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昼寝とおやつが会社を変えた!何気ない雑談を最高の「働きやすさ」へと変換する、パワフルなベトナム流改革術

一般的に会社は、所属するメンバーにとって働きやすい環境であるほど、生み出される成果のクオリティが高くなるものです。高度な顔認証技術によって最適な美容のアドバイスを提供するスマートミラー「novera」を開発する株式会社Noveraは、この課題に対してどのようなアプローチを行っているのか。

取締役COOを務める堀江さんに、ベトナム訪問の経験から生まれたユニークな社内制度を聞きました。


【プロフィール】

堀江 優

広告制作会社にて多数の広告制作を経験後、2010年7月に株式会社サイバーエージェントに入社し、アメーバピグのFlashデベロッパーとして参画。

その後複数の案件にてマネージャー、プロデューサー、ディレクター、開発ディレクターなど多数のポジションを経験。2017年1月に同社退職後Noveraを創業。現取締役COO。


◆エネルギーあふれるベトナムから学んだ、「相手を知る」姿勢の重要さ

─先日、ベトナムにあるオフショア先の開発会社を訪れたそうですね。

ええ。現地に行く必要は無かったんですが、向こうから「ぜひ一度いらっしゃってください」という連絡がありまして。「確かに一度も顔を合わせず仕事をするのもなぁ」という思いから、ベトナムに行ってきました。

─スタッフの様子や現地の雰囲気はいかがでしたか。

全体的に若く、20代前半ぐらいが中心だったと思います。スマートで、コミュニケーション能力が高く、それでいて非常に元気です。学ぶことや働くことに対してもポジティブで、一緒に働いていて、とても気持ちが良かったですね。日本という国に対しても強い関心を持っているようで、「日本の文化を学ぼう、吸収しよう」という姿勢で接していただきました。

現地に着いた初日、私はサテライト席で仕事をしていたのですが、若いエンジニアリーダーがコーヒーを入れてくれたり、他の方も「何か困っていることはない?」なんて話しかけてくれたりと、色々と気遣ってくれるんです。彼らはそういったコミュニケーションを通してお互いを知ることが重要であり、今後の信頼関係を築くために必要だと感じているんです。


─日本では立場や年齢が離れると声を掛けにくいといった風潮がありますが、ベトナムは非常にオープンだったんですね。

そうなんです。社員同士の仲も良く、一つのチームとして、まとまっていると感じました。新しく参加するメンバーへのフォローも積極的で、スムーズに輪の中へ入れるようになっています。だからこそ、全体のパワーが物凄いんですね。

これまでのNoveraは基本的に、「やることさえやっていれば、オフィスに来なくても良い」というスタンスでして、効率性を重視しリモートワークを推奨してきました。しかし、現地の様子を見た時に、「ちょっと反省が必要かもしれない」と思ったんです。個人の感覚ではありますが、ちょうどその頃、社内のコミュニケーションが減っているなとも感じていまして…。オフラインで顔を突き合わせ、雑談などでお互いを知ることも重要だなと考えを改めました。


◆日常的な“シエスタ(昼寝)”と“おやつ”から生まれる、和やかな時間

─先日お話しを伺った諸冨さんも、合間の雑談がストレス解消になると言っていました。

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そのような背景もあり、会社としての連帯感を高めるべくリモートワークは週一程度、コアタイムはオフィスにいるという形に、働き方を変えました。また、ベトナムにはいくつか面白い社内制度があったので、そちらも取り入れてみることにしたんです。


一つ目はシエスタ、いわゆる昼寝ですね。ベトナムではお昼から1時間半ほど、寝袋や布団を持ち寄って昼寝するという文化があります。基本的にオフィスは消灯となり、女性社員の中には仲良く寝転がってガールズトークに華を咲かせる方もいました。シエスタは午後の集中力を高めるという脳科学的な裏付けもありますが、なにより社内でちょっとしたイベントをみんなが共有するという点が面白いなと感じ、Noveraでも取り入れました。


二つ目は、おやつの時間を設けてみました。

─おやつ、ですか?

ええ、現地では午後4時ぐらいになると、皆さん席を立って社内のおやつコーナーへ向かいます。そこでも「今日のおやつはなんだろうね」とか、「これ美味しいよ」といった会話が、自然に発生していました。定期的にメンバー同士でコミュニケーションをとる、良い切っ掛けになっているんですね。そこでNoveraでも夕方になったら、私がお菓子を配っています。その時間だけは作業を止めて、雑談しようかという形にしています。

◆ライトなイベントを通して、「働きやすい」を実現させたい

─コミュニケーションを深めるための手段として、世間一般では飲み会等が定着しているかと思うのですが、そことの違いは何でしょうか?

飲み会は多くて月1回程度ですし、お酒が苦手な人だっていますよね。そういった重いイベントよりも、毎日無理なく習慣化できる、昼寝やおやつといったライトなイベントを回したほうが良いのではと考えています。

同じ会社で働く者同士とはいえ、コミュニケーションが不足すると、何かとフラストレーションが溜まっちゃいますよね。社員面談も実施していますが、それも頻繁に行えるものではありません。だからこそ日常的に生まれる雑談で、仕事の相談から各々が嫌だなと感じていることまで、気軽に伝え合う雰囲気を作りたいんです。結果的にそれは、仕事のクオリティアップにも繋がっていきますから。

─なるほど。Noveraに前述の社内制度を導入したところ、どんな変化や効果がありましたか?

雑談を通して希望や提案がお互いに伝えやすくなり、その結果、意思決定が早くなりました。我々Noveraのようなスタートアップの環境として、これはとても理想的だなと思っています。

実は最近、会社のビジョンバリューを若干修正しました。Noveraにとって非常に重要なことですが、これも発端は雑談から生まれ、その後ミーティングに派生して決まっています。この感覚はスタートアップじゃなくても継続したいですね。

あとはシンプルに、社員同士の仲が良くなりました。お互いの趣味嗜好が分かると会話も弾みますよね。うちは全員サッカーが好きなので、試合の翌日などは盛り上がっていますよ。


─今度取り入れたい社内制度はありますか?

制度というほど固いものではありませんが、最近は部活動も始めました。CEOである遠藤はギターが上手いので、ギター部を立ち上げています。社長と上手くコミュニケーションをとるって中々難しいのかなと考えていましたが、何かを教わるという形なら自然にできるのではと。今後は社長だけでなく、各人の得意分野を教えあう機会も増やしたいですね。

─最後に、堀江さんが考える「働きやすい環境」について教えてください。

私はCOOという立場で、社内制度や文化を作っていく立場ですが、そのテーマを「チーム」と置いています。連体感を意識し、お互いを知って同じ方向を向けるようになりたいですね。だからこそ、会話の切っ掛けを大事にしており、その一環としてシエスタやおやつを取り入れました。

雑談から相手の価値観が見えてきますし、それを理解すると仕事のクオリティも変わってきます。お互いを知ることはとても重要で、それは仕事の下準備なんだなとベトナムの環境から感じました。仲良くなることは、仕事として重要な変数なんだなと。そういった働きやすい環境を、これからも整えていこうと思っています。


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