こんにちは!コミュニケーションデザインチームのなお(@naxano_s)です。ビットキーでは、一般的にマーケティングと呼ばれる領域の仕事を主にやっています。
しかし、不思議なことにビットキーにはマーケティングチームは存在しません。
代わりにコミュニケーションデザインチームがあります。このチームはカスタマーとのあらゆる課題をコミュニケーションを介在して解決していくチームです。
業務の1つにディスプレイ広告やSNS広告など、いわゆるデジタルマーケティング領域の仕事も存在していますが、コミュニケーションデザインチームは何故マーケティングチームではないのか・仕事はどんなことをやっているのか、チームマネージャーの稲熊とともにご紹介させていただきます。
なぜ「コミュニケーションデザインチーム:なのか
坂脇:とても初歩的な疑問なんですけど、一般的にマーケティングと呼ばれることはあっても、あまりコミュニケーションデザインという言葉が使われることは多くないと思います。何故ビットキーではあえて「コミュニケーションデザイン」チームなんですか?
稲熊:一言でいうと「マーケティングに収まらないから」なんだよね(笑)。ビットキーってtoC向けにスマートロックを販売する会社って印象がまだまだ強いと思うんですけど、実はBtoBtoCにもとても力を入れています。
たとえばHome事業。スマートロックを利用するエンドユーザーだけでなく、マンションを管理するオーナーや物件を管理する不動産会社などステークホルダーが多岐に渡ります。
坂脇:社外の人や新入社員の皆さんに説明するとき、ステークホルダーの多さに驚かれることも多いですよね。
稲熊:ビットキーは様々なパートナー企業と手を組みながらサービスやプロダクトを広げていて、エンドユーザーも多岐に渡るため、コミュニケーションの手法は一般的なマーケティングにとどまらないんです。だから私たちは、「マーケティング」チームではなく、多種多様なステークホルダーとの「コミュニケーション」を「デザイン」するチームとして立ち上がったんです。
坂脇:新しいものを生み出すという観点では、施策もゼロベースから考えることが多いですよね。
稲熊:そうなんです。それでは実際に最近のコミュニケーションデザインチームがどのようなことをやっているのか、ご紹介したいと思います!
わたしたちがコミュニケーションデザインチームでやっていること
1. カスタマーサクセスと連携したユーザー体験の設計・改善
稲熊:現在はエンドユーザーの皆さまと一番近いCSと連携して、UXの設計/改善を行なっています。ビットキーのようなサブスク型のビジネスでは、継続して利用してもらうことがとても大切です。
そのため「現在利用している方」「登録していけど利用はしていない方」「解約した方」など、様々なユーザーのみなさまにアンケートを実施し、どのような体験が気持ち良いかのアンケートを実施しましたね。
坂脇:そういったアンケートをもとに、本当にユーザーの皆さまが求めている体験を創り出していくんですね。いただいた内容を元に、さらに「使ってよかった!」と思ってもらえるような体験を構築していきたいですね。
2. パートナー企業と連動したサービス設計・実施
稲熊:広告を担うのもコミュニケーションデザインチームの仕事なんですが、パートナー企業の方々と連動してキャンペーンを考えることもあるのは特徴の1つですね。
坂脇:今年だと6月にCaSy様とのプレスリリースを出しましたよね。
稲熊:サービス開始前の、PoC(実証実験)期間を設けることもあります。その際にご利用いただいた方々にアンケートをお願いして、その内容をサービスに反映していくこともあります。
また、パートナー企業はCaSy様のようなサービスを提供している企業だけでなく、不動産会社やインフラ企業、さらにはマンションの理事会など、本当に多くの企業や団体と連携しています。
坂脇:実際に入社して思ったんですけど、ビットキーだけでは関わることすら難しかったユーザーのみなさまに向けて、コミュニケーションをデザインできるのは本当に楽しいです!
稲熊:ユーザーの皆さまにスマートロックを通して届ける価値は、安全で便利に鍵を開けること、だけではないと考えています。「仕事も忙しいママが、平日家に帰った後に子供と映画を見れる日常」といった、ほんの少しでもライフスタイルを変えられるような、そんな新しい体験の実現を目指したいと思っています。
坂脇:わたしもいつかライフステージが変わって、結婚や子どもが生まれて…となったら「仕事中に家事代行をお願いして、帰ってきたら家族とのひと時を過ごす」とかできちゃうなぁってよく考えます。
稲熊:サービス会社や不動産会社としても、彼らのサービスのLTVがあがったりして、その延長にビットキーのプロダクトが広がるような世界を作りたいです。
そのためビットキーやユーザーの皆様だけでなく、パートナー企業様やそれに関わる方々がハッピーになれるようなキャンペーンを設計していきます。
3. 自社ECサイトにとどまらない、マルチチャネルの開拓
坂脇:今までbitlock製品の販売って、自社ECであるBitkey Storeがメインでしたね。でもbitlockを世の中の人に知ってもらうきっかけをさらに作りたい…と言うことで、今年の10月からAmazonを通しての販売が始まりました。
稲熊:何かを購入するときって、Amazon内で検索して製品の検討することが多いと思うんです。そういったとき、検討のステージにすら乗らないのは機会損失ですよね。
坂脇:bitlock LITEの難しいところはサブスク型のサービスであるということ。Amazonのご担当者の方にも相談に乗ってもらいながら、調整するのが大変でしたね。その分プライムデーなどで多くの方にご検討いただいたり、実際にご購入していただけたはチーム全員で喜びました。
稲熊:もちろん「Amazonのページを作って終わり!」ではないので、既存サイト・ページの改善をし続けたり、購入のきっかけとなる施策をこれからも行なっていきたいですね。
4. bitlockの認知拡大に向けたプロモーションプランニング
坂脇:広告と一言にいっても色々ありますが、「しっかり認知してもらう」ためのプロモーション施策の準備をしています。押し売りではなく、動画や記事といったツールを通して、自然と知ってもらえるような。そんな企画を検討しています。
稲熊:会社からではなく第三者から発信される力って凄く大きくて。以前bitlock LITEをご利用いただいているKICSさんというYoutuberの方が、設置から利用までの感想や簡単な使いか動画をあげてくれたんです。あのときは反響が本当に大きかった(笑)。
坂脇:動画をアップしていただいた1日だけで、普段1週間分の販売台数になりましたね。「え、何かやってるの?」という反応が社内の色んなところで起こり、調べてみたところ動画を投稿してくれていて。
稲熊:ありがたい限りです。オーガニックでそのようなものが生まれるのはもちろん大切ですが、今はただ待っていれば増えるというフェーズでありません。そのためまずは知ってもらうために、ユーザーに興味を持ってもらえるようなプロモーション企画をやっていかないとって思ってます。
一緒に働くメンバーを紹介します
稲熊さん
坂脇:稲熊さんはHome事業のCX(ビジネスサイド)組織のマネージャーです。それだけではなくコミュニケーションデザインチームのマネージャーでもあり営業チーム・営業企画チームの3つのチームマネージャーも兼任されてます。…改めて書くとめっちゃありますね!
稲熊:めっちゃあるんです…。宮崎にも大阪の拠点にもHomeのCXチームがあります。そのためチームの皆に会いにいったり、地方のお客様にも会いにいくことがあります。出張も多いです。社内外どちらも連絡やMTGが多い…今が人生が一番忙しくて一番楽しいです(笑)。
坂脇:コミュニケーションデザインチームのマネージャとしては、四半期ごとに戦略の方針を立てたり他チーム連携のハブを担ってくれています。
稲熊:より良いコミュニケーションプランニングをお任せできる方にマネージャーをお任せしたいです!(笑)
ヒロさん
坂脇:広告やSEOなどのデジタルマーケティングをバックボーンに、ビットキーに入社後は未経験領域でも活躍してくれています。
稲熊:前述したカスタマーサクセスチームと連携してユーザー体験を設計したり、Amazonという新しい販売チャネルを開拓したり。
坂脇:あとはコミュニケーションデザインチームで一番若いです。
フジケンさん
坂脇:フジケンさんはシャイなので、かるこみゅの保坂さんが描いたイラストでお届けします。
稲熊:フジケンさんはビットキーの創業期メンバーの1人です。持ち前のECの知識で、Bitkey Storeができた当初からマーケティング領域を牽引していました。最近はECサイトだけでなく認知向上のためのプロモーション企画に力を入れてくれています。
坂脇:今はb-monsterに通っているみたいで、会うたびにお肌がツルっとしてきています。
なおさん
坂脇:わたしです。
稲熊:クリエイティブチームと連携してコンテンツ領域を牽引してくれています。元々BizDevというチームで各チームと連携してコミュニケーション領域を担ってくれていたのですが、「コミュニケーションデザインチームにきて!」ってお願いしたら…
坂脇:2つ返事で「いいよ!」ってご返答したんですが、翌週には組織図が変わってましたね(笑)。
最後に
いかがでしたか?少しでもビットキーのコミュニケーションデザインチームについて知ってもらえたら、この記事を書いてよかったなと思います。
そしてコミュニケーションデザインチームは事業/組織拡大に伴い、一緒に働くメンバーを募集しています。この記事を読んで興味を持ってくれる人がいたら幸いです。