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必読書!IT業界のトラブル対処法

理不尽上司にホワイト職場は作れない

IT職場のトラブル対処

著者:社会保険労務士 杉本一裕

というビジネス本を読みました。

この本を読んだきっかけは会社とエンジニアさんがトラブルにならないようにするにはどうしたらいいのか?

どのようなことでトラブルになるのか?を知りたくて読んでみました。

質問形式なので読みやすかったです。



【採用、人事異動に関するトラブル】

【質問】

中途採用に応募したITエンジニアに不採用の理由を教えるべきか?

42歳の転職活動中のITエンジニアです。面接は好感触でしたが結果が不採用でした。理由が知りたく連絡しましたが、回答してもらえませんでした。

【結論】

会社に不採用の理由を回答する義務はない。

不採用の理由はさまざまです。面接官による違いも、過去の実績、未来の期待値、人柄なども含めて多数ある。理由を応募者に伝える必要はない。

とのことなので万が一、不採用という結果がでたとしても「不採用の理由」よりも「次に行こう」という前向きな考え方が大事ですね。


【質問】

プロジェクトリーダーと仲が悪いからという理由で転勤命令を出せるのか?

プロジェクトリーダーと性格的にあわなく、よく口論になります。先日、転勤命令が言い渡されたのですが転勤はいやです。こんな理由で転勤させていいのでしょうか?

【結論】

仲が悪い、嫌いという理由での転勤は合理性がないため難しい。

感情的な理由による転勤は認められない。

ただ、嫌いだから転勤させると説明する上司はいないはずです。

転勤させられない場合もあります。勤務地を限定している場合です。労働契約書に転勤はないと明記している、あるいは社内制度上で勤務地限定職がこのケースにあてはまります。

また、介護が必要な家族がいて同居が必要である。重い持病があり専門的な病院が限られているなどの理由の際も転勤は考慮する必要があります。


【労働時間に関するトラブル】

【質問】

日帰り出張で新大阪に午後9時に戻りました移動時間は残業扱いにならないのか?

月に2回ほど早朝に出発して新大阪に戻るのは午後9時。勤務終了時間を9時と記載したところ移動時間は残業にならない。と指摘されました。

移動時間は労働時間にならないのでしょうか?


【結論】

原則、移動時間は労働にならない。通勤時間と同じだと考えてください。

仮に土曜日曜(休日移動)に移動したとしても同じです。

出張が多く帰宅が遅く方は出張費の確認をした方がいいかもですね。一回の出張費を〇〇円出している会社もあるようですが月に何度も遠出すると身体への負担も多いのでせめて出張費がもらえるといいですね。

ちなみに僕は月に15日以上は出張させられていましたが出張費はなかったです( *´艸`)


【質問】

月20日間160時間勤務が前提の要員計画で残業が常態化している。

平日残業、休日出勤も多くなり残業続きの状態です。こんな状況はおかしいのではないか?


【結論】

残念ながら1日8時間、月20日で160時間労働が前提としています。順調なプロジェクトであったとしても必ず残業が発生します。

残業なしというプロジェクトに参賀するには1人月130時間程度での要員計画が妥当である。

参賀する前に詳細の確認が必要ってことですね。

たしかに細かい部分だと参賀してからってこともあるのかも知れませんが残業は非常に大事な要素です。

しっかり事前に確認することで現場とのトラブル回避をおススメします。


【休憩や有給休暇に関するトラブル】


【質問】

上司の独断で有給休暇の取得を一か月間も禁止できるのか?


【結論】

有給休暇を取得する権利は法律で守られています。

原則は自分が休みたいときに取得できます。しかし、会社で定めたルールに従う必要もあります。有給休暇の申請は10日間前には提出するなどです。

まずは、有給休暇の会社ルールを確認したほうですが原則、年間5日間は自由な日程で有給休暇を取得することが可能です。ただ、いつまでに報告してください。という社内ルールは会社によって異なるため、

所属会社に有給休暇の社内ルールを確認してみてください。



【質問】

システム本番稼働前で休むことができない。余る有給休暇を買い取ってもらえないのか?


【結論】

原則、有給休暇を買い取ることは禁止されている。

買取りを認めてしまうと有給休暇を取得する権利を阻害することになりかねない。

取得予定の有給休暇を買取るから休暇は認めないという会社が現れないようにするためです。

退職時に有給休暇を買い取る会社がありますが、義務ではありませんので誤解しないでください。


【テレワーク、フレックスタイム制など勤務体制に関するトラブル】


【質問】

さぼったことがバレて厳しく管理されているが毎日テレワークに戻したい。

以前は毎日テレワークしていましたが最近では週2日テレワークで残りは出社しています。就業中のプライベート外出がばれたからです。

【結論】

信頼回復までには時間がかかります。

テレワーク環境ではプライベート外出、昼寝、入浴などさぼるひとはでているようです。IT会社の多くは作業効率化、監視目的のソフトがインストールして管理しているようです。メンバーの在籍、離籍状況を把握でき作業時間まで確認することができるそうです。

怪しいというメンバーがある際はこまめに確認チェックする必要がありそうです。

リモートでのトラブルは多いようですね。中には業務中にお酒を飲んでいるという話も聞いたことがあります。

信頼関係を回復するためには業務以上の仕事をこなしたり、小まめに報告を行ったり改善できることはしたほうがいいかもですね。


【人事制度や賃金制度への疑問】


【質問】

エンジニアの職務違いは曖昧なのにジョブ型制度を導入する意味が不明です。

新人事制度として「ジョブ型雇用」を導入する予定です。説明資料にはジョブ型雇用、ジョブ(職務)定義書、職務給といった言葉が並んでいます。

ジョブ型雇用の意味を教えてください。


【結論】

ジョブ型雇用は職務に人を紐づけて雇います。雇ったあとで適性を考慮しながら職務や職種を考えるものではない。

キャリア重視の契約社員を雇うイメージをすると理解しやすいでしょう。

一方で正社員のエンジニアはジョブ型雇用のイメージが持ちづらいかもしれません。

入社してから経験に応じてエンジニアという職種の中で職務変更があるからです。

例えば設計主体のエンジニア、テクニカルやネットワーク支援のエンジニア、プロジェクトマネージャー職への職務変更です。

ジョブ型雇用によって職務給制度に変わるという理解でいいでしょう。これは人ではなく職務と給与をひもづける賃金制度です年齢や勤続年数といった属人的な給与体系ではありません。年齢、勤続年数に加え企業への貢献度によるブラックボックス的な加給調整はなくなります。日本の雇用形態の年功序列からの脱却と捉えることができます。そのためジョブ型雇用は理にかなっていると思います。


ジョブ型雇用とは「職種」「職務」の限定職になります。企業側は本人の同意なく変更はできない。ドライバーの例をとると一目瞭然です。ドライバーとして雇用された社員が運転免許証の取り消しをされて仕事ができなくなったときは解雇、退職勧奨もありえます。

ドライバーや薬剤師、看護師などのように職業免許によって限定した採用は昔からジョブ型雇用と言えます。


【退職や転職に関するトラブル】


【質問】

取引会社間での勧誘は禁止だ、業界ルール違反だ。という上司に納得できない。

常駐先の大手IT企業に転職したく応募する予定です。

常駐先の上司にも相談したうえで自社の上司に報告をしました。

ところが自社の上司は憤慨し常駐先にクレームを入れるとまで言われ納得できません。


【結論】

会社間で禁止となっていても関係ないです。

IT企業ではシステム開発、保守サービスなどで自社のエンジニアが発注元のIT企業やユーザー部門に常駐することがあります。

こうした仕事をするときは会社間でSES契約、出向契約、派遣労働基本契約などを交わします。

優秀なエンジニアなら常駐先で認められ転職とった構図はありえることです。

とはいえ優秀なエンジニアの流出を防ぐために契約書には勧誘、引き抜きを禁止する条項を入れることがあります。こうすることで転職(流出)にブレーキをかけようというのです。

しかし、会社間での取り決めであって本人には関係ないです。応募は自由です。

職業選択の自由があるのです。


会社とエンジニアさんがトラブルになったケースを質問形式で回答している本です。非常に学びが多かったので是非、一度ご覧になるといいと思います。







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