした優れた社員をもっと増やして、その人財を1つにまとめていくことだと思っています。
当社の事業は決して簡単な道のりではありませんので、どれだけメンバーの力を引き出し、それを結集させるかがカギとなります。そのための採用活動とチームマネジメントに力を尽くしたいです。


ICIをどのような会社にしていきたいと思いますか?

「自らの手で良い組織を作りたい」というのが私の目標です。ですので、ICIを理想の組織に育てていきたいですね。『良い組織』にも色々な形があると思いますが、先ほどもお伝えしたとおり、私は「組織はヒト」であると考えています。そのため、社員の皆さんがモチベーション高く働けて、かつ、この会社の一員であることに誇りを持てる組織を目指しています。

具体的には、社員全員がお互いを尊重(リスペクト)できる組織であること。
 お互いをサポートする意識を持つ
 サポートしてもらった時には感謝を忘れない
 意見が合わない時でも相手の言い分に耳を傾ける
 おかしいと思ったことは社長にでも言ってかまわない
 言われたことは真摯に受け止める

そうした当たり前なことの積み重ねですが、特に経営陣が意識を高く持ち、実践することが大事だと思っています。


ICIの一番の魅力はどこだと思いますか?

私がICIを選んだ理由と重複してしまいますが、1つは社会的に意義の高い事業であること、もう1つは社長である工藤の存在でしょうね。
1つ目の社会的意義は、先ほどからお話ししている通り、自分たちの活動が医療の発展に大きく寄与できると信じられる点は、何事にも代え難い魅力(やりがい)であると感じています。私自身も、何ら医療知識のない自分が、医療の発展に貢献できることに大きな幸せを感じています。
社長の工藤については(本人にもこの記事を見られると思うと少し悔しい気もしますが…笑)、能力、熱意、人柄を兼ね備えた稀有な人物だと感じています。話していて、とにかく頭の回転が速く、何でも知っているなと感じることが多いです。頭の回転が速いせいか、話すときも早口なのはどうかと思いますが(笑)。コンサルタントとしてどこでも活躍できると思いますが、それでもこの事業に飛び込んできた熱意があり、誰よりも勉強していることに感心させられます。また、こうした個の力が高い人物には、いわゆる「オラオラ系」と呼ばれるタイプの方も多いですが、工藤は周囲にも気遣いができ、温かみのある人柄です。私も、これまで多くの経営者とお話しする機会に恵まれてきましたが、これほどの人物はそうはいないと思います。


どのような人材を求めていますか?

何よりもまず、「医療の発展に貢献する」という当社のミッションに共感していただきたいですね。スタートアップ企業ですので、決して順風満帆とはいきません。壁にぶつかった時でも、このミッションを信じることができれば、きっと困難にも打ち勝つことができると私は信じています。
それと、一生懸命であって欲しいです。どんなに優秀な方でも、真剣に取り組もうとしないのでは成果が出ないばかりでなく、周囲の頑張っている社員にも影響が出てしまいます。多少不器用であっても、一生懸命でありさえすれば、少なくとも私は応援したくなりますし、周囲も認めてくれると信じています。たくさん残業して欲しいという意味ではなく、仕事に使う限られた時間の中で、できることを精一杯やっていただきたいです。


仕事以外に、何か続けている趣味などはありますか?

かつてはバスケットボールに打ち込んでいましたが、今は体がついていかないので(笑)見るだけです。体を動かすのが好きなのと、ダイエット目的もあり、ここ数年はジョギングをしています。一度だけですが、フルマラソンを完走してサブ4(4時間切り)を達成したのが人生最大の自慢です(笑)。ジョギングコースの近くに国立のトレーニング施設があり、たまに有名スポーツ選手を見かける(マラソンの大迫選手が横を颯爽と走り抜けていったこともあります)ので、それも楽しみの1つですね。


個人として大切にしている考え方はありますか?

『愚直』という言葉が好きです。
正しいことをコツコツとやり続けていきたいという思いがあります。華やかな言葉ではないですが、自分の性格にも合っているかなと。


最後に、ICI株式会社に興味を持ってくださった方へ向けてメッセージをお願いいたします

はじめまして! ICIでCFOを務める横山と申します!
まだまだ駆け出しですが、自分たちの手で医療の発展に貢献できるという、なかなか大それた(笑)ミッションを掲げた企業です。でも、けっこう真剣に取り組んでいますので、採用とは関係ない方にも、ご興味を持っていただけると嬉しいです。ONではしっかり、OFFではゆる~く、そんなメリハリのある仕事ができる組織を目指していますので、ご応募もお待ちしております。



いかがでしたか?

この他にも雑談で、小さい頃にピアノのレッスンが嫌で先生に「帰ったら?」と言われて本当に帰ってみたり(その後お母さまに怒られて再度行ったそうです・笑)、外で遊んでは体のどこかを怪我して家に帰るやんちゃ坊主だったと、今のきちんとした姿からは想像できない勇者的(笑)幼少期を過ごされた話をしてくれました。

バックオフィスを統括しているICIのCFOは、カタい職業とは裏腹に(?)「中学生時代はドイツに住んでたけど、日本人学校だったからドイツ語も英語も話せないんだよねー、あはは」と、明るく話をしてくれる気さくな人です。



次回は、COOインタビューを掲載予定です!

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