「Gaudiy STYLE」を公開しました。ー私たちの16の行動指針ー
Gaudiyらしい在り方や行動指針として、16項目からなる「Gaudiy STYLE」を策定しました。
今回のブログでは、ミッション・バリューに対する「Gaudiy STYLE」の立ち位置や、その詳細についてお伝えします。
Gaudiyがめざすのは「ファン国家」の実現
Gaudiyは「ファンと共に、時代を進める。」というミッションを掲げ、ファン主体の新しい経済圏(=「ファン国家」)の創造をめざしています。
ファン国家とは、ファンが好きなものを応援、貢献、創作し、その活動が正しく評価・還元されることで成り立つ経済圏のことです。ブロックチェーン技術を活用してあらゆるファン活動のデータを記録・蓄積することで、ファンであればあるほど日常生活がもっとラクになるような社会の基盤をつくっています。
Fandom / New Standard / DAO。私たちの3つのバリュー
壮大なビジョンの実現に向けて、私たちが組織づくりで大切にしているのは「コンウェイの法則」です。
コンウェイの法則…「システムを設計する組織は、その構造をそっくりまねた構造の設計を生み出してしまう」というコンピューター科学者のメルヴィン・コンウェイが提唱した法則。(参照:Wikipedia)
組織の構造がシステムの構造に影響を与えるという考えのもと、プロダクトと組織の在り方を一致させることを意識して、以下の3つをバリューとして定めています。
バリューは、組織のOSとなる「社員共通の価値基準」です。プロダクトから組織に至るまで、あらゆる設計や施策がこのバリューに紐づいて考えられています。
これに対して今回のクレドは、メンバー全員が持つべき信条、行動規範を示すものとして策定されました。バリューをより具体化して、日々の意思決定や議論の指針など、日常業務での判断基準になることを目的としています。
16つの「Gaudiy STYLE」を紹介
では、今回策定した16項目からなる「Gaudiy STYLE」をご紹介させていただきます。(※こちらはv1として、今後もブラッシュアップしていきます。)
1. 「Gaudiy View」から考えよう
- 個人の視点に閉じず、会社視点から物事を考える。
- そのために会社や事業がどこを目指していて、今どういう状況にあるかを正しく理解する。
- 個人のエゴよりも、会社、チームの成長・成功を優先する。
2. 「Be Fairy🧚♀️」に助け合おう
- 他者をリスペクトして、お互いに助け合う。
- 小さな貢献、ちょっとした気配りを積極的に行う。
- スポットライトが当たらない行動に、助けられていることを意識する。
3. 全員が当事者であれ。「All Owner」で行動しよう
- プロダクトも組織づくりも、全員がオーナーである意識を持つ。
- 問題や疑問があれば、他人に委ねず、自ら主体的に解決に動く。
- 情報は与えられるのを待つのではなく、自ら取りに行く。
- 起きている事象を自分ごと化して、批評家ではなく常に当事者となる。
4. 「行動探究」の意識レベルを上げよう
- 行動探究の最高のレベル「アルケミスト型」を目指す。
- 仕事の能力だけでなく、人格を高めていく努力を継続する。
- 「人は変われる」ことを信じ、固定マインドセットから成長マインドセットに変えていく。
5. 「超守-破離」で徹底したリサーチを追求しよう
- 議論を始める前に、原理・原則や先人の事例をリサーチする「超守」を徹底する。
- 過去の経験に過信せず、常に今のやり方を疑い、アンラーニングする。
- 超守の上で、新しい概念や方法を導入し、積極的に新たな価値を生み出す。
6. 違和感を放置せず「もやもや解消」しよう
- 「もやもや」を放置せず、自分の違和感に向き合い、それを周囲と共有する。
- もやもやの原因を探り、解消に向けて主体的に動く。
- 他者に対するもやもやは、相手のことを想う気持ちで、率直なフィードバックを送り合う。
7. 平等ではなく「フェアネス」を優先しよう
- 情報はすべてオープンに、アクセスしやすい状態をつくる。
- 「平等」ではなく「公正」であることを重視する。
- 誰もが挑戦できる権限と責任を持つ。
8. 「Be Agile」で最大効率を徹底しよう
- はじめから最高品質を目指さず、小さなアウトプットから改善していく。
- 早く試して、早く失敗し、学びを共有する。
- 最大効率を意識して「ちょいコラ」で関係者を巻き込む。
- 本当に必要なコミュニケーションかを疑い、最小工数で最大の成果を出す。
9. 言動の裏側にある「メンタルモデル」を探ろう
- 他者の言動や事象を表面的に捉えず、裏側にある背景や文脈を知り、アプローチする。
- 同じ事象に対して、自己と他者での受け取り方が違うことを理解する。
- ヒアリングを通じて他者の考えを引き出し、最大の成果を実現する。
10. 関わるすべての人をアウトプットで感動させよう
- 全員がディズニーのキャストのように、感動体験を生み出す。
- ユーザーや顧客を第一に考え、損得を度外視した「非合理な行動」を推奨する。
- 1つひとつのアウトプットから、関わるすべての人にファンダム体験を届ける。
11. 「グリット力」で成果が出るまでやりきろう
- 自律的に行動し、結果にも責任をもつ。
- 小さな失敗を恐れずに、大きな成功や目標のために最後までやり抜く。
- 成功のため、フロー効率を意識して、やるべきことをフォーカスする。
12. カオスを乗りこなそう
- 不確実性を悲観せずに、歓迎する。
- カオスを「正す」のではなく、カオスの波を「乗りこなす」。
- 不確実性の高い部分から着手し、正解ではなく「妥当解」を見つける。
- 正解はころがっていない。信じる未来に対して自分たちで正解を作っていく。
13. みんながワクワクする仕事にしよう
- 心に火をつけて、ワクワクを原動力に挑戦する。
- 自らの熱を、周囲のメンバーにも伝播する。
- ワクワクする仕事を待つのではなく、ワクワクする仕事に自ら変えていく。
- 指示ではなく内発的動機を引きだすコミュニケーションを行う。
14. 挑戦にのっかれ!「チャレオン」から始めよう
- 他者の提案を応援し、損得勘定なく乗っかっていく。
- 大胆なチャレンジを称賛し、チャレンジャーをフォローする。
- 未熟な状態でも「まずは試してみる」というスタンスを持つ。
15. 「トレードオン」で思考しよう
- 「A or B」ではなく「A and B」の思考で、両方実現できる方法を考え尽くす。
- クライアントもユーザーもメンバーの体験も追求する。
- どちらもレバレッジする点を探る。
- スピードと品質を両立させて、短時間で濃い成果物を出す。
16. とことん「理想追求」でいこう
- まだ世の中にないような「理想」を追求する。
- 表層的な解決ではなく、本質を探り、根本的に解決していく。
- 理想を描き、信じて、その実現のために行動し続ける。
- プロフェッショナルとして、約束を守り、最終的なアウトプットにこだわる。
どういったシーンでクレドを活用しているのか?
これらのクレドは、日々の行動における判断基準や、ミーティングなどの議論の指針、他者へのフィードバックなどに活用されています。
クレドがあると、組織で推奨される行動の共通認識ができているので、全体への呼びかけがしやすくなったり、率直なフィードバックもお互いにしやすくなっています。
さいごに
今回のGaudiy STYLEは、あくまで「未完成のもの」として全社に共有されました。今後、業務における様々な場面で活用しながら、より確からしいものに全員でブラッシュアップしていきます。
Gaudiy STYLEに共感いただける方は、ぜひ一度カジュアルにお話ししましょう!