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海外拠点も含めたCO2等排出量可視化が可能に!「ENERGY X GREEN」グローバルプラン提供開始

当社が運営開発を行う、CO2等排出量の可視化・管理・オフセット・報告レポートが可能なカーボンマネジメントプラットフォーム『ENERGY X GREEN』は、海外拠点を持つ企業向けグローバルプランの提供を開始しました。

プレスリリース
※グラフや製品の画像が掲載されています。

■『ENERGY X GREEN』海外対応の背景

世界的に脱炭素化への対応が進む中、2021年6月より改定されたコーポレートガバナンス・コードによりプライム市場上場企業に対して、TCFDまたはそれと同等の国際的枠組みに基づく気候変動関連の情報開示が義務付けられました。『ENERGY X GREEN』はイオンやエディオン等の各業界のトップ企業に導入されており、Scope3を含むサプライチェーン全体のCO2排出量の可視化から情報開示までを一貫してサポートしています。

日本貿易振興機構(ジェトロ)の調査によると、海外事業を展開する日本企業の海外における脱炭素化への取り組み状況は、国内に比べて遅れており、現地拠点での排出量削減や再エネ利用の数値的な目標については、約8割の企業が「なし」と回答しました。なお、「なし」と回答したうちの約4割の企業は「本社にも数値目標はなし」「顧客からの要請があり、独自の数値目標の設定を予定」と回答しており拠点独自の目標設定の困難さ、着手への遅れが見受けられます。

このような実態の背景として、下記のような課題が推察されます。

〈海外拠点を有する企業の排出量算定上の主な課題〉
・使用可能な排出原単位が限られており、各国の係数(原単位)が揃わない。
・使用可能な排出原単位の汎用性が限られており、網羅的な算定ができない。
・使用言語が限られているため、現地の英語が使える担当者に業務が集中するケースが多い。

以上の背景から、この度、プライム市場上場企業をはじめとする、海外に拠点や工場等を有するグローバル企業が、効率よく、より広範囲かつ粒度を高めた排出量管理を実現できるよう、グローバルプランの提供を開始しました。


■グローバルプランの3つのポイント

  • 網羅性・汎用性・信頼性の高い海外排出原単位データベース「ecoinvent Database」への対応
    ecoinvent Databaseは、多様な国と部門を網羅しており、汎用性が高いデータベースです。また、科学的に正確で透明性が高い国際的なインベントリデータを提供する事を目的として開発が行われ、複数の専門家のレビューを受ける等信頼性が高く、脱炭素化に先進的な欧米を中心に広く使われています。
    これまでの環境省排出原単位データベースに加えて、ユーザーが保有する、国内・アジア地域を中心とした主要なLCIデータベース「IDEA 」 および「ecoinvent Database」を容易に『ENERGY X GREEN』にインポートし、排出原単位を用いて算定をすることができる機能を開発しました。海外に拠点や工場等を多く持つ企業が、より広範囲かつ粒度を高めた一元管理を可能にし、脱炭素化の加速を支援します。


  • 7つのリージョン、235の国や地域ごとの排出量管理
    これまでの国内9拠点から大幅に拡張し、7つのリージョン、235の国や地域ごとの排出量管理が可能になりました。拡張するリージョンおよび国と地域は、各業界のトップ企業を参考に、海外に拠点や取引先を多く有するエリアを中心に選定されています。


  • UIおよびインプット・アウトプットデータ等の25言語対応
    ②の7つのリージョンおよび235の国や地域で使用される言語を追加し、英語、中国語、スペイン語、ヒンディー語等、日本語以外での利用が可能になりました。


今回、日本を代表するグローバル企業が進出している国・地域、そこで使われている言語に対応することで、より世界規模での脱炭素化を支援いたします。当社は、各業界のNET-ZEROリーダー、サステナビリティリーダーのTechnologyパートナーとして、No.1の脱炭素化、サステナビリティプラットフォームの構築を目指してまいります。

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