こんにちは!Sansan株式会社インサイドセールス部門採用チームの相馬です。
灼けつくような暑さが続きますが、Sansan株式会社のインサイドセールスチームには太陽よりもアツいメンバーたちが、新たな一員として次々とジョインしてくれています。
そこで今回は、新型コロナウイルスの流行による社会や経済の混乱の最中に、勇気を持ってSansanのインサイドセールスへ入社を決断したメンバーにインタビューを行いました。
「クライアントから選ばれる営業パーソンになること」を目指し、新卒で旅行事業業界へ飛び込んだ仲野俊也は、5年間官公庁営業を担当し実績を積み上げてきました。
そんな彼がこのタイミングでSansan株式会社への入社を決意した理由とは。
Sansan株式会社 Sansan事業部 セールスディベロップメント部 RDRグループ 仲野俊也
前職の入社動機は「クライアントから選ばれる営業パーソンになること」だった。
ー 前職である旅行事業会社では、どのような業務を担当されていたのでしょうか?
仲野:新卒入社から5年間、国や自治体をクライアントとした、公共領域案件の営業を行っておりました。
ー 新卒入社とのことでしたが、どのような思いで入社されたのでしょうか。
仲野:旅行という商品は、その商品自体では差別化がほぼできないものであるため、個人の営業力が試されると感じました。
そう言った商材を売る経験を積むことで、クライアントの潜在的ニーズのヒアリング力、提案力、ホスピタリティ等のポータブルスキルが身につくだろう、という考えから入社しました。もともと旅行が好きという動機で入社した同僚が多い中、特異な入社動機だったことを覚えています。
また、上記の入社動機の通り、数年後に転職をすることを前提とした1社目の選択でした。
ー その選択通り、3年目になるタイミングで転職活動をされたということですが......
仲野:ちょうど前職の仕事にある程度慣れ始め成果も出していたものの、入社動機である「選ばれる」営業スタイルと実際の働き方にギャップを感じていた頃でもありました。「クライアントに価値を提供できている」と自負はしていたものの、公共案件はリードタイムが長く、きちんとクライアントから評価されているか、実感しづらかったためです。
そのような中、より自分が成長できる環境を求めて転職活動を始めることとなりました。
入社の時点から転職を前提にしていたのも「いつ転職をするのが最も自分を高く売れるのか」という思考があったんだろうと今になって感じます。
その中途半端さが、Sansanの入社を辞退することにつながりました。
一度目の転職活動、Sansanに内定が決まるが入社を辞退した。
仲野:一度目の転職活動を行う中で、Sansanから無事内定をいただきました。
時を同じくして入社時から携わっていた東京オリンピック案件の大型受注が決まりました。
いざ進路の選択を迫られ、熟考した際に前職の入社動機であった「クライアントから選ばれる営業パーソン」に自分がなれたと胸を張って言えるのか、もうやり残したことはないのか、と疑問に思いました。
加えて、そのオリンピックの案件が「クライアントから選ばれた」手ごたえのある一番の案件だった事も要因としてあります。「仲野さんが手がけてくれるなら」と言って高額な仕事を発注してくれるクライアントを振り切れるほど、当時の私は転職やSansanに入社する事に真剣に向き合ってなかったのだと思います。
「この案件を成功させるまでは退職する事はできない!」と腹をくくり前職に残留する事を選択しました。
一度目の入社辞退から大きく変わった仕事に向き合う姿勢
ー 前職に残ることを決めてから、仲野さんの中で大きな変化はありましたか?
仲野:仕事に向き合う姿勢が大きく変わった事を自覚しています。覚悟が決まった、と言いますか。
以前は上述の通りずっと打算的に仕事をしていた自分がいましたが、自分を選んでくれたクライアントの期待に応えるために「自分には何が出来るのか」ということを最優先に考えるようになり、よりクライアントの側に立って自分が価値を提供するのだという意識で仕事をするようになりました。
それからは自分の成長のためにクライアントに良い提案をする、のではなく自分がクライアントに提供できる価値に向き合うことが結果として自己成長につながるということを実感できた2年間でした。
もし仕事へのマインドが変わらないまま、辞退をせず2年前Sansanの入社決断していたとしても、すぐ音を上げていたのではないかと思います。
新型コロナウイルス流行を機に、再び転職活動を始める
ー 改めてSansanの門を叩くことになったきっかけを教えてください。
仲野:きっかけは新型コロナウイルスの流行により、向き合い続けてきたオリンピック案件が中止となったことです。
その後も案件の中止が次々と決まり、会社は計画休業となりました。その時の感情は当然「生活が出来なくなる」というのもありましたが、せっかく働き盛りの自分の体力や仕事に向かう姿勢がポジティブなのに、それをぶつける先がなくなってしまう事への焦りでした。
転職活動を始めた動機としては、たとえで「出場機会を奪われたプロスポーツ選手が活躍の場を求めて移籍するようなもの」とよく言っていました。
Sansanを再度志望した一番の理由は、より仕事に没頭できる環境であると期待した事が一番大きいです。
打算的な動機から入社した前職でしたが、仕事を通して自分の介在価値を見つけ、成長する事はできたという実感はありました。
次は自分が心の底から価値を感じている企業に入社して、自分への嘘が一切ない環境で働きたかった、というのがあります。
新しい価値観を世の中に提供しているSansanと、そこで働く人への憧れは常にありました。
正直、前職への残留を選んでからも、SansanのmimiやTwitter、juiceのInstagram等はフォローしてましたし、純粋にSansanという企業のファンでした。
※mimi(Sansanで働くメンバーのインタビューや社内制度の紹介、会社のニュースや社員によるコラムなど掲載)、juice(Sansanに所属するクリエイターが発信するInstagram)
この2年間で成長した自分を見てほしかった
ー 2年前とは動機がまったく違いますね。
仲野:そうですね。
前職への残留を決めて以降、仕事に没頭して自分が発揮できる価値に向き合った事や、それによってオリンピック案件以外にも成功体験を積んだ事を評価してほしいという思いがありました。
正直、絶対に書類選考で不合格になると思っていましたが、一度会ってみたいと人事から場をセッティングしていただき、この2年弱どうしていたかという観点を中心に説明する機会をもらいました。
面接では、どう仕事に向き合ってきたか、むしろSansanの入社を辞退してから仕事に対する姿勢が変わった事などを話しました。
ー コロナ禍のタイミングで転職活動をしていたこと、Sansanに入社を決めることについて不安がなかったか、率直な当時の気持ちを教えてください。
仲野:不安はありました。
「周囲からはこのタイミングでの転職は無謀だ。今転職して良い条件の仕事が見つかるわけがない」と何度か言われました。しかし、前職の業界の未来を予測した時に、今リスクを取って環境を変えないことが一番のリスクだと直感したので、自分を信じて転職活動は続けました。
逆に良かったこともあります。選考を受けたどの企業も全てオンライン面接だった為、今回の転職活動では直接企業に訪問する機会は一切なかったのですが、多くの企業が転職者との意向のすり合わせに積極的だったことです。
一度入社辞退をしたSansan。今の率直な気持ち
仲野:いま一番充実している体力やスキルを全部仕事に詰め込んでやろうと思っています。
Sansanを志望した動機の通り、Sansanという企業にも、提供する価値・サービスにも心の底から価値を感じています。憧れていた企業に遂に入社した、という感覚です。毎日スポンジのように色んな事を吸収できており、とにかく仕事に没頭しています。ワクワクしています。もし全く通用しなかったとしても、自分に嘘がつけない環境に身を置いたので逃げ場がありませんが、今の自分なら正面から受け止めて成長につなげる様にポジティブに変換出来ると思います。
ー Sansanで働くことにギャップはありましたか?
仲野:Sansanで働くことにギャップはありません。社員全員が仕事にのめり込んで集中しており、モチベーションも高いです。
しかも、新人の私のロープレに時間を惜しむことなく付き合ってくれたり、チームで仕事をする意識も強いことを感じました。また、強みにフォーカスしてポジティブな意見交換が常に行われているカルチャーなので、安心して仕事に臨める環境です。
仲野:一度の入社辞退を経てもSansanに採用された事は、意図があっての事だと感じています。
自分がなぜ採用されたか、どんな活躍が自分に求められているか、Sansanにどんな影響を与える事が自分のミッションなのかを日々探して業務に臨もうと思っています。
ー 転職活動をしているみなさまに向けて一言お願いします。
仲野:このコロナ禍の社会で、決断をするのは勇気のいることだと思います。でも、こんな時だからこそ、周囲の声や風潮ではなく、自分自身の価値観や判断に従って意思決定をしてほしいです。自分自身の意思で踏み出した一歩には、うまくいってもいかなくても価値があります。
転職はリスクだと感じる人もいるとは思いますが、少なくとも私は新しい一歩を踏み出して後悔はありません。
僕で良ければ、いつでもお話させていただきます!ぜひ、Sansanで一緒に働きましょう!
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