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「そこにいるだけ」から脱却し、自分の頭を使って仕組みを作るポジションへ【コーポレートチーム・朝井 美和】

AirXは、ヘリコプター予約サイトの運営や空を使った新しい移動手段の開発に取り組むベンチャー企業です。今回は2022年4月にコーポレートチームのメンバーとして入社した朝井さんにインタビューをしました。AirXとの出会いが仕事への向き合い方をガラッと変えたとか。これまでの歩みや、現在のチャレンジについてお話を伺いました。

ーーこれまではどのような会社で働いていましたか?

新卒では不動産会社に、一度目の転職で建設機械・特装車メーカーに入社しました。経理として働きたいと志していたのですが、どちらも別の職種として働いていました。

ーー経理の仕事に強い興味をお持ちなんですね。

飲食店を経営する父が、毎日帳簿をつけていたんです。「こんな小さなお店でも帳簿があることで商売が成り立っている」と子どもながらに感銘を受けて、商業に携わりたいと思うようになりました。表に立つのが好きな性格ではないので、経営者目線というよりは裏方で、フロントに立つ人が活躍しているのを見たいと思っています。

ーー前職ではどのようなご経験をされていたのでしょうか。

大学の頃に管理会計を勉強していたので、メーカーにこだわって転職活動をしていました。モノができるまでの工程の中から改善点を見つけるという、管理会計の醍醐味を味わってみたかったんです。中でもその会社を選んだ理由は面接での対応がよかったことでした。多くの会社は10分くらいで人を見定めるけれど、そこは3時間くらいかけて私のことをじっくりと知ろうとしてくれて。はじめての転職活動で孤独を感じていたことからも、人の温かみを感じられる会社に魅力を感じました。

念願かなって総務メンバーとして入社。しかしすぐに部署異動になってしまい、在籍していた7年間のうちのほとんどは貿易実務を担当していました。志していた管理会計にも関われなかったので、少し残念な気持ちではいましたね。それでも、転職をすぐにしようとは思っていませんでした。上場企業だし、メーカーだし、任された仕事もある、という状況が、心地よかったのだと思います。

ーー満足はしていないけれど大きな不満もなかった状況から、転職に踏み切ったのはなぜですか?

コロナ禍の影響で貿易がストップし、会社の業績が思わしくない状況が1年間ほど続きました。会社に行っても机を拭いて1日が終わる。ネットサーフィンくらいしか、やることがない日々でした。このままじゃダメだという気持ちが募っていたとき、希望退職者が募集されたんです。私がその会社に入社したのは、人を大切にする風土があるからでした。過去に大規模リストラを行い、多くの社員が悲しい想いをしたことから、二度とそういうことはしないと、日頃から公言するような会社だったんです。それなのに窮地に陥った時に踏み切った結論が希望退職者の募集。お世話になった方も急にやめさせられちゃったりという辛い場面を見てしまいました。私は該当ではありませんでしたが、会社に失望してしまって転職を決意したんです。

ーー転職先はどのように探しましたか?

最初は上場企業の求人が多そうな媒体を使っていました。しかし自分が大切にしたいことを考えるうちに、重要なのは企業規模ではなく、何をしたいか、どういう人と働きたいかだと気づいたんです。それで​​途中から、自分の知らない世界がたくさんありそうなwantedlyに切り替えました。

一番重要視したのは人を大切にする会社であること。前職での経験もあって、大切にされているからこそ仕事を頑張れるはずだという考えがありました。そして自分がその仕組みを作る側になれるんじゃないかとも思いました。

AirXと出会ったのは、町田さんから連絡をいただいたことがきっかけです。すでにいくつかの企業から内定をいただいていて、転職活動をほとんど終えている時期でしたが、一応お会いしてみることに。

最初に「これからの会社なんです」と前置きをなさっていました。空の移動を変える仕事なんだと、ビジョンを素敵に語ってくださるのを聞いて、「かっこいい仕事だ」と直感的に感じました。最後の最後に町田さんが、「僕も入って2ヶ月目なんですけどね」とおっしゃったのには驚きましたね。会社のチャレンジをとても深く語ってくださったので、てっきり長く働いている方なのかと思っていました。短期間でそれほど吸収できているということは、情報交換やコミュニケーションが活発なのだろいうと思います。

「肩を並べて一緒に働けたらと思っています」とおっしゃってくださったのですが、私も帰る頃には、「是非とも!!」という気持ちでいっぱいでした。

ーー4月に入社してから現在までのお仕事について教えてください。

給与計算や支払い手続き、勤怠管理など、労務が中心です。備品購入やゴミ捨てなど、みなさんが働きやすい会社作りのためになることなら、なんでもやろう!という心意気で働いています。まだ完全には仕事に慣れていないので、不安や焦りの気持ちはあります。ただAirXは、日々ものすごいスピードで前に進んでいます。「覚えられない」「無理」「やったことないし」というマイナスなことを考える時間はありません。なんとかなると信じて進むしかないんですよね。やってみてダメだったら、周囲の先輩方が助けてくださいます。いつでも気持ちをオープンにできるような人柄の方ばかりなので、ストレスはありません。

先日はお客様をアテンドするヘリポートの業務にも参加しました。現場は終始あったかい雰囲気につつまれていて、素敵でした。航空会社の方々は、AirXをとても可愛がってくださっていると思います。

搭乗後のお客様の笑顔には大変癒されます。「すごく楽しかったです!」「いい経験でした!」と、明るく柔らかな表情でお帰りになる方が多くて、自然と会話も弾みました。パイロットになるのが夢という男の子は、機長さんといっぱい話せたのが楽しかったようでした。夢や憧れが膨らむ場所なんだなと感じることができたので、現場に行ってよかったです。

ーー面接で惹かれたという町田さんはどのような先輩ですか?

面接の印象の通りの方でした。業務を渡すときは、丁寧に整えて渡してくださいます。つい最近、私が入社する前の町田さんの勤怠時間を見ました。とても長い時間をかけて、何もない状態だったコーポレートの仕組みを整えてきたんだということが伺えました。私を入社させるための準備をしてくれていただろうし、今も私が仕事をしやすいように業務そのものを整えてくださっているのだから、もらった業務は大切にしたいと思ってます。町田さんのおかげで成長できてる実感があるし、これからも成長していきたいです。

ーー前職までとAirXの違いはどのような点だと思いますか?

AirXは自分が動かないと何も進まない場所です。だからいい意味で、自分の考えを大事にするようになりました。前の会社は、そこにいるだけで仕事がある状態でしたから、先のことを自ら考えたりはしません。毎日同じことをしていれば時間がすぎていくし、お給料ももらえるという状況でした。それがこそ安定であると、錯覚していたのだと思います。

今は自分の頭を使って知恵を振り絞りながら仕事に向き合えています。社会人になって10年近く経つこの段階からでも、再スタートを切れたのは本当に幸運なことでした。

また、ここでは自分から手を挙げないと埋もれてしまいます。メンバー1人1人の役割が濃いので、追いつこう、ついていこうというと必死になれるんですよね。少人数しかいない会社なのに埋もれるというのは不思議な感覚です。

AirXには仲の良し悪しがなくて、全員がフラットです。冗談を言い合ったり真剣に仕事したり、とてもいい仲間達だなと感じます。この方達と一緒に成功して、将来笑っていたいなという気持ちにさせてくれる会社です。この会社のメンバーでいれること自体が、今のモチベーション。ずっと働き続けたいです!

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