スタートアップ経営者の新卒1年目までの働き方 Vol.1 きむかず編〜地図を広げる〜 | 株式会社BLAM
「俺が新卒の時には毎日終電まで仕事していたんだぞ、もっと頑張れ」的な話をするつもりは一切ない。今でこそ、このような発言をするとダサいという風潮が蔓延しているし、それが正しいと思う。ただ、「右も左...
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どうもこんにちわ。
なんだかんだでデジタルマーケティング業界で働いて今年7年目になりました。
今回このテーマで書くにあたってOPTに新卒として入社してからの3年間を思い返しましたが、僕は起業することを念頭に置いて働き始めたタイプではありませんでした。
2018年に転職をしましたが、BLAMで働く以外にも様々な約束された選択肢を持っており、その中でBLAMを選び、今に至っています。(この辺の紆余曲折はまた別の機会に書きたいと思います。)
ですので僕の書く内容は、「起業することを前提に人生の選択をしている人」よりも、
「起業やベンチャーで働くことは選択肢のひとつである人」、特に「まだ人生をかけてやりたいことは見つかっていないが、なんとなく成長できそうなデジタル広告業界を選択した文系の若者」に読んで参考になる部分があるかもしれない内容になっています。
前者の方はBLAMの他の経営陣も同様のテーマで書いているのでそちらをご覧ください。
# 1-3年目にやっていたこと
・1年目
SEMコンサルタントとしてWeb広告の運用を担当。
・2年目
所謂アドテクツールの活用を推進するチームに立ち上げメンバーとしてジョイン。
・3年目
自社開発の広告効果測定ツールのリニューアルPJのプロダクトマネージャーに就任。
結果このPJの成果を評価頂き、全社MVPを受賞。
# 1-3年目で意識していた4つのこととその結果
今回はあくまで意識や行動を中心にさせて頂き、
どういった知識・スキルを身につけるべきかという話はしません。
(それも気になる方はぜひ他の経営陣のブログを覗いてみてください。笑)
挙げると以下のシンプルな3つです。
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1.質より量で必ず期限までにやり切り、同じ過ちは繰り返さない
2.時間的にも能力的にも余裕がある(できる雰囲気出す)ようにみせていた
3.人がやりたがらない仕事を見つけたら、積極的に取りに行くようにしていた
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以下それぞれについて詳細を記載します。
## 1.質より量で必ず期限までにやり切り、同じ過ちは繰り返さない
僕はとにかく仕事が遅かったです。
大学時代はダンスに明け暮れていたということもあり、ビジネスそのものやデジタルマーケティングに関する知識・スキルが0だったので、そもそものスタートラインがだいぶ後ろでした。
ですので、同じ仕事をやるにあたっても明らかに僕の方が遅い、という状態でした。
ただ、「同じ時間でできないなら、かける時間を倍にすればいいじゃない」という安直な思考の元、上司からの出し戻しも含めて期限までに終わらせていました。
またプロセスやアウトプットへの指摘が入るので、次回はそれだけは絶対にやらないようにして、地味ですが一つずつクリアし前に進みました。
## 2.時間的にも能力的にも余裕がある(できる雰囲気出す)ようにみせていた
1で記載したようにそれほど器用に仕事ができるタイプではありませんし、大体いつも切羽詰まっていました。笑
ただちっぽけなプライドだったのかもしれませんが、その忙しさを周りに伝わらないようにしていました。
そうしていると周りはまだ余裕があると思ってもらえ、さらに仕事が集まります。
そうして受けた仕事は今やっていること+αの仕事なので、うまく行けば評価に繋がりますし、たとえうまく行かなかったとしてもチャレンジを評価してもらえる可能性がありますし、結果として成長速度を早めていました。
## 3.人がやりたがらない仕事を見つけたら、積極的に取りに行くようにしていた
できることが少ないということもありますが、ライバルとなる人が多い領域よりも少ない領域の仕事にチャレンジするようにしていました。
元々興味があったこともありますが、僕の場合はそれがテクノロジー領域でした。
広告に興味を持って入ってくる人が多い中で、テクノロジーの知識・スキルはとっつきにくいと感じる人が多い印象でした。
テクノロジーへの関心を示したことでテクノロジー系の部署へ推薦頂けましたし、先陣をきっている人が少ない中で知識・スキルを身に着けるのは非常に大変でしたが、やり続けたことで広告の領域ではまだまだであっても存在感を示すことができるようになりました。
#まとめ
何の知識もなかったため、過去の経験則に基づいて上記の行動を取っていましたが、
今となって思うのは結果として「ビジネス的な信用」の蓄積に繋がっていたと思います。
信用が蓄積されるとこれまでよりも難易度と重要度の高い仕事が任せられます。
そして上記の意識・行動の元に仕事に取り組む。そしてまた信用は蓄積され、より難易度と重要度の高い仕事が任される・・・というループが生まれます。
ビジネス的な信用が0といっても過言ではなく、さらにビジネス的なスキルもほぼない(できると思っていても大抵はどんぐりの背比べです。)新卒時にいかに積み上げていけるか、でその先できる経験が変わってきます。その経験の差が成長に大きな差を生むので、入社時のできるできないは気にしないで、信用の蓄積に勤めると道は拓けるのではないかと思います。
# 最後に
偉そうに書いてきましたが、僕が持っていた意識や起こした行動は当たり前のことかもしれません。
そもそも僕は所謂社会人になることに対して何も期待していませんでした。
なんとなく会社にいき、休みの日が来るのを楽しみにしながら過ごす、そんなイメージでした。
でもそれは僕の偏見でしかありませんでした。
前職でも今も、僕は大学のダンスサークルで大会に向けてみんなで練習していた時のようなワクワクを感じ続けています。これは新卒からの過ごし方で誰でも感じられることだと思います。
あくまで一例ではありますが、何もできない状態からもがき続けた上で今の僕があることは確かですので、何かひとつでも参考になれば嬉しいです。