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宿泊業界の専門用語①

Photo by Markus Spiske on Unsplash

皆さん、こんにちは!

LPMバックオフィスです!!


本日は、宿泊業界の専門用語について、いくつかご紹介させていただきたいと思います!

さて、なぜ今になって急にこのような記事を書くに至ったかと言いますと、

私がLPMに入って半年と少しが経ったのですが、未経験の私が入ってすぐに様々な用語を耳にするものの、何のことか全くわからす、戸惑ったからです。

なので、本日は、宿泊業界に勤める方々なら1度は聞いたことがあるであろう用語をいくつかご紹介させていただきます!!!


目次

  • ① OTA (Online Travel Agency)

  • ② ADR (Average Daily Rate)

  • ③ OCC (Occupancy rate)

  • ④ ReVPAR (Revenue per available room)

  • まとめ


① OTA (Online Travel Agency)


まず1つ目は、OTA です!

OTA (Online Travel Agency) は私が最初に ? が浮かんだ言葉でした(笑)

OTA(オーティーエー)という略称を耳にしただけでは中々ピンとこなかったのですが、

先輩にOTAは”Online Travel Agency” の略称で”オンライン旅行代理店” という意味だと

教えていただいて理解することが出来ました。

具体的な例を挙げるともっと分かり易いと思うのですが、

Booking.com Adoda Expedia Yahoo Travel ...etc. などの

オンライン上で、宿泊施設旅券ネット予約を取ることができるWEBサイト(会社)の総称を指します。


② ADR (Average Daily Rate)

2つ目は、ADR です!

ADR (Average Daily Rate) : 平均客室単価 は、日本語に訳すと分かり易いですね!

宿泊業界や飲食業界でも使われる1日当たりの1組の平均客単価を示す指標です。


業界における業績評価指標の1つであり、

客室稼働率OCC)他の指標を組み合わせることで、部屋毎の収益性を算出することができる為、

ホテルを始めとする宿泊施設のパフォーマンスを計測するために利用されています。

また、ADRはホテルの過去の実績、他のホテルとの比較等、部屋の相対的なパフォーマンスを測るための尺度としても利用できます。


このように、ADRは宿泊業界において、自社・他社を分析するための最も基本的で、かつ重要な指標であると言えます。


ちなみに、ADRの計算式は

ADR = 客室全体の売上高 ÷ 販売客室  です!



③ OCC (Occupancy rate)

3つ目は、OCC です!

OCC (Occupancy rate) : 稼働率 は、ホテルやビル、地域などの利用率を示す数値のことです。

宿泊業界では、客室稼働率としてよく使われています。


前述のADRと組み合わせて使うことにより、ホテルの売上を計算できるだけでなく、

不動産投資において、キャッシュフローの予測やその物件の収益性などを知る手掛かりとなり、投資先を見極める基準の1つとなる、重要な指標の1つです。


ホテルなどの客室稼働率は実際に利用された客室数を販売可能なすべての客室数で割って算出します。

OCC の計算式は次の通りです!


稼働率 = 利用された客室数 ÷ 販売可能な全客室数


④ ReVPAR (Revenue per available room)


ReVPAR とは、”Revenue per available room” の略語で、

「販売可能な客室1室あたりの収益」を意味しています。

一般的にホテル業界などの財務パフォーマンスを計る指標として使われる専門用語の1つです。


客室価格やその稼働率から換算するもので、経営状態を判断するための重要な基準の1つと考えられています。

というのも、RevPAR客室単価(ADR)稼働率(OCC)から換算するもので、

RevPARを見ればホテルに、どの程度の収益性があるかを大まかに把握することができるだけでなく、

どれほど改善の余地があるかを知る手立てにもなるからです。

計算式は、RevPAR =1日当たりの平均客室単価 (ADR) × 稼働率(OCC)で算出することが出来ます。


では、ここで例として、Aホテルの四半期のRevPARを計算してみましょう。

例)Aホテル

客室数:100室

平均客室単価:1万円

平均稼働率:75%

四半期の営業日数:90日     だとすると、


1日当たりの平均客室単価 (ADR) × 稼働率(OCC)= RevPAR なので、

        1万円     ×  75%    = 7,500円

AホテルのRevPAR7,500円となります。


実は、RevPAR はADR と OCC が分からなくても、

総売上(一定期間内の収益)と、客室数(同じ期間の販売可能客室数)が分かっていれば、

総売上 ÷ 客室数 で計算することが出来ます。


この期間の総売上(一定期間内の収益)は、

一日当たりの収益 × 営業日数 = 総売上

(100室 × 1万円 × 75%)× 90日 = 67,500,000円


そして、客室数(同じ期間の販売可能客室数)

客室数 × 四半期の営業日数

100室 × 90日 = 9,000室


この、総売上:67,500,000円 と 販売可能客室数:9,000室 のみの情報しかなかった場合に

総売上 ÷ 客室数 で、RevPARを算出すると、

67,500,000円 ÷ 9,000室 = 7,500円  となります。


ADR × OCC で計算した場合と一致しましたね!


ただ、自社の ADR と OCC が分からないということは無いはずですので、

2つ目の計算方法は、競合他社のRevPARを概算したい場合に使えそうと言った感じですね。


ここで注意すべき点は、RevPARは客室1室ベースで計算するものであるということです。

つまり、RevPAR収益性の高さの指標ではありますが、必ずしもRevPARが高いホテルの方が実収益が高くなるわけではないということです。


例えば、

AホテルのRevPARがBホテルよりも高かったとしても、

Bホテルがより多くの客室を有しているとすれば、全体の収益はAホテルのほうが少なくなります。


例えば、(稼働率は同じくらいだと仮定します)

Aホテル RevPAR : 12,000円 / Bホテル RevPAR : 10,000円 だったとしても、

Aホテルの客室数:20室   / Bホテルの客室数:30室 の場合だと

一日の各ホテルの総売上着地予想(RevPAR × 客室数)は


Aホテル 12,000 × 20 = 240,000円

Bホテル 10,000 × 30 = 300,000円 


となるので、RevPARでは劣る Bホテルの方が、ホテル全体としては収益が高いと言えます。

(※実際には様々な要素が絡むので、ここまで単純ではありませんが、あくまで指標として、、。)


まとめ

以上、私が入社してからの半年間で勉強して覚えた宿泊業界の用語でした!

(ただ勉強したことを言いたかっただけではありませんよ!)


LPMでは、本日紹介させていただいたこれらの用語や指標を用いて、

日々、施設を運営して、お客様に適切な価格でお部屋を提供しながらも

組織の売上の最大化を図ることで、最大多数の最大幸福を目指しています!



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