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Helpfeelならできるよ?情シス/バックオフィスのフルリモートワーク

この記事は過去反響が多かった記事を転載しております。一部掲載当時とは状況が異なる箇所がございますのでその点ご了承ください。原文はこちらのサイトに掲載しております。


こんにちは、コーポレートIT担当のMです。

今回は私の入社エントリです。情シスとしてコロナ禍の転職活動でよく言われたこと、そしてそこから感じたこと、そしてHelpfeelという会社に入って思ったことなどをつらつらと書きなぐってみたいと思います。文才はありませんので、脈略無くなるのはあらかじめご了承ください。

※情報システム部門やコーポレートITは企業によって呼び名が多岐にわたるため、この記事ではまとめて職務名を「情報システム部門」「情シス」、人のことを「メンバー」と記載させていただきます。


転職活動の中でうんざりしてしまったもの

さて… 情シスをしている私が、転職活動中にカジュアル面談や面接で「とある質問」をすると、8〜9割は次のように言われました。「うちはコロナが落ち着いたら出勤です。」「情シスは、基本的にリモート勤務は無理ですねぇ。みな出勤しています。」などなど…

質問した内容は、「在宅勤務、または出社と在宅のハイブリッド勤務は可能か」というものです。
コロナ禍が始まってそろそろ丸3年だというのに、このような「情シスや事務方は出勤」というバックオフィス系のあるあるに少々うんざりしていました。

本当に「無理」「難しい」「できない」「やれない」ことなのだろうか。

全国の情報システム部門に所属しているメンバーが日々ワイワイと情報を交換し合ったり、冗談やネタを並べたりする「情シスSlack」のコミュニティ内では、実際のところ、このコロナ禍以降、フルタイム勤務で対応しているメンバーもいるし、実際その数はしだいに増えてきている。

ことは、経営者(経営層やマネジメント層の場合もあるだろう。これらを含めて)の考え一つなのだろうと思っています。

こてこての昭和生まれの私ですが、昔から非常に疑問なことがありました。それは「通勤時間はなぜ就業時間として扱われないのか?」ということ。

法律が、とか、社会通念がどうとか、その他のあれやこれやそういうのは割愛しますが、この「通勤時間」とその前の準備という時間が一番無駄なことにずっと疑問を持っていました。15年以上前に勤めていた会社は、今の世の中と違い、残業時間は〇百時間なんて当たり前で、毎年繁忙期のたびに、2か月近く自宅に帰れない事態も発生していました。たまに早く終わっても「他の人が残っているのだから先に帰るとは何事か!」という、現代においてはおとぎ話化(勝手にそう思っている)されているようなことが当たり前にまかり通っていた時代だったのです。だから残業で夜半を回ることがほぼ毎日発生していたときは、「通勤時間が勤務時間にならないなら帰宅は無駄じゃないか?」となり、結果2か月近くも自宅に帰宅せずという事象が実現してしまっていました。(本気で自宅住所を会社にしてやろうと考えたことがあった… )

あの頃と違い、自宅でも高速なインターネット環境を手軽に、そして当たり前のように持てる世の中になりました。会社が保有する情報資源へのアクセス方法の構築や、その制御などを人の手に依らずにコントロールするようにしていけばセキュリティは担保されるし、物理的にもネットワーク的にも箱庭の閉じられた空間で業務を行うことは、もう前時代的な環境だと理解しなければならない。同じ空間に実在していないとマネジメントできないとか言っている人が世の中にはいるようだけれど、そろそろ考えを改めてもらいたい。

同期コミュニケーション(リアルタイムのコミュニケーション)「だけ」を重要視する時代はもう終わり。非同期コミュニケーションも織り交ぜて、両方がうまく活用されたコミュニケーションを進められる組織がもっと当たり前になればと思う。

Helpfeelで感じた、他にない働き方

その点、Helpfeelはこの同期・非同期のコミュニケーションがうまく組織で動いていると感じています。特に、自社プロダクトのScrapboxを利用したやり取りは、同期・非同期だけではなく、全てのやり取りをナレッジとして残せることで、過去の経緯なども含めた全体像を日の浅いメンバーでも把握し易いという利点があってすごいと思っています。(私自身はまだまだ操作慣れや環境慣れが必要ですが… orz)このすごさには本当にびっくりしていて、入社1か月とちょっとの私は、とにかくこのアウトプット量とそれに連なる議論の多さに日々溺れております。(窒息注意!w)

一人情シスをしていると、新しい職場に入ったらまず現状把握から入ります。その確認作業は膨大で、大半はドキュメントが存在せず、属人化され、その人もすでにおらず、ベンダーも連絡先が不明で担当者もわからない。こんなことはわりと日常茶飯事で、考古学者よろしく、日々、過去の大いなる遺産(?)の中から情報を発掘することから始まることがほとんどで、全てではないにせよ、これらの大半に対応してからようやくスタートラインに立てるという状況がこれまでの常でした。Helpfeelではそのハードルがこれまでに比べると格段に低く、最初から一定程度の企画を考える余裕があることは、非常に大きな差があると思っています。

入社時オンボーディングで体験でHelpfeelの1従業員としてではなく、1ユーザーとしてHelpfeelのプロダクトに触れたときにそれぞれがすごく魅力あるプロダクトだと感じ、これが上述の差を生んでいるのだろうと思いました。

情シスとしては、社内ユーザー向けにかなり高頻度で操作マニュアルや説明資料を作成する機会があります。それらに利用した画像は、更新が必要だった場合に差し替えたりしやすくするために、全ての画像を階層式に保存していました。更新が発生したら、都度、マニュアル内の画像を差し替え、さらに保存していた画像も差し替えるという二度手間の運用をせざる得ない状況でした。オンボーディングで Gyazoを実際使ったときには、「あー、あの頃にこれの存在知っていたらもっと楽だったろうなぁ…」と正直思ってしまいました。

Scrapboxについては、先に記載していますのでこの場では割愛します。

Helpfeelについては、この会社に入った理由の一つともいえるかもしれません。応募させていただく際に、会社サイトを事前に見るのですが、私が以前に勤めていた会社で、もし私がいるときに導入できていたのなら、また違った今があるかもしれないとすら思いました。


あの時知っていればと思わせるHelpfeelの魅力

私が以前に勤めていた会社では、グループ全社員が概ね4000名を超え、その問い合わせに日々2〜3名の情シスメンバーで対応していました。特に私はその矢面に立っていたこともあり、問い合わせが重なると日に100件以上の電話、数十通のメールに毎日押しつぶされ、他のことが全くできずに過ごしていました。チャットボットなどの導入も当然検討しましたが、回答を導くための質問の仕方に一定程度の作法が必要で、現場の方々がユーザーフレンドリーに利用できないことが大きな障害でした。(何社も検討したわけではないので他に良いものもあったかもしれませんが…)

質問に柔軟に対応する幅のあるこのプロダクトを、本当にもっと早く知っていれば…と思うばかりです。


私は、今まで情シスとして関わってきた自社の商品やプロダクトなどについてあまり深い関心を持たないようにしてきました(そこは関心持てよ!と言われそうですが… w)。
商品やプロダクトを売る側ではないので、そこを切り離して逆に客観的に見ていたい、という自分の志向があり、自社のものに対して1ユーザーとして内から直接意見を言うというスタンスをとってきました。カスタマーセンターなどへの意見にあまり耳を傾けない企業を見てきた経験から「意外と内からなら話を通しやすい。取り合ってくれる。」という感触を感じていたからです。


おわりに

そんな私が、今回は「自分事」にできるプロダクトに出会い、そしてそれを取り扱うHelpfeelで過ごしています。今後のHelpfeelの成長と行く末が楽しみであると同時に、そこに自分も大いに関わり合いながら、新たなステージに向かうこの会社の日々徒然を楽しみながら皆さんと一緒に歩んでいきたいと思っています。

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