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#何かひとつ、特殊能力を持てるとしたら…?
小学校の頃、重いランドセルを背負って40分もかけ、山にある学校へ通学しなければならず
「足の裏がローラースケートみたいに滑れたらいいのに‥」と何度も思っていた、揚羽の望月です。
大人になってよく考えたら上り坂では、意味がない特殊能力ですね。
こうした妄想は、誰でも1回はあるかと思いますが、
今回は、特殊能力系も含めあらゆる漫画が大好きだという、内定者の九鬼嘉隆くんに
インタビューをしてきました!
九鬼嘉隆(Yoshitaka Kuki)
東京生まれ東京育ち。チャキチャキの都会っ子。
慶應義塾大学総合政策学部総合政策学科卒業予定。
小学生から歌やダンスに興味を持ち、中学生の時に観たミュージカル
『レ・ミゼラブル』に衝撃を受け、本格的に歌やダンスを習い始める。
大学でもダンスサークルに所属。
2年で、所属するダンスサークルの公演で主人公を務め、部長に就任。
好きなことは、音楽と漫画と目立つこと。
最近は『ワンピース』の第1000話を読んで号泣したとのこと。
―特殊能力系のお話は面白いですよね!九鬼くんはどんな能力がほしいですか?
そうですね…。単純に「瞬間移動」とか、「透明人間」とか、「未来予知」とかって、戦っても強いし日常生活でも便利ですよね。でも僕が一番ほしいのは、「コピー能力」です!
コピー能力は、相手の能力を自分のものとして使える、という能力です。その場その場で最も必要な能力を使えるなんて、最強だと思いませんか!?手がつけられなくなる感じの全能感が、たまらなく好きです。状況に応じて能力を使い分けたり、能力の弱点を掴んだりする頭のキレも必要で、まさに「全知全能の能力」という感じがします。憧れますね!!
Chapter.1:「この世の全てを知りたい」欲張りな少年時代
―「全知全能になりたかった少年」…かなりインパクトがありますが、
一体どんな少年だったんでしょうか?
とにかく好奇心が旺盛でした!赤ちゃんの頃は、毎日夜中の3時まで絵本を読み聞かせないと寝つかない子どもだったらしいです。しかも、一度読んだ本だとごねて泣き叫んでいたとか…。
小学生時代も、父親の影響でサッカーを始めたかと思えば、アニメ『メジャー』を見て「野球がやりたい!」と言い出したり、クラブ活動では卓球とバドミントンをやったりと、とにかくいろんなことに挑戦したい少年でした。
―なんだか想像つきます!なぜそんなに好奇心旺盛だったんですか?
両親の影響が大きいと思いますね。昔から僕は、すぐ「なんでなんで?」と聞く「なんで君」だったらしいのですが、両親はその質問に対して誤魔化さずに、毎回わかりやすく説明してくれていました。
「なんで?」が「なるほど!」に変わる経験が、ものすごく好きで楽しかったんですね。
それからも、いろんなことに「なんで?」と興味を持つようになりました。この辺りから、「この世の全てを知りたい!」という思いが芽生え始めます。
―素敵なご両親ですね…!
その後、九鬼少年は、どんな風に成長したんですか?
中学受験を経て中学生になり、さらに世界が広がりました!
友達がたくさん増え趣味の幅が広がったり、バスや電車で区外へ出て行動の幅が人がったりしました。
中でも、中学3年生の時に観た『レ・ミゼラブル』というミュージカルには、「こんなに素敵なエンターテインメントがあるのか…!!」と驚かされました。以前から歌やダンスが好きだったのですが、そこから「ミュージカル俳優」になりたいと思い始めました。「歌もダンスも演劇もやれる職業なんて、最高じゃないか!」と考えたんです!
軟式テニス部の部活動を続けながら、英語劇という活動で準主役も務めました。ダンスの経験があったことから振り付けを任されたり、オーディションで勝ち取ったソロ曲で歌わせてもらったりしました。欲張りですよね(笑)。
高校時代も、欲張りな性格は変わりませんでした。高校2年生の時には、硬式テニス部と軽音楽部とESSに入りながら、生徒会役員と体育祭応援団と文化祭実行委員と合唱コンクール実行委員を兼任していました。今振り返ると、よく毎日倒れずに過ごしていたなぁと自分でも感心します(笑)。
―欲張りに貪欲に取り組んでいたんですね!
そんなにいろんなことをしていて、うまく行かないことはなかったのですか?
忙しすぎて何かが疎かになってしまう、というようなことは幸いありませんでしたね。周りのみんなの協力も得ながら、なんとかやりたいことをこなす毎日でした。
敷いて言えば、いろんなことに手を出しすぎて、「ある分野で一位になることができない挫折」を経験しました。
硬式テニス部では部長になれなかったり、体育祭では準優勝だったり、合唱コンクールでは銀賞だったり…。それぞれの分野で、「この人には勝てないな」と思う人がいて、尊敬しつつも悔しさを味わった高校生活でした。
「自分って、器用貧乏だな」と思ってしまったのです。
ですが、諦めたわけではなく、「いつかこの人たちに勝つことができれば、最終的には全部自分の勝ちだ」と考えたのです。
「この世の全てを知りたい!」という思いから、中学・高校では様々な世界を知りました。そしてさらに、「今度はこの世のあらゆる分野で一位になりたい!」という思いが芽生え始めます。
―あらゆる分野で一位!まさに全知全能を目指すという心持ちですね。
そのあと、どんな部分で変化が有りましたか?
あらゆる分野で一位になるために、まずは一つの分野で一位になろうと考えました!どうしたら一位になれるか考えた結果、努力を一点に集中してみることに。
大学でダンスサークルに所属する際には、高校の時ほどいろんなサークルには入らず、「ダンスを頑張ろう!」という気持ちでした。一所懸命に毎日練習した結果、大学4年生になり部長を務めることになりました。
また、サークル活動を一本に絞ったことにより、今度は趣味の幅が広がりました。
友達からおすすめされた本を読んだり、ゲームをプレイしたり、観光地に足を運んだりするように。
こうした経験もあって、「世界には、まだまだ自分の知らない『面白いもの』がたくさんある!」と思うようになりました。
この世のあらゆる名著を読み、名画を鑑賞し、名曲を聴き、名店に訪れ、名作を見るのが、僕の人生のミッションの一つです。
Chapter.2:刺激的で運命的な就職活動
―さて、そんな九鬼くんですが…就職活動は最初どんな感じで始めましたか?
毎年秋に、学園祭でダンスステージを披露していました。3年生の秋の学園祭が終わり、そこで幹部としての仕事が一段落したので、就活を始めることに。
各サークルの幹部は、ダンサーの就活を支援する就活エージェントの面談を受けられることになっていたので、学園祭が終わってすぐ面談を予約しました。就活について右も左も分かりませんでしたが、初めての面談で就活のなんたるかと、最初にやるべきことを知りました。
思えば、この面談が僕にとって最初の運命的な出会いだったかもしれません。フィーリングがとても合い、「ここを使っていれば間違いない!」と直感的に感じました。「就活のゴールは”内定を取ること”ではなく、”イキイキと働くことができる企業の内定を取ること”だ」というビジョンに、大変共感したのです。
面談を進める中で、一緒に自己分析をしてもらい、自分の「軸」が判明したので、その軸を基に就職活動を進めていきました。
―ちなみに判明した「軸」とは?
何回も自己分析を重ね、ブラッシュアップしていった結果、
「業界を絞る軸」と「企業を絞る軸」で、それぞれ3つの軸ができました。
「業界を絞る軸」
①感動をつくる
②アウトプットの方法が定まっていない(無形商材)
③顧客・同僚が多種多様である
「企業を絞る軸」
①裁量権がある
②熱量を持って前向きに働く仲間がいる
③一気通貫である
中でも、それぞれの軸の3番目、「顧客・同僚が多種多様である」と「一気通貫である」は、好奇心旺盛で全知全能を目指す自分ならではの軸だと考えています!
いろんな業界・職種の人や、いろんなスキルを持つ人と関わりあえる仕事なら、自分の世界がもっと広がるだろうと思いました。また、営業から企画、プレゼン、製作、トラッキングと、分業ではなく一気通貫で働ける環境なら、自分のあらゆるスキルを磨くことができるだろうと考えたのです。
―とても具体的ですね!
3つの軸が見つかった後は、どのように就活を進めたんですか?
なるべくたくさんの企業に足を運び、たくさんの方とお話しするようにしました。
おそらく、20社30人くらいの方と話したと思います。
このときに出会った方々とお話しした経験は、僕にとってとても刺激的でした!
様々な企業の方とお話ししていく中で、社会の仕組みや各業界の特徴、就職活動のコツなどを、「リアルな声」で知ることができました。自分の中の世界がさらに広がっていくのを感じました。
なので就活生の皆さんには、ネットの情報や説明会だけでなく、是非「直接話す」ことを大切にしてほしいと思います。
運命だなと感じたのは、企業の中で最初にお話ししたのが揚羽の社員さんだったことです。
就職活動を進めていって、他の企業の方や揚羽の別の社員の方、就活エージェント、両親など、いろんな人と話しました。軸もアップデートしていきました。そして、軸が完成した時に、「あれ?この軸に一番当てはまるのって、最初に話した揚羽じゃない?」と気づいたのです。
―まさに、”一番最初に聞いていたじゃん!”という感じですね。
軸に当てはまる企業さまは他にはどんな会社さまでしたか?
最後の最後まで、ブライダルの企業さまと迷っていました。
どの軸にもよく当てはまっていたのですが、「アウトプットの方法がより柔軟であること」「to Bであることからより多様な顧客に出会えること」の二つから、最後は揚羽に行くことに決めました。
どの企業がどの軸にどのくらい当てはまるのかを、それぞれの軸について表を作って評価しました。
このやり方で、自分の選ぶべき道が客観的に判断できたと思います。
結果的に、「ヨクバリバリバリ」な揚羽は、僕にぴったりの企業だと感じています!
Chapter.3:楽しみで仕方がないこれからの未来
―全知全能になりたいという思いは、今も昔も変わらない九鬼くん。
揚羽では、どのように過ごしていきたいですか?
全知全能になるためには、「知識・知見を増やすこと」と、「能力を上げること」が必要です。そのためにも揚羽の環境を最大限に活かし、いろんな人と話したり、いろんな仕事に関わったりしていきたいと思っています。
―環境を最大限に活かす、というのは良いことですね!
そのためには、どんなことをしようと思っていますか?
まず、「積極的に手を挙げること」が大事だと考えています。
「チャンスの女神には後ろ髪はない」という言葉もあるように、待っているだけでは機会を逃してしまいます。チャンスがあればすぐに手を挙げて挑戦すること、できれば自らチャンスがないか探しにいくことを心がけたいです!
また、「プライドを捨てて助けを求めること」も大切だと思っています。
僕は人生23年目に突入しますが、社会人としては1年目です。わからないことに知ったかぶりをせず、素直に「教えてください!」とにこやかに言えるような新人になりたいと思います!
―とても愛される後輩になりそうな予感がします!
最後に、これからどのような人になりたいか教えてください。
あらゆる知識・知見を増やし、あらゆる能力を上げたい。
そして、誰からも必要とされるような、「全知全能」な人になりたいです!
高校生時代に、自分は「器用貧乏だ」と挫折を味わいました。でも最後には、「器用大富豪」になっていたいと思います!
そして最終的には、何らかの「作品」をつくりたいと考えています。自分が「この地球に残したい」と思ったもの。それが音楽なのか、漫画なのか、はたまた建造物なのか…。何かはわかりませんが、何かをつくりたいです。自分自身でも、それが何になるのか楽しみです!
人間は、誰しもが特別な才能を秘めていると思います。
そして、それを「努力」で磨いた者が得ることができるのが「特殊能力」なのだとしたら、私は全てのスキルを磨いて、「全知全能のコピー能力者」になろうと思います。それは大変な努力をしなければならない茨の道だけど、一番楽しい道だと僕は思います!
―九鬼くんの生まれ持った才能が磨かれ、「全知全能のコピー能力」になる、と。
これから、活躍してくれるのが楽しみです!