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躍進の理由はどこにあるか —— 業界を牽引してきた技術屋であり経営者が見たアバナード

アバナードは日本でも世界でも急成長を続けていますが、日本における知名度というと、正直なところまだまだ。それにも関わらず、業界では名の知れた技術者が多く在籍しているのが、アバナードの面白いところです。

今回インタビューしたのも業界では有名人の一人、杉本 礼彦(すぎもと よしひこ)さん。

彼は、GoogleやSonyなどに先駆けて2013年にメガネ型ウェアラブル端末「mirama(ミラマ)」を発表し、国内外の注目を浴びたベンチャー企業の創業者であり技術者です。

会社経営経験をもち、業界の最先端をひた走ってきた杉本さんは、「間違いなくこの会社は伸びる」そう確信してアバナードの一員になることを決めたそうです。彼は、どこに成長の種を見出したのでしょうか。そしてなぜ次のフィールドとしてアバナードを選んだのでしょうか。本人にお話を伺いました。


杉本 礼彦(すぎもと よしひこ)/シニアディレクター
専門学校を卒業後、ソフトウェアエンジニアの道へ進み、30歳で株式会社ブリリアントサービスを設立。大阪に本社を置き、スマートフォンアプリ、スマートデバイスの受託開発サービスを中心に、クラウド連携、コンテンツ企画なども手がけ、デジタルサービスプロバイダーとして事業を拡大。2013年にはメガネ型ウェアラブル端末「mirama(ミラマ)」を発表し、国内外から注目を集める。2017年に同社をコグニザント社に売却し経営から退き、2019年5月アバナードに入社。関西オフィスにてデジタルイノベーションを推進しながら、組織構築にも携わる。


本質を捉えた経営

— 杉本さんは、実に面白い経歴をお持ちですよね。まずはアバナードに入社する前までのことを教えてください。

エンジニアだった父の影響もあってか、コンピュータ関連の専門学校に入学しました。そこで今につながる技術を学ぶかと思いきや、若かったその当時は、ろくに勉強しなかったですね(笑)卒業後も、しばらくはエンジニアとは別の道を歩んでいました。

でもある時このままではダメだと思って、未経験でも採用してくれる会社に入って、イチからコンピュータの勉強をしました。それが僕の技術屋としての始まりです。

早く技術を身に着けたい一心で、入社してからは毎日2時間睡眠、お昼ごはんも2分でかき込んで、誰よりも勉強しました。きつかったですけど、楽しかったですよ。

しばらくはその会社で働いていたものの、倒産してしまって。道がなくなったので起業したのが、ブリリアントサービスという2017年に株式を売却するまで経営していた会社のはじまりです。

その頃はモバイルの黎明期でしたから、モバイルの未来を見据え、長いこと携わってきました。


— モバイルの最前線をひた走って、2013年には、業界を驚かせたウェアラブルデバイス「mirama」を発表されていますね。

そうですね。業務用として、どこよりも早くメガネ型のウェアラブルデバイスを作りました。GoogleやAppleが手を出す前に、何としても挑戦したかったんです。総力戦になるこの事業は、いくら頑張ったところで小さなベンチャー企業が勝てるわけないんですがね(笑)今もいくつか特許は持っていますよ。

miramaを発表してからは、世界最大級のモバイル展示会であるMWCに出展し、国内だけでなく海外メディアにも露出して注目していただきましたね。その後しばらくして、株式を売却し、経営からは退きました。


— そんな杉本さんは、どのようにしてアバナードを知り、なぜアバナードに入社することにしたのでしょうか?

売却後はしばらく仕事と距離を置いていたんですが、やっぱり人間いつまでも仕事無しではいられないですね。仕事がしたくなって、知人の紹介でアバナードに出会いました。紹介されるまでは、アバナードという会社は全く知らなかったですね。

日本のトップである安間さんと話せる機会を頂けたので会ってみると、彼の持つ魅力に惹きつけられました。

「この方が日本のトップなら、これから会社が伸びないわけがない」そう思ったんです。


ー なぜそう思ったのですか?

安間さんが、今の市況とデジタルの本質を捉えて、それをきちんと言語化されていたからですね。

というのも、最近「デジタル」という言葉が盛んに叫ばれていますが、ずっとデジタルを現場で扱ってきた人間からすると、「なぜ今さらデジタルだと騒ぐのか?今のデジタルとはなんなのか?」と、デジタルという言葉が異質に聞こえるわけです。

以前、その疑問を、デジタルトランスフォーメーションを推進する企業の社長にぶつけてみたことがあるんですが、それに対する回答は、「AIやIoTが出てくる以前に情報システム部門が扱ってきたこと以外の分野をまとめてデジタルと呼ぶ」というもの。個人的にこの回答は全く腹落ちせず、疑問は残ったままでした。

それに対して、安間さんはきちんと解を持っていらっしゃったんですよ。

デジタルと呼ばれるようになった背景は先ほどの回答と同じなのですが、そこに加えて、「かつての情報システム部門で扱われていたデジタルは、経営にとってコストでしかなかった。それが今では、経営に対する投資だと捉えられるようになった。だからデジタルがしきりに話題になる。これが今のデジタルなんだ」と。

この安間さんの見解が、僕の頭の中にあったことと一致したんです。これは大きかったですね。それに加えて、経営トップが本質を捉えて、それをきちんと言語化できている。そこに会社の未来が保証されていると思ったんです。

現在は、2018年に立ち上がったばかりの関西オフィスで、デジタルイノベーションの推進をしながら組織構築にも携わっています。



勉強会の敷居が低い、だから伸びる

— アバナードの一員になって約半年経ちますが、いかがですか?

中と外のギャップがありすぎますね。いい意味で。

というのも、包み隠さず正直に言ってしまえば、アバナードを知った私がはじめて抱いた印象は、「マイクロソフトのパッケージにいいリボンをかけて売っている、よくある会社」というものだったんです。

でもアバナードの中に入ってみると、全く違いました。

見渡してみると、面白い案件が社内にゴロゴロ転がっていて、本当に日本の、そして世界の最先端を担うような案件もたくさん。勝手にはお伝えできないのが悔しいんですが、アバナードがどんなことをしているかお伝えしたら、きっとびっくりすると思いますよ。「え!あれもこれもアバナード!?」と。

多くの企業にありがちなのは、外から見たらすごい会社なのに、中に入ってみたらがっかりってパターン。アバナードはその逆なんですよ。それに会社自体も知られていない。本当にもったいないと思いましたね。いればいるほど強く思います。

しかも、面白いのは案件だけじゃないんですよ。

アバナードには面白い人がびっくりするほどいて。

ギークな人って、GoogleとかAppleとかにいるイメージあるでしょ?違う違う、アバナードにもたくさんいるんですよ。

この間も、ふらっと東京オフィスに来た時にジャンノエルさんと話したんですが、彼もギークなひとり。

彼のように、技術を心から好きな人がたくさんいて、そんな彼らと東京と関西の拠点を超えて繋がれたり話ができたりするのは、めちゃめちゃ面白いし勉強になります。

いち技術屋からしたら、それだけで最高の環境です。

— 先日は、勉強会も開催されていましたね。

そうなんです。3日間必死に勉強してPowerAppsの勉強会を開催しました。僕がやらなくても詳しい人はいっぱいいるんですが、なぜか僕が(笑)

アバナードは、「今日飲みに行く?」みたいな感覚で「勉強会やらない?」って動きが盛んですね。あまりにも勉強会が盛んすぎて、社内専用のアバナード勉強会カレンダーが作成されるほどですからね。

僕は、勉強会の敷居が低い会社は必ず伸びると思うんです。なぜなら、勉強会をやると、社員が勝手に広告塔になって仕事を引っ張ってきたり、リレーション作ってくれたりするじゃないですか。自然と技術者が営業活動をやってくれている状態になる。そうなると、勉強会って費用対効果が非常に高いんです。これは企業にとって重要なことです。

加えて、自発的な勉強会にはいい流れが起こる。

PowerAppsの知見がほぼ無い僕が勉強会を開催したことで、若い世代に勇気を与えられたみたいで、「僕も勉強会やります」なんて声が上がっていると聞きました。

このような波及は会社が成長していく大きなエネルギー源になります。若い社員より少しだけ経験のある僕がいい流れを作り出して、会社の拡大に貢献したいですよね。特に、立ち上がったばかりの関西オフィスには、勢いをつけたい一心です。


安定とスタートアップのいいとこ取り

さらに、そのエネルギーをきちんと会社が受け入れてくれるのが、アバナードの素晴らしいところだと思います。

安間さんは、「なんでも自由にやってみたらいい」「どんどんチャレンジして失敗しなさい」ってはっきり言うんですよ。この言葉の後ろには、「最後の最後は、安間が責任をとる」という意思がありますよね。

僕は、怒る人がいる会社というのは伸びないと思っているんですよ。怒る人はおそらく数字しか見ていないし、数字でしか物事を判断しないんです。でもアバナードでは怒られたことがないし、見たことがない。

現に僕も、案件とは別にIoTとクラウドを使ってビール造りをやっていて。

— え!ビールですか!?

そうそう。めっちゃ面白いでしょ!?若い社員の手も少し借りたかったので、組織全体やトレーニングを統括する前田さんに聞いてみたら、「面白いですね!是非トレーニングをつけてください!」って言うんですよ。これはすごいことだと思いますよ。

逆に言えば、このような取り組みが巡り巡って会社に返ってくることがわかっている。

だから社員の想いや考えを大事にしているし、トレーニングの面からも、福利厚生の面からも、社員を誠心誠意バックアップしていると思います。

僕は以前会社経営していたのでわかりますが、たとえ大事なこととわかっていても、思い通りに環境整備ができるかと言われれば、それは容易なことではないんです。

でもそれがアバナードにはある。

日本ではまだ規模は小さくて知名度はないですが、海外では35,000人を超える立派なグローバル企業です。さらにこの基盤を作っているのが、マイクロソフトとアクセンチュアですからね。

つまり、超安定したスタートアップなんですよ。

今の日本のアバナードは全体で550人で、僕がいる大阪なんてまだ10人。組織基盤を少しずつ作っているところです。東京においても、まだ分業制は整っていません。分業制が整っていない今のアバナードは、技術者にとって最高の場所だと思います。


— それはなぜですか?

だって、分業制が整ってしまったら、一人ひとりの仕事の幅も裁量も明らかに狭くなる。なんでもできる今なら、仕事しながらたくさんのスキルが身につけられて、いくらでも潰しが効く人材になれるでしょ。

こんなに成長機会がある“いい会社”は、滅多に出会えないと思います。

だから、いろんなスキルを身につけたいし、様々な分野を見てみたいし、さらにスペシャリストも目指したいっていう強欲な人には、アバナードは、特にアバナード関西は超おすすめですね。

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