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電子お薬手帳「harmo」の可能性に賭けたエンジニアたち。彼らは何を求めて転職したのか?

harmo(ハルモ)株式会社は、電子お薬手帳「harmo」や、予防接種管理システム「harmoワクチンケア」「ワクチンケアwithコロナ」の開発と運営を行う企業です。2019年6月にソニー株式会社から、医薬品開発支援を手掛けるシミックホールディングスに事業承継され、2021年10月にはシミックグループのヘルスケアプラットフォーム戦略を担う新法人として新たなスタートを切りました。

社会情勢の変化とともに、パーソナル・ヘルス・レコード(PHR:個人の医療・健康情報)の重要性に注目が集まる中、成長フェーズに入ったharmo。さらなる機能強化と技術的負債の解消に向け、現在新システムへのリニューアルプロジェクトが動き始めています。そこで今回はharmo開発チームのメンバーに、求めるエンジニア像について話を聞きました。


フロントエンドエンジニア
テックリード 清野
東洋大学工学部コンピューテーショナル工学科卒後、ソフトウェア開発会社に就職。WebアプリやAndroidアプリの受託開発を経験する。2020年、電子お薬手帳「harmo」開発チームに参加。現在はフロントエンド開発を担うテックリードとして、主にAndroidアプリの開発に従事する。


バックエンドエンジニア
テックリード 斎藤
慶應義塾大学 大学院理工学研究科を卒業後、大手光学機器メーカーのソフトウェアエンジニアとしてクラウドサービスの開発に従事。2020年転職し、テックリードとして電子お薬手帳「harmo」のバックエンド開発に携わる。harmoの機能強化を目的とした新システムへの移行を主導する。


フルスタックエンジニア
芝端
東京工業大学 大学院情報理工学研究科情報環境学専攻を経て大手SIerに入社。その後、コミュニティーサービス運営会社や、電力の効率化を支援する会社のエンジニアを経て、2021年にharmoに入社。現在は電子お薬手帳「harmo」開発チームの一員として、Webアプリ開発とバックエンド開発に従事している。

なぜ私たちはharmoを選んだのか?

——転職の動機を聞かせてください。

清野 前職では、大手通信会社向けのAndroidアプリの受託開発に携わっていました。幸運にも、お客様からのご要望やお悩みを解決するためのアイデア出しや具体策の提示を求められることも多く、やりがいを感じる一方でどこか物足りなさも感じていました。どんなに心血を注いでも、開発したアプリはあくまでお客様の所有物だからです。そこに一抹の寂しさを感じて転職を考え始めました。

芝端 私も社会人の第一歩はSIerだったのでよくわかります。受託開発の場合、自社の事情や納期や受注金額を無視するわけにはいかないので、100%お客様の立場に立った開発は難しい。現場で開発に携わるエンジニアとしても、なかなか自分事にしづらい面があります。

清野 そうなんです。もちろん納品後も継続して開発に携われることもありますが、それも相手あってのこと。必ずしもそうなるとは限りません。それで自社サービスを手掛けてみたいと思うようになりました。

斎藤 私は大手メーカーで自社サービスの開発に当たっていたので、おふたりとは境遇が違うのですが気持ちはよくわかります。以前、私のいた会社でソフトウェアエンジニアに求められていたのは、トップダウンで決められたことを忠実に実現することだったからです。現場の意見やアイデアを吸い上げたり、ユーザーの声をフィードバックして改善につなげたりする仕組みが整っておらず、当事者意識が持ちづらい環境でした。

清野 自社サービスでも環境によっては当事者意識を持ちづらいこともあるんですね。

斎藤 ええ。ですから、開発した手応えがほしかったという意味では、おそらくおふたりと同じような気持ちだったのではないかと思います。

——数ある転職先の中でharmoを選んだ理由を教えてください。

清野 前職時代、大きな病気を経験したことが大きな契機になりました。それまでお薬手帳を使ったことすらなかったのですが、当事者になってみて、自分の健康にかかわることなのに過去の履歴を簡単に振り返ることすらできない状況はマズいと思いましたし、自分の手で管理すべきだと思うようになったからです。

芝端 よくわかります。幸い私自身は大きな病気を経験したことはないのですが、いくら健康でも30代に入れば体重が増えたり、心身の不調を感じたりする機会も増えますからね。

清野 そうですね。もちろんharmoで自分に何ができるのか最初から具体的なイメージがあったわけではありません。でも病気を経てPHRを自分で管理する意味や可能性を理解できたのは確かです。それで、いくつかあった転職先候補の中からharmoを選びました。

芝端 私も30代になって、20代より健康に関心を向けるようになり、自分や家族の健康管理をするにしても紙ベースでの活用では限界があるなと感じていたとき、たまたまSNSでharmoの人事からカジュアル面談のお誘いを受け、harmoの存在を知りました。

斎藤 私も以前から、紙のお薬手帳の不便さを感じていたのでよくわかります。あるとき、便利な電子お薬手帳はないかと、情報を探していたとき知ったのがharmoでした。私が知らなかっただけで思いのほか古くからあって驚いたのを覚えています。

清野 harmoが商用化されたは2016年でしたよね。

斎藤 ええ。私がharmoに入ったのは、もしエンジニアリングの力でharmoの普及を阻んでいる課題を解決できたら達成感が得られそうですし、少子高齢化や昨今の新型コロナウイルスの状況を見れば、PHRの活用に将来性があるのは明らかだったから。もともと自分の技術力を社会に役立てたいという気持ちもあったので、最終的にharmoを選んだんです。

芝端 私は最初のSIerを辞めてからは一貫して、自分がユーザーとして利用できる自社サービスを開発している会社を選んできました。私がharmoに参加しようと決めたのは、ビジネスモデルや個人情報保護への姿勢などharmoの世界観もさることながら、面接過程がすごく丁寧で人に対する投資を惜しまない姿勢を感じたからです。ここでならしっかり腰を据えて開発に向き合えると思いましたね。

斎藤 同感です。とくに私が印象的だったのは、面接を通じて会う人、会う人が自社サービスを愛しているのが、ひしひしと伝わってきたことでしたね。harmoを成長させるためにこれから何をすべきか、それぞれが自分の考えを持って仕事に取り組んでいるのがよくわかり、共感を覚えました。

清野 カジュアル面談から始まって2回、3回と面接を重ねるうち、harmoの社会的意義が腹落ちしましたし、自分が携わるイメージが湧いてきました。これも時間をかけた丁寧な面接のおかげかも知れません。

斎藤 私が入社したタイミングは、harmo事業がソニーからシミックグループに加わったばかりの頃で、今より未整備な部分がたくさんありました。でもそれがかえってそれが私のやる気に火をつけてくれたように思います。この人たちと一緒にharmoをより良いサービスに育てたい。実際そんな気持ちになりましたから。

2022年はシステムのリニューアルで飛躍の年に

——2021年10月にシミックの一事業部からharmo株式会社として法人格を得て新たなスタートを切りました。2016年のサービス開始からもうすぐ丸6年。2022年はharmoにとってどんな年になると思いますか?

斎藤 harmoは個人の属性を示す情報と健康データを分割管理し、スマホに不慣れな高齢者にも簡単にご利用いただけるよう、非接触ICカードを核としたサービスを展開してきました。しかし、ここ数年、商用化した当初とは比べものにならないくらいスマホが普及し、個人情報への意識も高まっています。2022年は、こうした市況の変化に合わせて、システムの大幅な更新に取り組みます。ひとつは物理カード同様、スマホ単体でもフルサービスをご利用いただけるように改め、もうひとつはharmoにご対応いただく調剤薬局の費用負担を抑え、さらに機能拡張を行いやすくするために、harmoをAndroidタブレットではなくお手元のパソコンでもご利用できるようシステムを更新します。2022年は間違いなくharmoにとって節目の年になるでしょう。

清野 こうした変化に伴って、われわれフロントエンジニアも調剤薬局の方々にお使いいただいているAndroidアプリからWebアプリへの移行に取り組みます。これを機にこれまで累積した技術的負債も解消するつもりです。harmoにとっては飛躍に向けた重要な年になると思います。

芝端 システムのマイグレーションやリプレースは、新機能のリリースに比べて手間がかかるわりに地味なものです。しかし、さらなる成長を目指すharmoには必要不可欠ですし、避けて通ることはできません。私自身、これまでの経験で幾度かこうした業務に携わったことがあるので、その難しさは承知しているつもりです。しかし難しいということは、ある意味でエンジニアの力量が試される局面でもあるということですよね。

斎藤 それだけにエンジニア自身にもより一層、主体性が求められるようになると思います。どのような技術をどのような考えに基づいて用いるべきか、現場のエンジニアたちが知恵を絞る場面が増えるでしょう。

清野 そもそもharmoの開発環境は、時流に則ったモダン志向ですし、必要であれば投資を惜しまない社風もあります。目の前の課題だけでなく中長期的な目標に真っ直ぐ向き合える環境なので、エンジニアにとっては、ますますやりがいを感じやすい環境になるはずです。

harmoの可能性を広げるフロントエンジニアを募集

——システムのリニューアルを控え、どのようなエンジニアが必要でしょうか?

清野 直近のニーズを申し上げると、調剤薬局の方々がご利用になるWebアプリ開発を主導してくれるフロントエンドエンジニアにきていただけたらと思っています。コードを書くだけでなく、開発環境のアップデートになど、環境づくりにも積極的にかかわっていだける方なら嬉しいですね。

——バックエンドエンジニアのおふたりは、どんなフロントエンジニアにきてほしいと思いますか?

斎藤 エンジニアですから、スキルや経験は豊富であるのに越したことはありません。ただ、組織が小さいだけに、全体を見渡して自分がどう動くべきか、ある程度見極められるくらいの力をお持ちだと助かります。そういう方ならチームへの貢献できるでしょうし、きっと仕事をしていても楽しいと思います。

芝端 もうひとつ、持っていてほしい素養を挙げるとするならバランス感覚でしょうね。課題の大きさや難易度と、現実的に割けるリソースやサービスのフェーズなどを鑑みて、今すぐ対処すべき課題かどうか、チームの仲間とともに議論できるくらいの積極性を持っていてほしい。現実と理想のギャップを上手に埋めていくような、バランス感覚に長けた方と一緒に働きたいと思います。

——読者の皆さんにメッセージをお願いします。

斎藤 harmoが手掛けるサービスは、医療や社会保障と関係するため社会貢献の分脈で語られることが多いのですが、開発チームのメンバーの多くは身近な人を大切にしたいという気持ちの先にharmoがあり、さらにその先に健康的で豊かな社会があると捉えています。医療は生活の要なのは間違いありませんが、大上段に構える必要はありません。自らもひとりのユーザーとしてharmoの開発に携わってみたい方、自分の仕事が社会とつながっている実感を味わいたい方からのご応募をお待ちしています。

芝端 harmoはテクノロジーで社会を変えていく存在であろうとしていますが、テクノロジーだけですべてを解決できないものまた事実です。私たちが求めているのは、コードの先に、自分や家族を含めた多くの人々がいることを意識しながら、熱意を持って開発に取り組むエンジニアです。当事者目線を大切にしながら、自社サービスに携わりたい方がいらしたらぜひお話ししましょう。harmoの魅力をお話します。

清野 harmoはここ数年、電子お薬手帳harmoに加え、お子さんの予防接種管理のためのharmoワクチンケア、新型コロナワクチンに特化したharmoワクチンケアwithコロナと、守備範囲を大きく広げてきました。その歩みはこれからも続きます。harmoはPHRを活用した健康管理が生活に根付き、誰でも当たり前に使いこなせるような社会を築くために何が必要か、アイデアを持ったエンジニアを歓迎します。ぜひ私たちと一緒にharmo未来を切り拓きましょう。

harmoでは、現在フロントエンドエンジニアを中心に多様なスキルを持ったソフトウェアエンジニアを募集しています。

harmoの未来に関心をお持ちの皆さんからのご応募をお待ちしています。

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