みなさんこんにちは!
今回は、弊社でエンジニアとして働きつつストリーマーとして活躍する伊野さんにインタビューしました!!
TwitterやTwitchで設定されているアカウント写真やプロフィールの経歴を見ると、「すごい人」感が強いですよね!!
そんな伊野さんの素顔に迫っていきたいと思います。
等身大のエピソードもあるので、読み終わった頃には伊野さんとの距離がちょっと縮まったと感じること間違いなし!!
伊野 晃生(いの こうき)
2016年新卒入社。Development Scale Unit (通称:DSU)所属。
大学時代には趣味だったオンラインゲームにてプロゲーマーとして活動し世界大会に4回出場を経験。
国内大会では4連覇や10回以上の優勝経験があり、東京ゲームショウ2017にも出演。
プロゲーマーからエンジニアへの軌跡
-現在は、開発エンジニアとしてどのようなプロジェクトに関わっているのですか?
伊野:上場企業向けのIR関連のシステムを作成しています。
プロジェクトは主にコーディングメインの製造チームと設計メインのチームの二つに分かれていて、私は設計チームに所属しています。
ALHのチームメンバーは全国の拠点から集まっており、私のような東京所属のメンバーだけでなく、福岡所属のメンバーもいます。コロナ禍でリモートワークが普及したこともあって、全国の事業所の垣根を越えて社員同士一緒に仕事ができています!
-なぜ、エンジニアを目指そうと思ったんですか?
伊野:高校生の時には既に自分専用のパソコンを持っており、パソコンを触る職業に興味があったのが大きいですね。
加えて理系を専攻したということもあり、IT業界に興味を持ちました。
-学生の時からエンジニアを目指していた一方で、伊野さんはいつからゲームに興味を持ち始めたのですか?
伊野:ゲーム自体を遊び始めたのは小学1年生からでしたが、PCを用いたFPSゲームを始めたのは中学2年の冬でした。
当時、友達とゲームセンターによく遊びに行っっていて、その中に「Counter-Strike NEO」というFPSゲームに出会い、そこからFPSゲームの魅力にどっぷりはまっていきました。
ゲームセンターにパソコン・モニター・キーボード・マウスがポツンと設置してあり、明らかに他のゲームと異なる雰囲気を放っていたのを今でも覚えています。
-学生の頃からプロゲーマー「TATUO」として活躍されていたとのことですが、この名前はどのような由来ですか?
伊野:「TATUO」は昔からずっと使っていましたが、最初から「TATUO」だった訳ではありません。
中学2年生のとき、プレイヤー名を実名にするのは良くないと思い、ふと考え付いた最初の偽名が「山田辰夫(やまだたつお)」でした。(笑)
そのままでは、シューティングゲームで使う名前にするのは物足りないと思い、最初の名前は「山田辰夫一等兵!」という名前でプレイしていました。
その後もオンラインゲームでその名前を使い続け、大会に出場したり入賞するようになったあたりから恥ずかしい思いが芽生えてきたので、短くしたのが現在の「TATUO」です。
-プレイヤー名って何気なく設定した後で、何度も変更することありますよね。(笑)
話は変わりますが、e-sports界のことにも精通する伊野さんですが、プロとして活躍するフィールドや待遇って当時と変化はありますか?
伊野:スポンサーや所属チームからの待遇という面で変化は大きいと思います。
7年以上前ですが、私が大学生時代はプロチームに所属していました。その時のスポンサーからの提供は、主にゲームで使用するデバイス類でした。選手に対する金銭的援助は無く、出場した大会で獲得した賞金をチームメンバーで山分けしたものが収入でした。
今は、スポンサーからのデバイス提供以外に、所属するチームからも契約金などが支払われたりするなど、プロゲーマーとして有名になれば、それだけで生計を立てられるようになりました。
世界的に見ると、日本は支払われる金額や大会の賞金は少ない方ですが、昔に比べて世の中のプロゲーマーやeスポーツに対する価値観が変化してきたのは明らかです。
▼ストリーマー活動の様子
ALH公認ストリーマーの軌跡
-ALH公認ストリーマーを立ち上げた経緯と理由を教えてください。
伊野:大学時代はゲームに本気で取り組み、日本チャンピオンになって世界大会を経験していました。
先ほども話しましたが、いくら大きな結果を残しても、当時の日本市場ではそれだけで生計を立てることはできませんでした。
この経験から、企業に属しながらプロゲーマーとして生計を立てられる仕組みや環境を生み出したいと考え、それらを実現できそうな風土があったALHに入社しました。
ちょうど入社2ヶ月目で研修を受けている真っ最中でしたが、上司の方々にこの思い伝えると、新卒の私に社長や役員の目の前でプレゼンをする機会を頂けました。
当然、前例のない企画内容でしたが、社歴に関係なくこのような機会を得ることができるのがALHの特徴でもあります。
今でも当時の企画内容をブラッシュアップし、これまでにない新規事業やキャリアについて議論しながら、今でもプロジェクトを進めています。
最近になり、急速に日本のe-sports市場が発展してきたことをいい機会に、ストリーマーとして認知を高める活動も始めました。
-それが、会社公認ストリーマーの背景だったんですね!
伊野:そうなんですよ。e-sports選手が多様なキャリアとして進んでいけるよう、まずは私自身がイノベーターとして実際に先頭で活動することにしました。私自身がストリーマーとして活動することで、配信を観にきてくれた人が新しいキャリアを考えるきっかけになったり、さらにALHを知ってもらうことにも繋がります。そして、チャンネル登録者が増えることで収益化ができれば事業としても成立します。そうして始まったのが、ALH公認ストリーマー活動というわけです。
-伊野さんがメインで取り組んでいるゲームタイトルを教えてください!!
伊野:「VALORANT」という、アタッカー(攻撃)とディフェンダー(防衛)の2チームに分かれて戦う、FPSの5対5タクティカルシューターゲームです。
ゲームの特徴としては、各固有能力があるキャラクターと性能が異なる武器を組み合わせることで、戦略性の高い戦いができます。
私がプロゲーマー時代にプレイしていた「カウンターストライクオンライン(CSO)」というゲームからVALORANTへ転身した有名なプロゲーマーやプロチームも多く、国内外でも大きな大会が何度も開かれていて、今人気が高いゲームタイトルです。
▼「VALORANT」
-ストリーマーとしての活動内容を教えてください。
伊野:エンジニアの業務の傍ら時間を調整して、主にTwitchでゲーム配信を行っています。
また、所属チーム「LucidX」のメンバーと合同練習しながら、今後開催される大会への出場と上位入賞を目指しています。
去年開催された「VALORANT FIRST STRIKE JAPAN Powered by RAGE」では、チームでの公式大会は初出場ながら全国ベスト16まで勝ち進むことができました。
-今年も大会での活躍を楽しみにしてます!!
そういえば、エンジニアとストリーマーの二足の草鞋のイメージでしたが、最近は三足の草鞋になったとか!?
伊野:そうなんですよ!実は、一児のパパとしての生活も送っています。(笑)
毎日一緒にお風呂に入るのが日課です。
-お子さん可愛いですね!育メンとしてますます楽しみが増えますね!!!
▼伊野さんと娘さん
今後の野望と目標
-最後に、伊野さんが目指すキャリア像を教えてください。
伊野:ALHに新卒で入社してから、エンジニアとしてプロジェクトに参画しつつ、会社のマネジメント業務を行い、更にはストリーマー活動に子育てと、活動の幅が広がりました。
その分、大変なことは多いですが、引き続き精進していきたいと思っています。
エンジニアとしては、スキルアップしつつもプロジェクトリーダーとしてチームを引っ張る存在を目指しています。
-今後、ストリーマー活動を通して目指す目標はありますか?
伊野:これは、私の野望になるのですが、プロゲーマーを目指している学生やプロゲーマーを諦めて就職しようと思っている、または就職した社会人に向けた事業を展開したいと思っています。
プロゲーマーの選手生命は短いと言われており、引退後のセカンドキャリアを保証している組織はあまり多くはないので、そういった市場価値に着目していきたいです。
「企業に属しながら好きなものに向き合い打ち込める」組織や仕組みを実現できるように、今後もストリーマーの活動をはじめ、事業スキームの構築を頑張っていきたいと思います。また、大会でも結果を残してALHの知名度を上げていきたいです!!
-伊野さん、ありがとうございました!!次回のインタビューでは伊野さんのプロゲーマーとしての経歴や、伊野さんが目指すeスポーツ業界に参画する企業の新しい在り方についてのお話を伺っていきたいと思います!!
お楽しみに!!!
ALHは活躍しているメンバーや社内の雰囲気、働き方等を随時発信しています。興味を持って頂けましたら、ぜひお気軽にご連絡ください!
(この記事はCANTABILEからの転載です)