1
/
5

海外MBA取得&マッキンゼーからノンデスクワーカー×SaaSスタートアップに転職した理由

こんにちは!アルダグラムCOOの渥美です。

今回は海外のビジネススクールでMBAを取得し、マッキンゼーでの戦略コンサルタントを経て、2021年8月にアルダグラムにジョインした伊東さんにインタビューしました。

アルダグラムを選んだ理由は?アルダグラムで成し遂げたいこととは?赤裸々に語っていただきました!

プロフィール

伊東 伸司

慶應義塾大学卒業後、新卒でシメックス株式会社に入社し、国内営業とアフリカ市場での事業開発を経験。その後IE Business SchoolにてMBAを取得し、McKinsey&Companyにて戦略コンサルタントとして2年間従事。2021年8月にアルダグラムにジョイン。


スタートアップで活躍するため、スペインでMBAを取得

渥美:
まずは伊東さんのキャリアについて教えてください。

伊東:
慶應義塾大学卒業後、2013年にシスメックス株式会社という医療機器メーカーに入社しました。

大学時代に世界中を旅していたこともあり、日本の製品で世界中の人たちの役に立ちたいと考えていたからです。とはいえそこまで深く考えて就活したわけではなく、ご縁があった会社に入社しました。

入社直後は札幌営業所で、医療機器を病院や代理店に提案する営業活動に携わりました。いずれは海外でも仕事がしたいと希望を出していたところ、3年後に海外事業推進部に異動に。M&A先の会社とともに、アフリカ市場向けの新規事業開発に従事しました。上司がドイツ人になったり、アフリカ人の同僚ができたり、刺激的な環境でしたね。

その頃、スタートアップで働きたいという思いが芽生えました。新しい事業を自分の手で作りたかったんです。しかしこのまま転職しても、何のスキルもありません。本格的に経営の勉強をしようと、2018年に退職し、スペインのIE Business schoolに入学しました。

渥美:
仕事を退職して、しかも海外のビジネススクールに。なかなかできる挑戦ではないと思います。CEOの長濱も同時期にIE Business schoolに通っていましたが、仕事をしながら通学したと聞いています。仕事を辞めてまで挑戦した理由は何だったのでしょうか?

伊東:
シスメックスはやりがいのある環境でしたが、徐々に自分の成長角度に限界を感じて始めました。優良企業であるため、自分が何もしなくても会社は成長し続けるんです。このままの環境で成長していけるのか悩みました。そこで一度環境を変えて、自分の人生を考え直す時間をつくろうと決めたのです。

海外でMBAを取得したのは、海外事業を経験し、今後はダイバーシティが重要になることを実感したからです。今後のキャリアに必ず役立つと思いました。退職して学業に専念した理由は、そこまで器用ではないからですね。働いて、勉強して、就職活動して、という生活は考えられませんでした。


スタートアップのスキルは、スタートアップでしか身に付けられない

渥美:
MBA修了後にマッキンゼーに入社されたそうですが、マッキンゼーを選んだ理由を教えてください。

伊東:
ビジネススクールを卒業すると大体2つの選択肢があります。起業するか、就職するかです。起業は考えましたが、まだそのタイミングではないように思いました。

就職については、将来的にスタートアップで働きたいと思っていました。授業でも新規事業開発の疑似体験があり、自分で考えて行動して組織を作るのが面白かったんです。しかし、事業会社で営業の経験はあるものの、それ以外の経験はありません。周りの話を聞くと、プロフェッショナルファームなら短期間で自分を鍛えることができるとのこと。スキルを身に付けてからキャリアを選択するのでも遅くはないと考え、カルチャーに共感したマッキンゼーに入社しました。

渥美:
マッキンゼーではどのようなお仕事をしていましたか?

伊東:
さまざまな企業のさまざまなプロジェクトに携わりました。お客様は、ヘルスケア企業やエネルギー企業、プロジェクトはデータアナリティクスの立ち上げやコスト削減など、本当に多種多様でしたね。大体3ヶ月から半年でプロジェクトが変わり、多くの経験を積めました。

特に印象に残っているのは、キャッシュフロー削減プロジェクトです。戦略を立てるだけでなく、実際の交渉をサポートしました。はじめは「サプライヤーとの交渉なんて無理」と消極的だったお客様が、ディスカッションを重ねるうちに信頼してもらい、徐々に自信をもって交渉できるようになって。大企業が変わる瞬間を見ることができて、達成感がありましたね。

渥美:
そこまでお客様の課題解決にコミットされていたんですね。
もともとスタートアップにジョインするつもりだったとのことでしたが、マッキンゼーを辞めた理由を教えてください。

伊東:
約2年働いて、スタートアップで必要になる能力はコンサルティングファームの延長線にはなく、スタートアップや事業会社で生の経験をもとに身に付けるべき能力だと感じたんです。スタートアップにジョインする方が自分の成長スピードが上がると思いました。


想いと人に共感し、アルダグラムへ

渥美:
アルダグラムを知ったきっかけを教えてください。

伊東:はじめての出会いは2年前。IE Business schoolのOB会で長濱さんと出会ったんです。長濱さんは私をキャンパスで見かけたことがあるとおっしゃっていましたが、正直、全然知りませんでしたね(笑)

その際にアルダグラムを起業した話を聞きました。それから何度か定期的にお会いする機会があり、オフィス見学にも誘っていただきました。

渥美:
その頃には伊東さんにいつかはジョインしてほしいと目をつけていたんですよね(笑)最終的にアルダグラムを選んだ決め手を教えてください。

伊東:
転職活動で重視していたのは3つあります。

1つ目は、バリューやミッション。
私自身、幸せそうに働いている日本人が少ないことに課題感を抱いていました。その理由の一つとして、生産性が低いことが挙げられます。アルダグラムならばこの課題が解決できると感じました。特に木村さんと渥美さんと面接をした際に、「カスタマーサクセス」というバリューの話を聞いて、自分の考えとマッチしているのを確信しましたね。さらには建設業界だけでなく、あらゆる産業の生産性向上に役立ちたいと考えているところが魅力的でした。

2つ目は、フェーズ。
スタートアップといっても、10人の会社と50人の会社、100人の会社では全然違うと思います。100人規模の会社は、すでに部署ができて、ある程度整っています。自分の将来を考えたら、小さめの会社に行きたいと考えました。アルダグラムのフェーズだと、よくも悪くも課題がたくさんあります。私としては課題があればあるほど楽しいため、惹かれましたね。

3つ目は、会社のカルチャーです。
10人程度の会社で価値観が合わないと地獄です。経営陣とお話しし、自分の性格的にも合っていることを確認しました。特に長濱さんとは、意気投合していました。実は私、中学時代はすごく落ちこぼれで、通信簿に1がついていたんです。大多数からは「こんなんじゃ良い高校にいけないよ」と言われつつ、でも信じてくれる人がいて、その仲間たちのおかげで進学できました。長濱さんも同じような経験をされていて、シンパシーを感じましたね。

組織によっては、その人の能力を決めつけてポテンシャルを潰してしまうことがよくあります。代表がそういった経験をしているからこそ、アルダグラムはポテンシャルを伸ばしていける素地があると思いました。

でもやっぱり、ご縁ですよね。

ちょうどその時期に資金調達があって、私としてもジョインしやすいタイミングでした。それに長濱さんだけでなく、CDOのIvan、そして私の妻もIE Business school出身です。余談ですが、私と妻で長濱さんに逆面接もしたんですよ。家族を大切にすることも共感してくれました。それも決め手でしたね。


自律意識を持ち、成長していく環境を築く

渥美:
では、現在のお仕事について教えてください。

伊東:
今は新規事業ユニット長として新規事業の構想を考えたり、営業メンバーを壁打ちして、課題解決をしたり。縦横無尽にいろんな方々と関わらせていただきながら、コンサル時代に培ってきたスキルを武器に動き回っています。

渥美:
伊東さんには本当にさまざまな仕事をお願いしていますね(笑)これからアルダグラムがどう進化していくかすごく楽しみです。伊東さんの今後の目標を教えてください!

伊東:
新規事業の立ち上げについては、成功まで導くことが目標です。コンサルティングでは既存の事業改善などはありましたが、新規事業はほとんど経験がありません。これから全社一丸となって推進できること、楽しみにしています。

アルダグラムにはさまざまな面で貢献できると思っています。現在掲げているミッションやバリューは素晴らしいものです。規模を大きくしつつもこの土台を守り、圧倒的に優秀な方々が圧倒的な自律意識を持って成長していくような環境を作り上げたいですね。

渥美:
すごく頼もしいです。ちなみに伊東さんから見て、どんな人たちがアルダグラムに向いていると思いますか?

伊東:
端的な言葉でいうと「良い人」ですね。アルダグラムはスキルの高い人材が多い上、アドバイスを柔軟に受け入れる方たちばかりです。素直にアドバイスを受け止め、すぐに実行に移すことができる方は向いていると思います。

また、現在のフェーズを加味しても、自分の職務だけを全うする考えの方は馴染まないと思います。自分のミッションや職務を超えて、積極的に動ける方がいいですね。

さらには論理的思考力だけでなく、エモーショナルな部分も重要だと思います。意志決定をするのは人間です。論理的な手法よりも感情に訴える方が伝わることもあります。「この人が言うならやってみよう」と思わせるような、人間的な魅力がある方と一緒に働きたいですね。

スキルや経験は決して無駄にならない

渥美:
やりたいことやミッションに共感していても、スタートアップに転職することに不安を感じる方も多いと思います。伊東さんはいかがでしたか?

伊東:
今の仕事に満足している方は無理に踏み出す必要はないと思います。しかし、毎日朝起きたときにワクワクしていないようであれば、思い切って飛び込んでみてもいいのではと思いますね。たとえ失敗したとしても、そこで培ったスキルや知識は無駄にはなりません。覚悟を決められるかどうかだと思います。

私が覚悟を決められたのは、アルダグラムに信頼できるメンバーが集まっていたからです。このメンバーなら成功できると思えました。一方で、うまくいかなかったら仕方ないと思えたんです。もし失敗してしまったら、それは自分のせいなんだろうなと。だから不安はありませんでしたね。むしろ自分が頑張らねばという思いの方が強かったです。

また、給料が下がる不安を感じている方もいるかもしれませんが、最近はスタートアップへの資金調達が充実しており、それほど心配する必要はないと思います。私も給料については事前に相談に乗ってもらいました。キャリアを考えても、スタートアップで培ったスキルは武器となるため、市場価値も高まります。短期的な未来を考えるか、長期的な未来を考えるかだと思いますね。

渥美:
確かに、スタートアップへジョインする不安は、しっかり考えてみたら杞憂であることも多いですよね。自分の将来を考えた上でどう選択するべきかが大事ですね。

本日はありがとうございました!
伊東さんの熱い思いを伺って、これからアルダグラムを成長させていく心強い仲間が入ったことを改めて実感しました。一緒に頑張っていきましょう!

アルダグラムでは、ともに事業を盛り上げる仲間を募集しています。興味を持った方、ぜひカジュアル面談にお越しください!

株式会社アルダグラム's job postings
12 Likes
12 Likes

Weekly ranking

Show other rankings
Invitation from 株式会社アルダグラム
If this story triggered your interest, have a chat with the team?