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【社員インタビュー】独学から実践へ。タイ出身のデータアナリストが挑戦したキャリア

こんにちは!採用広報の古郡です。今回はタイ出身のデータアナリスト、パニシさんを取材しました。

2016年に来日し、日本企業での勤務経験はコグラフで4社目です。営業から社員教育まで幅広い仕事を経験し、データアナリストとしてキャリアチェンジすべくコグラフに入社しました。

パニシさんの経歴やプロジェクトにおけるコミュニケーションで大切にしていることを伺いました!


__まずは、パニシさんのコグラフ入社前の経歴を教えてください。

タイの企業で5年ほど社員教育を担当した後、2016年に来日しました。チームビルディングのサービスを提供するスタートアップに入社し、接客から集計・分析業務(顧客データベースやマーケティング施策)を経験し、データ分析を通して新しい発見ができることに楽しさを感じました。2社目では国際送金サービスの企画営業としてSNSマーケティングや展示会出展の効果測定に携わりました。その後、デザインツールの海外展開におけるカスタマーアナリストとして、問合せ内容からプロダクト改善の提案やサポート業務の効率化を行いました。これらの経験を通じて、より専門的にデータ分析の領域を極めたいと考えるようになり、データアナリストへのキャリアチェンジを決意しました。

__入社前はどのような勉強をしていましたか?

SQL、Python、Tableau、Looker、HTML、CSSなどを勉強しました。実践的なスキルを身につけるために、オープンデータを使って架空の業務課題を設定し、分析を行ったこともあります。また、純粋な興味からゲーム開発にも挑戦し、プログラミングの基礎を学びました。私はデータアナリストの実務経験がなかったため、自己学習の記録&スキルの証明としてポートフォリオにまとめていました。自分の成長を可視化できただけでなく、コグラフの面接でも、具体的なスキルをアピールできる材料になりました。

__現在携わっているプロジェクトについて教えてください。

大手飲食チェーンのデータ分析基盤を構築するプロジェクトに携わっています。具体的には、マーケティングチームや商品開発チームが活用する検索機能付きダッシュボードの開発です。売上データはもちろん、お客様の購買行動やレビューまで、さまざまなデータを組み合わせて意思決定に活かせる形で可視化しています。私のチームは5人で、データの可視化を担当しています。これまでの様々な業務経験のお陰で「なぜこのデータの可視化が重要なのか」という本質的な部分を考えながら業務に取り組むことができています。自分の強みを活かしてクライアントの課題解決に貢献できていることを実感できる、やりがいのある仕事です。

__現在のプロジェクトに参画する際の面談ではどのような点を意識しましたか?

面談では、スキルに関することや、ツール・フレームワークの使用経験について聞かれました。心がけたことは、質問に対してわかりやすく明確に回答し、聞いたことがない言葉や質問の意図を汲み取れなかった際は正直に伝えることです。また、私は日本語ネイティブではないため、特に技術用語の発音には気をつけました。英語由来の単語やツール名は、事前に日本語での一般的な発音を確認しました。

先輩からはメンタル面のアドバイスをもらいました。「緊張してはいけない!と考えると更に緊張するから、緊張したとしてもそのままでいいよ!」と言ってもらえたことで、落ち着いて面談に臨むことができました。

__プロジェクトでは日本語でどのようなコミュニケーションが発生していますか?

主に、プロジェクトマネージャー(PM)とのやりとりが多いです。同じオフィスで働いているので、打ち合わせや相談の約6割は口頭でのコミュニケーションです。一方、別拠点で働くチームメンバーとは、進捗報告や成果物へのフィードバックなど、テキストベースでのやり取りが中心です。

__プロジェクトでのコミュニケーションでパニシさんが心がけていることは何ですか?

まず大切にしているのが、優先順位の明確化と定期的な進捗報告です。特に作業の進め方で不明点がある際は、小さな疑問でもすぐに相談するようにしています。

また、プロジェクトは100%日本語の環境なので、特に気をつけているのが認識合わせです。例えば、少しでも曖昧な表現を感じたら、「〇〇という理解で合っていますか?」と確認するようにしています。この習慣のおかげでミスコミュニケーションが発生することは少なく、チームの一員としてスムーズに仕事を進めることができています。

__パニシさんは、日本語のスキルはどのように身につけましたか?

とにかくサバイブすること!私は、日本語を使わざるを得ない環境に飛び込んで、とにかく周りの話し方を真似することから始めました。私の場合、まず耳で覚えて、その後で意味や漢字を理解していくという順番でした。

ただ、言語にはロジックがないことも多々ありますよね。例えば「二人」は「ふたり」と読むのに、「二人三脚」は「ににんさんきゃく」と読む。最初はこういった違いに「なぜ?!」と驚くことばかりでした(笑)。

語学習得で大切なのはモチベーション維持だと思います。私の場合は、「かっこいい」と感じる日本語の話し方を身につけることでした。友人でも、俳優でも、アニメキャラでも、「あんな風に喋りたい」という憧れが日本語上達の原動力になると思います。

__入社後、パニシさんがデータアナリストとしての成長を感じた瞬間について教えてください。

自分が作ったダッシュボードをお客様に使っていただき、フィードバックや感謝の言葉をいただいたときです。独学でデータの可視化を学んでいた時と実際のプロジェクトでは求められるレベルが全く違います。お客様からの要望やフィードバックを一つひとつ形にしていく過程で、データアナリストとしての自信がついていきました。

__パニシさんが考える今後の自身のキャリアを教えてください。

現在のプロジェクトで培った技術をさらに磨きながら、新しい分析手法やツールにもチャレンジしていきたいです。将来的には、お客様の業務課題を深く理解した上で具体的な提案ができるデータアナリストを目指しています。そのために必要な知識と経験を、一つひとつ積み重ねていきたいと思います。

パニシさん、ありがとうございました!
写真のパニシさんは半袖を着ていますが、撮影は12月下旬です🥶!鍛えているから寒くない…?!(聞いたところ、オフィスの暖房が暑かったみたいです💪)


コグラフでは社員の3割が外国籍のメンバーです。パニシさんと一緒に働いてみたい!と思ったデータアナリストの皆さん、ぜひ一度お話ししましょう!



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