2012年に設立されたアクセルユニバースは、業務システム、Webシステム、スマートフォンアプリの開発やインフラ構築・運用など幅広く事業を展開しているシステム開発会社です。大手企業を取引先とする1次請けが中心で、客先常駐なしの自社持ち帰りで受託開発を行っているのも特徴です。
今回インタビューさせてもらったのは、学生時代にインターンシップとして同社の仕事を体験し、その後社員として働くようになった中村さん。仕事でソフトウェア開発に携わるだけではなく、趣味もプログラミングというザ・ソフトウェアエンジニアタイプの若手技術者です。
そんな中村さんに、インターン生から正社員になった理由、自身が思うプログラミングが上手くなるコツ、そして他社にはないアクセルユニバース(以下、AUC)という会社のユニークな魅力についてお話を聞きました。
プログラミングをもっと勉強したくてインターンシップに参加
―中村さんは、最初インターン生としてAUCで働き始めたとお聞きしました。いつ、どんな経緯でインターンを始められたのですか?
中村さん:インターンを始めたのは7年ほど前です。それまでは趣味としてプログラミングで遊んでいて、仕事でもやってみたいと思ったのがきっかけです。AUCはネットで調べて知りました。インターンで、実際にソフトウェアを作りながらプログラミング勉強できるところはないかと探していて見つけました。
―趣味でプログラミングを始めたのはいつからですか?
中村さん:高校生のときですね。もともと実家に家族用のデスクトップPCがあって、小学生の頃からよく触っていたんです。自然にプログラミングに興味が出て、独学で携帯用のアプリを作り始めたのが最初です。ガラケーやスマホ用の簡単なメモ帳アプリなどを作り、自分で使っていました。
ただ、高校のときは部活もやっていたので、プログラミングにはそこまで時間が取れませんでした。大学に入って時間ができてからもっとプログラミングを極めたいと思うようになり、それでAUCのインターンに参加したという流れです。
―AUCのインターンの面接を受けたときの印象はどうでしたか?
中村さん:代表の山根が対応してくれたのですが、話しやすいなと思いました。話の流れで、さっき言ったスマホ用のメモ帳アプリを見せたのを覚えています。すぐに業務に参加できることになり、週3日くらいのペースで働くようになりました。
―インターン時代はどんな仕事をされていたのでしょうか?
中村さん:最初はスマホアプリにちょっとした機能を実装する業務が多かったです。その後、スマホアプリだけではなくWeb開発におけるサーバーサイドの仕事などもやらせてもらうようになりました。
特に面白かったのは、ARのヘッドセット向けアプリの開発に関われたことです。機械学習の技術を用いて、物体の認識・処理を行う部分の開発でした。新しい技術に触れるのが楽しかったですし、もちろん勉強にもなりました。
インターンは4年ほどやらせてもらいました。継続的にいろいろな勉強をさせてもらえていたのでとても感謝しています。
正社員として入社し、改めてソフトウェアエンジニアとして活躍
―大学院卒業後は当然、他の会社に入るという選択肢もあったと思うのですが、正社員としてAUCに入社することにしたのはなぜですか?
中村さん:インターンでいろいろな仕事をやらせてもらいましたし、非常に働きやすい環境だったのが大きな理由ですね。中でも決め手はARヘッドセットのアプリ開発だったかもしれません。最先端の技術を使うために新たに勉強をする、それを仕事としてやれるのが刺激的だと感じました。社員として働くようになったら、もっと新しい経験ができるのではないかと思い、入社を決めました。
―社員になるとき、改めて面接があったのでしょうか?
中村さん:面接という雰囲気ではありませんでしたが、一度話す機会を作ってもらいました。山根から声を掛けてくれて、社員になる意思があるかどうかを聞かれたんです。そこで考え、入社を決めました。
―今はどんな仕事を任されているのでしょうか?
中村さん:アプリの開発もやれば、サーバーサイドの作業やインフラの構築もやっています。常時、大体2件くらいの案件を担当しています。言語は今だとJavaScript、Ruby、PHP、Swiftを使うことが多いですね。
―社員になってから仕事面で変わったことはありますか?
中村さん:自分の仕事をやるだけではなく、人にプログラミングを教える機会が増えました。相手は新卒で入ってきた後輩やインターン生です。教えるのはいろいろと考えることが増えるので大変ですが、自分1人で作業をしているだけでは気付けなかった知見を多々得られるので、また違ったやりがいを感じています。
例えば書いたコードを見せてもらって、どこを変えればもっと上手いコードになるかを教えることがあります。すると、これまでとは別の視点から細かい部分に関する新たな発見ができ、自分のプログラミングの知識が蓄積されていくんです。教えた相手の技術が向上すればもちろん嬉しいですし、自分も得ることがたくさんあります。
現在はリモートワークで快適に開発作業に没頭する日々
―今はリモートワークだとお聞きしましたが、リモートという働き方をしてみていかがですか?
中村さん:個人的にリモートはやりやすいですね。自分のペースで仕事ができるし、電車通勤しなくてすむのがなによりありがたいです。
今は1人暮らしなので、生活空間と同じ場所で仕事をしています。朝10時くらいから仕事を始めて、午前中にWeb会議でミーティングをこなし、それが終わるとプログラミング作業にかかります。外食はほとんどせず、簡単なものを自分で作って食べます。それで夜7時くらいまでプログラミングに没頭するという感じです。
この働き方は快適ですね。納期が迫れば大変なときもありますが、基本的にそれほど切羽詰まることはないです。仕事と生活空間が一緒なのも、自分はあまり気になりません。
―ちなみに中村さんの趣味はなんですか?
中村さん:プログラミングです(笑)。最近は仕事以外でも、完全に趣味で自分用のブラウザの拡張機能を作ったりしています。
プログラミングに熟達するにはとにかく手を動かすことが大事
―本当にプログラミングがお好きなんですね。そこまでハマっているプログラミングの魅力とは?
中村さん:自分の「こんな機能が欲しいな」とか「こんなのがあったら便利かな」といった想像を実現できるところです。試行錯誤する過程も楽しいし、思った通りのものができれば達成感も得られます。
―プログラミングが上手くなるコツはありますか?
中村さん:とにかく自分で手を動かすことです。資料を読むことも必要ですが、まずはコードを書いてみるのが一番早いし、大事です。書いて、試して、また直すという作業を繰り返すのが上達のコツだと思っています。
―好きなことを仕事にすると大変だと感じる方もいらっしゃると思います。
中村さん:確かに仕事だと責任も生じるので、大変なところもあると思います。でも自分は仕事を通じてプログラミングにおける大切な事柄に気付くことが多いですし、何より新しい技術や知識を覚えられるので、それほど苦労は感じません。プログラミングを仕事にして良かったと思っています。
「エンジニアとして仕事をしたい」ことを理解してもらっているから働きやすい
―例えば将来、マネジメントを担当することもあるかもしれと思いますが、ご自身の今後のキャリアについてはどう考えていますか?
中村さん:マネジメントも多少やることになるかもしれませんが、自分は基本的に今後もいちエンジニアとして手を動かし、開発業務に携わっていきたいと考えています。山根にもそう話していますね。代表自身に自分のやりたいことを理解してもらった上で、自分に合った仕事に取り組めるのは、ありがたいところです。
山根とは定期的に1on1面談で話す機会があるので、社員はそこで自分の考えを伝えられます。その内容をしっかりと実際の業務に反映して働きやすい環境を整えてもらえるのも、この会社の居心地の良さにつながっています。
―自分の仕事に対する志向やスタイルを直接話して、理解を得て働けるというのは他の会社ではあまりないことかもしれませんね。
中村さん:そう思います。それに他社との違いでいうと、普通はエンジニアが担当する仕事のジャンルというものはある程度決まっていて、1つのことをきっちりと詰めていくやり方が多いのではないかと思います。けれど、AUCの場合はジャンルを問わずいろいろなことに挑戦できて、新しい技術も身に付けられます。それも自分にとっては他にはあまりない魅力かなと思います。
―なるほど。では最後に、AUCで働くことに興味があるという人に向けてメッセージをいただけますか?
中村さん:自分からいろいろなことに挑戦したい人なら、AUCは面白い会社だと思います。特にエンジニアとしてチャレンジしてみたいジャンルがあるなら、ここはそのチャンスをもらえる会社です。プログラミングが好きで、エンジニアとしてずっと仕事をしていきたい人も働きやすいと思います。
社員になる以外にもインターンで働く方法もあります。あるいはフリーランスとしてプロジェクトに参加することも可能です。いろいろな選択肢が用意されているのも、この会社の良いところですね。