互いの人生を見つめる時間。アカツキ福岡の『キャリアワーク WILL-CAN-MUST 』をレポートしてみた
こんにちは、アカツキ福岡 採用担当の佐藤です。
今回は、アカツキ福岡でおこなわれている『キャリアワーク』についてお届けします!
# キャリアワークって、なに?
『キャリアワーク』とは、自分のキャリアについて考えるために、アカツキ福岡でおこなわれている任意参加型の研修です。
オーナーは、人事企画の豊村 可奈絵さんが担ってくれています!
この記事を読んでくださっているみなさんの中には、日々仕事をする中で「自分は何をしたいのだろう?」と分からなくなったり、「今自分がしていることは、将来の自分につながっているのだろうか?」と、漠然とした不安に襲われたりしたことがある人もいるのではないでしょうか。
ちなみに、私はよくあります。(笑)
将来を見据えてイキイキと働いている人をみると無性に羨ましくなったり。
「何がやりたいの?」と聞かれて「先のことなんてわかりません!」と言いたくなったり。
自分の将来のことを考えて眠れなくなったり。(とはいえ、寝たら寝たで熟睡してしまうのですが…。)
そんな思いを持った人のために、これまでの自分や今後の自分のキャリアと向き合う時間をつくる。それが『キャリアワーク』です。
# キャリアワークって、どんなことをするの?
さて、『キャリアワーク』ではどんなことがおこなわれるのでしょう?
アカツキ福岡では、“WILL-CAN-MUST”と呼ばれるフレームワークを用いながら、キャリアワークをおこなっています。
“WILL-CAN-MUST”とは、「やりたいこと(WILL)-できること(CAN)-やるべきこと(MUST)」の3つの項目から自分自身を振り返り、この3つの円が重なる部分 = “キャリア・アンカー”を導き出すためのフレームワークです。
ちなみに、“キャリア・アンカー”のアンカーとは、“船の錨(いかり)”のことであり、今後キャリアを選択していく際に軸となる自分が大切にしている価値観を示します。
『キャリアワーク』は、この”WILL-CAN-MUST”のフレームワークを用いて、「自分のキャリア・アンカーは何か?」を導き出すことをゴールとしています。
# キャリアワークの流れ
アカツキ福岡の『キャリアワーク』は、下記のような流れでおこなわれます。
ここで特徴的なのが、自分の“WILL-CAN-MUST”を考えるだけではなく他のメンバーの“WILL-CAN-MUST”も並行して考えるという点で、4~5人で1つのグループを組み、お互いの"WILL-CAN-MUST"を分かち合いながら、じっくりと時間をかけて進めていきます。
私は、アカツキ福岡に入社する前にもこのキャリアワークを経験したことがあるのですが、自分以外の“WILL-CAN-MUST”を考えるという手法は、アカツキ福岡が初めてでした。
自分では「CAN’T(できない)」と思っていたことが、他のメンバーからみると「CAN(できる)」であったり、考えもしなかった価値観をもらえたり、新鮮な気づきを得ることができ、グループで実施したことが「キャリアワークに参加してよかったな」と思えた、一番の理由でした。
ということで、ここからは、過去に私が参加した『キャリアワーク』の一部をお話していきます!
# キャリアワーク、やってみた
1. 「自分史」の作成とわかちあい (事前準備)
「自分史」のパートでは、今までの経験や当時の感情をグラフに書き出し、他のメンバーと共有しあいます。私のグループでは、自分のプラスの部分だけではなく、マイナスの部分までさらけ出しているメンバーも多く、お互いの深いところまでを知る機会になりました。
2. 「WILL(やりたいこと)」のわかちあい
「WILL(やりたいこと)」のパートでは、「今後自分がやりたいこと」を3つ、また、「自分史」のパートでわかちあった内容や、対話の中で感じたそれぞれのメンバーの印象をもとに、「他のメンバーがやりたいこと」を想像して1つ書き出し、共有しあいます。
ちなみに「WILL(やりたいこと)」は仕事においてでもプライベートにおいてでも構いません。
そして、そのレベル感も問いません。
3. 「CAN(できること)」のわかちあい
「CAN(できること)」のパートでは、「自分ができること」そして「他のメンバーができること」を、それぞれ最低でも1つ以上書き出して、共有しあいます。
このパートでは、「CAN(できること)」だけでなく、お互いの成長を願って「CAN’T(できないこと)」もあれば、書き出して共有しあいます。
4.「MUST(やるべきこと)」のわかちあい
「MUST(やるべきこと)」のパートでは、「①自分の人生においてなすべきこと、②自分がまわりから期待されていると思うこと」そして「他のメンバーに期待していること」を、それぞれ最低でも1つ以上書き出して、共有しあいます。
5. 「キャリア・アンカー」を導き出す
「キャリア・アンカーを導き出す」パートでは、自分が考えた・他のメンバーから貰った“WILL-CAN-MUST”を見て、その円の重なりにふさわしい一言を導き出し、共有しあいます。
このときの私のグループの「キャリア・アンカー」を、少しだけお見せします!
個性的ですね。(笑)
他のグループのキャリア・アンカーを覗いてみると「周りを巻き込みながら自分らしく生きる」や「独創的な表現で人を力づける」というのが出ていたので、私のグループの表現方法がほんの少しだけ特徴的だったのかもしれません。(笑)
# 自分の仕事観 (人生観) と向き合う、ということ
この『キャリアワーク』を通して、「将来やりたいことがはっきりと見えたか、キャリアを選択するうえでの軸がしっかりと定められたか」というと、正直なところわかりません。
ただ、自分ひとりで悩むだけではきっと出てこなかったと思う、ナビゲーター(案内人)というキャリアアンカー。
この言葉に、驚くほどしっくりきたのは事実です。(ちなみにこの言葉をくれたのは、このキャリアワークで初めて話をしたメンバーでした)
というのも私は昔から、頑張っている人や目の前のことにキラキラした目で打ち込んでいる人を見ているのが好きで、そんな人たちが思い切り力を発揮できるような場をつくりたい、応援したい、という思いをずっと抱いてきました。
とはいえ今の私は、応援したい人が目の前にいるのに、ただ見ているだけや、「フレ〜、フレ〜」と小さなエールを送るしかできないことが多いです。
応援するには、まずは私自身が力をつけなくてはいけない。そして、求められたときにはナビゲーター(案内人)として道を示せる人でありたい。メンバーからの期待をもらうことで、そう思うことができました。
「他メンバーからは、こんなふうに見えているのか」
「他メンバーからは、こんなふうに期待してもらえているのか」
まさに、他者からの視点も交えながら、自分の仕事観(アカツキ福岡の場合、仕事だけではなかったので人生観かもしれません)と向き合うことができた時間でしたし、時間が経った今、ぜひ同じメンバーで『振り返りキャリアワーク』をやってみたいなとも、この記事を書きながら思いました。
今のキャリアに漠然としたモヤモヤがあるという人がいれば、『キャリアワーク』を、色々な人を巻き込みながら、ぜひやってみるといいかもしれません!