- PdM
- インフラエンジニア
- ディレクション担当
- Other occupations (6)
- Development
- Business
- Other
(この記事は、noteの記事の転載です。)
ナッジは、次世代型クレジットカード「Nudge(ナッジ)」を運営するフィンテックスタートアップです。この記事では、ナッジの事業についてより深く理解していただくために、「ナッジと社会貢献」というテーマで提携パートナーとの取り組みをご紹介します。
普段の買い物で「社会貢献」できるクレジットカード
「Nudge」は、普段の買い物で好きなスポーツチームやアーティスト、各種団体(クラブ)を応援しながらカード利用額に応じて特典を受け取ることができる次世代型のクレジットカードです。
この仕組みを活用してナッジは社会貢献団体との提携も推進しており、これまでに13のソーシャルグッドな公式クラブが誕生しました(2023年8月末時点)。
社会貢献団体の多くは、運営資金の大部分を寄付金や行政からの補助金で賄っており、知名度の拡大と支援者の獲得が活動継続において大きな課題となります。そのような背景から、「支援者にできるだけ負担をかけずに支援を受ける仕組みはないか」や「支援者と新たな接点を構築できないか」という悩みに応える形でナッジを活用いただいています。
そのためナッジには、クラブ開設後もクラブオーナー(提携パートナー)を継続してサポートしていく「オーナーサクセス」というチームがあります。オーナーサクセス部門では、クラブオーナーの方々と協力してカードの利用特典の設計やプロモーションを計画していきます。
下記の記事では、ナッジと提携パートナーである社会貢献団体の取り組み事例を3つご紹介いたします!
地域活性化とカーボンニュートラル
「広島Nudgeの森」クラブでは、クラブ会員全体のカード利用額が東広島市が抱える「アカマツ林」の荒廃問題に対応する植樹用の苗木に換算され、その本数をアプリ上でリアルタイムでチェックすることができます。広島県内の自治体と地元企業複数社が協働し、2022年から10年間にわたって、3ヘクタールのアカマツ林に継続的に植樹を行うなど、地域が一体となって取り組む環境保護活動となっています。さらに「広島Nudgeの森」クラブ会員の中から、希望者は年に1度開催される植樹会に参加し自ら植樹することも可能です。
地元企業の協賛も募りながら推進していく取り組みは、対外的な反響も大きく多くの方々に賛同いただきました。
東広島市で行われた「広島Nudgeの森 第1回植樹活動」イベントの様子
またこの取り組みは、地球規模の課題であるカーボンニュートラルに向けた取組みを、金融テクノロジーを活用して推進する仕組みとして注目を集める「グリーン・フィンテック」としても大きな注目を集めました。
「広島Nudgeの森」クラブ紹介記事
グリーン・フィンテックで里山再生 ~社会貢献活動にもサステナビリティを~
Nudgeで「寄付」を日常のものに
2022年にイギリスの慈善団体が行った「World Giving Index」によると、日本は先進国でありながら「世界人助け指数」(寄付やボランティア活動参加、人助けなどを指数化したもの)118位で世界ワースト2位の結果になっています。
参考:https://www.cafonline.org/about-us/publications/2022-publications/caf-world-giving-index-2022
この結果を見ると、日本には寄付文化が根付いていないように思えますが、Nudgeの機能を活用して寄付をもっと日常的なものにしようと活動されている提携パートナーがいらっしゃいます。
茨城県南部を拠点として、保護犬カフェの運営や、若者の自立支援・就労支援などに取り組んでいる「KIDOGS(キドックス)」がその1社です。
認定NPO法人KIDOGS代表理事の上山様
KIDOGSは、引きこもりや不登校などで社会で居場所が見つからずに孤立し悩んでいる子ども・若者達の支援と、捨てられた犬の保護活動を組み合わせた「ドッグ・プログラム」を運営する認定NPOです。
NPO法人の活動に必要な資金は支援者からの寄付により賄われていますが、通常の寄付に加えて、「法人応援」「教育」「グッズ販売」「生活インフラ」など収入源を複数確保されているのが特徴です。
Nudgeについては「生活インフラ」の分野で提携いただいており、支援者が普段の買い物をNudgeカードで行うことによって寄付ができる仕組みが構築されています。
Nudgeは、寄付行為に馴染みがない方にも、新たな寄付の選択肢を与えることができます。
まずは寄付行為のハードルを下げ、いつか直接的な寄付を頂くことで温かい支援の輪が全国に広がっていくことが期待されています。
「KIDOGS」クラブ紹介記事
認定NPO法人KIDOGS/上山代表理事インタビュー 〜「寄付」でしか救えない命がある。Nudgeを使って寄付の選択肢を増やし、若者達と保護犬に対する温かい関係性を全国に広げていきたい〜
若年層に社会貢献活動を知ってもらうきっかけに
Nudgeは、18歳以上の高校生や大学生のファーストカードとして活用いただくことも多く、ユーザーに10代20代のいわゆるZ世代が多いです。
その世代の方々は、ソーシャルグッド関連のクラブに関心を示すユーザーが多いのではないかと考えており、アフリカにおいて医療を中心に支援活動を行っている「ロシナンテス」もNudgeを通じて若年層に活動を知ってもらいたいと言います。
認定NPO法人ロシナンテス理事長の川原様
病院がない、医者がいないなど、発展途上国には、厳しい現実がまだまだ存在します。ロシナンテスは、そのような地域に暮らす人たちに医療が届く仕組みを整備する活動を続ける認定NPO法人です。
ロシナンテスは、活動資金の8割以上を寄付に支えられている組織ですが、支援者の大半は高年齢層です。途上国支援を次世代に繋ぐという観点で若年層へのアプローチも強化したいと考えられており、Nudgeはその一助となっています。
これまでのクレジットカードの在り方は、「使えば自分にポイントが入ってお得」ということでした。
これからは、自分だけにメリットがあるカードを選ぶということではなく、他者に貢献できるカードとしてのNudgeの存在が認識されることが期待されています。
「ロシナンテス」クラブ紹介記事
認定NPO法人ロシナンテス/川原理事長インタビュー 〜Nudgeカードが社会貢献の証として知られることで、若年層でも手軽に途上国支援を行えるカルチャーを作りたい〜
ーーおわりに
最後までお読みいただきありがとうございました。
Nudgeの「応援」機能を活用したソーシャルグッド(社会貢献)への仕組み、ご理解頂けましたでしょうか。
ナッジは、さまざまなクラブオーナー様と一緒に、「未来の金融体験を創る」会社です。少しでもナッジにご関心あれば、お気軽にご連絡くださいね!