前回から2回に分けてお届けしている「QAの仕事に対する入社前と入社後のギャップ」について、vol.1では「職種未経験でアカツキ福岡に入社したメンバー」の対談の様子をご紹介しました。
(前回の記事はこちら!)
vol.2となる今回は、「職種経験者としてアカツキ福岡に入社したメンバー」に話を聞いていきたいと思います!
<今回インタビューに答えてくれたメンバー>
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Kさん:2018年入社。接客経験を経て、ゲーム業界に転職。その後は、一貫してQAとして活躍。
Iさん: 2018年入社。接客経験、プログラマ経験を経て、ゲーム業界に転職。その後は、一貫してQAとして活躍。
Nさん:2018年入社。サービス業経験を経て、ゲーム業界に転職。前職ではQA・マーケティング職として活躍。
ーよろしくお願いします!皆さんはQAの経験をもってアカツキ福岡に入社されていますが、前職と比較してギャップを感じたことはありましたか?
Kさん:ありましたね。
一番感じたのは、アカツキ福岡のQAは良くも悪くも曖昧さがあるというところかな。
例えば、不具合ひとつにしても、僕が前にいた会社では「誰がどのように出してしまった不具合なのか」を明確にし、報告書として提出しなければいけませんでした。それを、QAはQA、エンジニアはエンジニアでお互いに出しあっていましたね。
Nさん:責任の所在を明確にするためですか?
Kさん:それもあるけど、「誰が」を追求するのではなく、「どうしてその不具合を出してしまったのか」の原因を追求することが目的でした。原因をきちんと解明できていないと、明確な打ち手を出せず、改善できるところも改善できないので。その点アカツキ福岡は、振り返りのルールが定まりきれていないので、振り返りの粒度にバラつきがあるなと感じています。今そこを改善したいと思い、取り組んでいる最中です。
ーなるほど。「なぜ起こってしまったのか」を明確にすることは必要ですよね。おふたりはどうですか?
Nさん:僕の場合、前職は新規検証だったので運用検証はアカツキ福岡が初めてだったんですよ。
なので、経験者といっても、業務内容自体にギャップがありましたね。例えばマスターデータの見方を覚えたり、どういう設計でゲームが動いているのかを知れたり、難しかったですけれど、学べることがたくさんありました。
Iさん:僕もギャップはありました。まず、人数が多いというギャップですね。
前職は小さな会社だったので、今担当しているゲームタイトルと同じくらいの規模でも、3〜4人で担当していました。それがアカツキ福岡(アカツキ含め)では、その10倍の人数で取り組んでいる。
Nさん:そこについては僕もギャップがありましたね。
アカツキ福岡に入社して、前職の何倍も多い人数の中で検証をすることになり、他のセクションの人たちとの確認フローがすごく難しいなと感じました。
Kさん:誰に聞けばいいとかも、最初はすごく戸惑うよね。
Nさん:そうですね。ステークホルダーがとにかく多いですからね。あとは、東京メンバーと遠隔で連携していくのもギャップを感じた部分でしたね。
前職は小さなオフィスだったので、何か不具合を見つけたら、口頭で報告ができる距離感だったんですよ。でも今はそうはいかない。遠隔で業務をしているからこその課題やコミュニケーションコストが一定あるわけで、その中でいかに検証としての価値を感じてもらえるかが鍵だなと思っています。
ーなるほど。課題面でのギャップを感じられていることが多いですね。一方でアカツキ福岡に入社して良かったと思うことはありますか?
Kさん:自分で仕事をつくりにいけるところですかね。例えば、今まさにチームの垣根を超えてQA組織全体として何かできないかと取り組み始めたのですが、そういう新しい挑戦をしたいと思ったときに背中を押してくれる環境であること。アカツキ福岡のQAだから良かったというよりは、アカツキ福岡だから良かったというニュアンスが正しいかもしれませんね。
Iさん:そうですねぇ。
前提として僕は「アカツキ福岡のQAはQAではない」と思っています。というのも、前職で「QA」と言うとスケジュールの調整やプランナーやエンジニアとの交渉を行うことがメインでしたが、アカツキ福岡の場合は、検証業務もバリバリ行なっています。そういう意味で、QAという観点ではなく、検証という観点でお話しすると、検証業務をバリバリできるのは楽しいし、入社してよかったなと思いますね。前の会社では検証業務はほとんどしていなくて、管理がメインだったので。
検証って、やっていないと感覚が鈍っていくんですよね。その感覚が今戻ってきて、「やっぱり検証って楽しいな」と噛み締めています。
Nさん:観点が少しズレてしまうかもですが、アカツキ福岡のメンバーって勤怠がすごく良いですよね。
前職では、いるべき人がいなくて仕事が進まないということが多かったので。
そういう面で、アカツキ福岡の人たちは勤怠がきっちりしていて仕事に対する姿勢の高さを感じますし、良いところだと思います。
ー今後アカツキ福岡のQAとして取り組んでいきたいことはありますか?
Kさん:僕は、整えるべきところを整えていきたいと思っています。例えば、検証項目ひとつ一つの定義を明確にすることだったり、不具合の原因をはっきりさせることだったり。
それを僕のチームだけで行うには限界があるので、先程も少し話しましたが、QA組織全体を巻き込んだ取り組みをもっと進めていきたいです。チームの垣根を超えて横軸でノウハウや知見を共有しながら推進していければ良いなと思っています。
Iさん:隣のチームのことを知るで、いろんな配慮ができるようになりますよね。忙しそうにしていれば、何か手伝えることがないかと声をかけたり。
それこそ僕はマルチプレイヤーになりたいなと思っているので、今のチームのゲームタイトルだけではなくて、他のゲームタイトルにも関わっていきたいなと思っています。
Nさん:僕は今の業務において言うと、チームで目指しているので、やっぱりまずは不具合をゼロにすることですかね。
ー最後に、アカツキ福岡のQAにはどんな人が合っていると思いますか?
Kさん:定められた検証項目をただなぞるだけ、用意されたものをただやるだけではなく、不具合が多いのであればどうしたら不具合を減らせるのか、今日の作業効率が順調だったのであれば、明日の作業効率をもっと順調にするにはどうすればよいかを考えられることが大事だと思っています。つまり「今が良いから良い」ではなく「未来を予測し、未来をより良くするために今どうするか」を考えられる人が合っているなと思います。
Iさん:僕は、自分の仕事に誇りを持てる人ですかね。
僕には一人息子がいるのですが、父親として「自分はこういう仕事をしてお給料をもらっているんだよ、そして、自分の仕事に誇りをもっているんだよ」とよく話しています。それもあってか、息子は「パパと同じ会社に行きたい」って言ってくれていますね。数年後はどうかわからないですけど(笑)
そのくらい、自分の誇りを持てる人であれば、目の前の仕事に自ら意義を見出して、どんな仕事でも楽しんでやっていけるんじゃないかなと思います。
Nさん:僕も似ていて、自分のやりたいことと目の前の業務がきちんとつながっている人がいいなと思います。
というのも、「なんとなくやっている」「とりあえずやっている」という気持ちで業務をただこなすというのは、すごくもったいないと思うんです。
必ずしも、やりたいこと=QAとしての業務ではないかもしれないですが、「今の業務はやりたいことにつながっているからやっているんだ」と思える人であれば、どんな業務も、自らやりがいを見出してくれるんじゃないかなと思います。
ー皆さん、ありがとうございました!
「QAの仕事に対する入社前と入社後のギャップ」について、2回に渡ってお届けしてきましたが、いかがでしたか?
個人的には、「良いギャップ」を知れてよかったと思うものの、それ以上に「課題として感じているギャップ」についてしっかりと目を向けて考えていかなければいけないと思いました。
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