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「自分は恵まれていた。」外資出身だからこそ感じた日本のIT業界の課題。そんなCTOから見える景色に迫りました。

こんにちは!今回はArkth取締役の一人である、中村泰行(なかむら やすゆき)さんにインタビューして参りました!外資系IT企業を巡り現在はArkthのCTOとして活躍する中村さんが考える、日本のIT業界の現状など詳しく聞いて参りましたので、是非最後までご覧ください!

〈目次〉
①外資出身だからこそ感じた「日本のIT業界の課題」
②「客先常駐」←この言葉にどんなイメージを抱きますか?
③「本当にエンジニアが尊敬される社会」を創る。

①外資出身だからこそ感じた「日本のIT業界の課題」

ーまずは簡単に自己紹介をお願いします!

新卒で大手ITベンチャーに入社し、その後外資系ITコンサル企業、外資サイバーセキュリティメーカー系企業を経て2021年1月からArkth 取締役就任、同年2月から同社のCTOとして働いています。


ー外資系を中心に活躍されていたんですね!前職ではどんな業務をされていたんですか?

職種でいうとソリューションアーキテクトやセールスエンジニアと呼ばれるようなプリセールスとして働いていました。クライアント対して自社の製品やソリューションを提案を行っていました。製品だけで要求を満たせない場合は、役務も提案するっていうことをしていましたね。

ー中村さんがArkthに入社されるきっかけって何だったんですか?

入社前からたまにボランティアとして仕事を手伝っていたのがきっかけですね。代表の*新屋とは大学時代からの付き合いで、卒業後も一緒に海外旅行に行くくらいの仲だったのでたまに相談を受けることもありました。僕が今までやってきた仕事は、いわゆるバリュープロポジションをどう訴求するか考える仕事なんですが、新屋はこれがArkthに必要だと考えていたみたいです。バリュープロポジションとは、ざっくり言うとお客様のビジネスの成功に必要なソリューションが何かを定義することです。想定顧客を作って資料を作ったりなんてこともこの時にしていました。

*新屋:新屋勝啓。エンジニアリングファーストを掲げるエンジニアCEO。IT業界の現状を変えるために株式会社Arkthを設立。そんな代表新屋のストーリーはこちらから!

ー新屋さんとの交友関係やお仕事がきっかけなんですね!そこから入社にまで至った決め手は何だったんですか?

大きく分けると2つあります。
 1つは、Arkthが会社としてすごく恵まれていることです。在籍メンバーは要領がいいというか、「この経験年数でここまでできるの?」みたいなメンバーばかりでみんなとても優秀でした。お客様にも恵まれていますね。エンジニアってどうしてもお客様に対して立場が低くなりがちだと思うんですけど、Arkthのお客様は一緒にいいモノを創ろうっていうベクトルで考えてくれるお客様ばかりで、そこも恵まれているなと感じました。

2つ目は、社会課題に対する認識が新屋と共通だったことです。入社前、新屋と今の日本のIT業界の現状について話し合う機会がありました。そこで日本のIT業界の現状と、今まで自分がいかに恵まれた環境にいたか気づかされたんです。

ー「恵まれた環境にいた」とは?

僕はそれまで「どうやってお客様に価値提供するか考えること」がエンジニアのやりがいであり魅力だと思っていたし、みんな僕と同じ考え方を持っていると思っていたんです。自分の周りの環境がそうだったので、それが全てだと思ってたんですね。
ところが新屋と話す中で、多くのエンジニアはそうではないことに気づかされました。
何よりもギャップを感じたのは、ほとんど多くのエンジニアとしての価値訴求は、足元から考えてしまっていることです。お客様が本当に必要なものは何かは二の次で、エンジニアの能力はなんであって、経験が何年あるから、そのエンジニの単価はいくらかという値付けの仕方をしてしまっています。
僕は全く逆で、そもそもお客様の課題がまず先にあります。お客様課題を解決するためにはこれぐらいのものが必要で、それを実現するためにはこのくらいのリソースが必要ですっていう訴求の仕方をしていたんですね。この考え方は少数派だと気づいた時、自分は恵まれてるんだなと感じました。

ー確かに、エンジニアの求人の多くは「経験年数」や「技術」という枠で要件を決めている求人が多いですね…。

実際、スクールに通って転職してエンジニアを目指す方が自己評価がすごく低い状態からキャリアを再スタートするのを見て、求職者がエンジニアとして正しい価値を理解できないことが日本のIT業界の課題じゃないのかなと思ったんです。この意識を新屋と共有できていたことが入社の決め手の一つですね。


ー今はどんな業務を担当されているんですか?

大きく分けると、

①お客様に気づきを与えるプリセールス
②頂いた案件を解決するための開発業務
③開発業務を支えるアライアンス契約の推進

この3つを担当しています!
具体的な技術で言うと、Web系の技術スタックを使ってやるようなプロジェクトから、上流だと要求分析を求められるようなものまで幅広く担当しています。他には研究開発案件をうけることもあって、自然言語処理や機械学習を使ってデータ分析を行う検証などしたりもしています。実際に今動いているプロジェクトとしては、FPGAっていうCPUなんかみたいな論理回路が作れちゃうハードウェアを使って様々な検証や実験もしています。

ーお客様に気づきを与えるところから、課題を解決するところまで一貫して担当されているんですね!

そうですね。それができるのがArkthの強みだと思います!ほかにも、課題解決に必要なリソースを自分で吸収したうえでお客様に提案するサイクルが回せる環境が整っていることも魅力の1つです!

②「客先常駐」←この言葉にどんなイメージを持ちますか?

ー今までの業務の中で特に印象に残っているエピソードなどありますか?

お客様に依頼されて客先常駐をしていた経験がすごく印象に残っています。
その時は、お客様の運用を改善するコンサルとして働いていました。教科書の知識や業界標準の知識を使って説明していたんですが、お客様の運用状況を詳しくは知らないため説明に血が通ってない気がしていたんです。お客様もそれに気づいていて、正直上手くいっていない状態でした。そこでお客様から「一度常駐で入ってみないか。」とご提案頂いたんです。常駐が決まって、お客様の入館バッジとメールアドレスをもらった時は本当にうれしかったですね!常駐で入れば実際の運用状況をより深く知ることができるし、血の通った提案ができるチャンスなので!お客様から「社内資料も参考になると思うから見ていいよ。」と言ってもらえて、隅から隅まで見ましたね。こんな運用ドキュメントあるんだみたいな(笑)

ーそんな体験があったんですね!「客先常駐」と聞くと、世間的にあまりいいイメージがないと思っていました…。

確かに、Twitter界隈で客先常駐に対するマイナス意見はよく見ます。もちろん客先常駐をやっている会社にブラック企業が多いことも事実ですが、日本の外資系ITコンサル企業は客先常駐が多いんです。勝手な偏見ですが、そう言う意見言う人は、そんな大手外資系企業を「客先常駐だから」ってオファーを断らないと思うんですよね(笑)
 むしろ客先常駐することでお客様に寄り添った価値の高い提案ができるので、キャリアアップにもつながるいい経験だと思うんです。客先常駐の話で家電量販店に行かされるとか聞くんですが、場合によってはアリだと思っています。もし僕らが家電量販店系の新しいソリューションを創ろうとしていて、それに客先常駐が必要なのであればメンバーと一緒に常駐したいですね。

ーなるほど、客先常駐に対するイメージが変わりますね…!

キャリア選択で「自社開発」か「受託開発」の二択をよく聞きます。でも、この2つのどちらかというのはビジネスとしての話であって、その人のキャリアへの影響という意味だとナンセンスな分類の仕方なんです。僕が以前勤めていた会社は自社開発企業と分類されますが、実際やっていた技術的な業務としては製品をカスタマイズしたり、未発表製品のプロトタイプを作ってお客様に提案したりしていました。じゃあそういった業務を僕らみたいなクライアントワーク中心の会社ができないかというと、全然そんなことはないんです。ちょうど今CTOの仕事として先ほどお話ししたアライアンス関係をとりまとめることをしています。そういうアライアンス製品を僕らが担ぐことができれば、自社開発会社のカスタマーフェイシング部隊とやっていることは技術的には全く一緒なはずなんです。だからこそ、「客先常駐」とか「自社開発」を気にしてキャリアの幅を狭めてしまうのは凄くもったいないと思うんですよね。

ー中村さんは凄く視座の高い考え方をされているなと感じました。そういう考え方ができるのはやっぱり外資系の企業に務めていたからこそなんですか?

それも要因の1つかもしれないですね。実際、外資時代の同僚を見ていても客先常駐とか自社開発とかと言ったキーワードでキャリアを選ぶ人はいませんでした。
 あとは、最初に入社した会社での経験も大きな要因だと思います。最初は僕もせっかく工学の修士を取ってエンジニアになったんだったら、黒い画面を開いてコードを書くことが正いと思っている時期がありました。でも、僕が新卒で入社した会社ではそんなことは求められていなかったんです。サービスをお客様に提供する上で、誰も手を付けていないところを拾って解決したり、報告したり、マネジメントに近い仕事が求められていました。実際やってみるとそれが自分にあっていて心地よかったし、自分の価値を出せる仕事だって気づけたんです。そんな経験が今の考え方につながっています。

③「本当にエンジニアが尊敬される社会」を創るために。

ーArkthに入社して感じたギャップなどあれば是非教えてください!

まず、良い面から話すと、本当に優秀なメンバーがそろっていることです。技術的にはもちろん、何かを習得するまでの過程がきれいな人が多いんです。要領がいい人が多いっていうのかな。みんな経験年数のわりにそこまでできるのっていう人が多いんです。性格はバラバラなんですけど、不思議と優秀な人材が集まっていて、同じ方向を見て成長できるメンバーがそろっているなと感じています。
 悪い面で感じたギャップでいうと、動機づけの難しさですかね。
今までいたのは比較的に規模が大きい会社で、自然と周囲から刺激を受けることができる環境だったんです。僕らみたいに規模が小さい企業だと、短期的には刺激を受けられる機会が限られてしまうんですね。だからこそ、動機づけに課題は感じています。この課題の本質は小さい会社だからっていうわけではないので、仕組みを作って解決していきたいなと考えています。


ー中村さんが考える、「Arkthに向いている人」はどんな人ですか?

継続的に自己研鑽でき、その影響を周囲にも発信できる方です。僕たちのミッション「本当にエンジニアが尊敬される社会を創る」を達成するためには社内のメンバーのみならず、Arkth関わりあってくれている人やそれを見守ってくれている人も巻き込んで成長しなければなりません。だからこそ、自分の成長はもちろんのこと、周囲に影響を与えられる人はすごく向いていると思います。実際、その手段として社外の方と交流しながら自己研鑽できるコミュニティもご用意しています。
 ただもちろん、あくまで技術はお客様に価値を提供するための手段なので、そういう意味だと目的さえ共有できれば楽しく技術と触れ合える環境だと思います!そこに魅力を感じてくれる方は是非来てほしいです!

ー最後に、求職者の方に向けてメッセージをお願いします!

Arkthはお客様に恵まれているからこそ、経験が浅くても価値を提供できるようなプロジェクトはたくさんあります。経験を積まれた方もその方が持っている価値を最大化した状態で提案できる環境でもあります。また、多様なバックグラウンドを持つ優秀なメンバーがろっているので、皆さんのキャリアの延長線上に描ける方も見つかるはずです。
 今僕がCTOのポジションに就かせていただいていますが、CTOのポジションが埋まっているわけではありません。僕より技術的にリードできる方がいらっしゃれば是非CTOをお任せしたいと考えています。
 今までの話で少しでも興味を持っていただいた方、まずはカジュアルにお話ししてみませんか?ご応募、お待ちしております!

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